みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

「レイルウェイ」観ました。

2015-03-28 16:00:00 | 洋画
2013年:豪・英。 監督:ジョナサン・テプリツキー。 WOWOW録画。
太平洋戦争時に日本軍のシンガポール占領の後、英軍人に対して非常に過酷な扱いを
していたことは断片的な知識として自分にもあります。
泰緬鉄道の建設に関わらせたのもその一環で、過酷な労働のため多数の犠牲者が出た
と聞きます。
今でも英国系の人たちの中に強烈に日本を憎む層が存在するのは、このときの後遺症
とも言われています。

 
英国内を鉄道で旅行。 すぐに親しくなる二人。             結婚までの期間は短かった。

 
ローマクス氏は強烈な戦争のトラウマに悩んでいた。          夫の苦しみを理解したい。 だが当時の事情を知る友人の口は重い。

そんな折、当時の日本軍通訳=永瀬氏が今もタイに居ることを知る。
悩んだ挙句、結局は直接彼と会うことを決意する。

 
捕虜として鉄道建設の現場に送られる。 過酷な労働。          スパイ容疑で拷問(水責め)を受ける。

戦争の大きな渦の中で、似たような経緯を心の中に持つ人は多くいらっしゃることでしょう。
ですが、この映画のように一応の和解を見た例はむしろ稀なことと思います。
「戦争は悪。しないに越したことは無い」と口で言うのは簡単。
にもかかわらず、人間は戦争を繰り返してしまう生き物でもあります。