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みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

『マダム・マロリーと魔法のスパイス』観ました。

2016-02-10 16:00:00 | 洋画
2014年:米ドリームワークス。 監督:ラッセ・ハルストレム。 WOWOWからの録画。
何となく録画した映画でしたが、スピルバーグ製作、ハルストレム監督の
名前を見つけてビックリ。こりゃ~期待できるかな?との思いで視聴しました。

 
暴徒たちはレストランを襲撃。           店内は全焼。 母親は亡くなる。

インド・ムンバイでレストランを家族経営していたカダム一家。それなりに順調だった。
だが不運にも政治的な暴動に巻き込まれ店は全壊、その土地ではやっていけなくなる。

 
フランスまで流れてきた一家。           車が故障。 何とか修理工場まで押していく(^^;

欧州じゅうを巡って、最後にフランスに流れてきたカダム一家。
オンボロ車はここでとうとう故障で動かなくなる。
そこにたまたま通りかかって救いの手をのべる親切な女性マルガリータ。
汗だくになって修理工場まで一家総出で車を押していく。
「部品を取り寄せる時間がかかるので、直るのは明日」。
そのために、その日は民宿に一泊することになる。

 
その町で適当な売り物件を見つける。        良い条件の物件だけに高そうだ。

何気に夜の町を散歩して、好条件の売り物件を見つけるカダム氏。
家族がどう反対しようと頑として買うことに決める。
物件を管理している女性=マロリー夫人と交渉の第一歩。相手はなかなか手ごわそうだ。

 
不利な事実がいろいろ耳に入ってくる。       たかがカレー屋と見くびるマロリー夫人。

父親は自分の意志を通して、とうとう契約成立。
しかし有りがちなことだが、契約が済み、高額の代金を払ったあとになって
初めて色々と不利な情報が入ってくる。(^^;
真向かいのフレンチレストランはミシュランの星一つの名店。
オーナーはあのマロリー夫人。
なんと大統領さえときどき食べにくるという。これでは可なり厳しそうだ。
物件のかつての持主は、競争に負けた結果店を畳んでパリに移ってしまったというのが真相。
さて開店日の前日、マロリー夫人が偵察にやってくる。
「どうせカレーでしょ」と、こちらを見下して相手にしないような素振りだった割には、
メニューに必要な食材をすべて先回りして買い占めてしまうというエゲツなさ。
だがこれでカダム一家のハートに火がついた。
あんな女に負けてたまるか!

全体に良く計算されたストーリー構成で、観ていて全くダレませんね。
ちょっとやり過ぎの感もありますが、まあ流石はスピルバーグってなものです。
ラストも”やっぱりそう来たか”ですが、別段それで不満を感じさせない辺りは
手練のワザという印象を受けました。

『ピクセル 3D』観ました。

2016-02-06 16:00:00 | 洋画
2015年:米コロンビア。 監督:クリス・コロンバス。 セルBDにて視聴。
前評判は良かったんですが、実際に観るとやや期待はずれの感が(^^;
特にドラマとしての部分が薄っぺらに感じてしまいました。
おととい観た『遠い空のむこうに』がドラマとして素晴らしかっただけに
つい比べてしまいますね~。
この映画は、割り切ってアトラクションとして観るしかないって感じでした。

 
ゲームおたくのサム㊧。優勝者はエディ㊨。     国民に人気のないウィル大統領。

少年の頃はゲームおたくとして抜群の腕前を誇っていたサム。
しかしチャンピオン決定戦ではエディに破れて残念ながら優勝を逃す。
それから多くの時間が過ぎた。
大人になったサムは電気製品の商売でなんとか毎日を暮らしていた。
いくらゲームの達人でも実社会では何の役にも立たない能力だ。
子どもの頃いっしょに遊んだゲーム下手のウィルは何と今では大統領。
いまでも友だちとして接してくれ、タメ口をきき合う仲だ。
国民からの人気はイマイチのようだが(^^;

 
宇宙からの侵略者ギャラガがグァム基地を襲う。   友人ラドローは自前の情報網からグァム基地の壊滅を知る。

そんなある日、グァムの米軍基地が突然攻撃され、壊滅の憂き目に。
個人的な情報ルートを通してそのことをいちはやく知ったサムの友人ラドロー。
更に「次の標的はインドでは?」と推測し、事実その通りになる。
デート中のカップルの目の前で壊滅するタージマハール。
サムとラドローはともにウィル大統領にじかに会って善後策を協議するが
大統領周囲のブレーン、特に軍人たちはサムたちを頭から馬鹿にして信用しない。

 
顧客の女性となりゆきで顔見知りとなる。      ラドローの推測通り、次はインドが標的になる。

そのブレーンの中に一人だけ例外がいた。ヴァイオレット中佐だ。
電気製品設置のため彼女の家を訪問した際に、顔見知りになった仲だ。
じょじょに彼女とは親しくなっていきます。

 
インベーダーどもを光線銃で退治。         あらゆる建物・車を喰いつくすパックマン。

そうこうするうちに、いよいよ米本国を攻撃してくるギャラガ軍。
昔さんざんやったインベーダーゲームの要領で敵をカッコよく退治するサムとラドロー。
それに引き換え、偉そうなことを言っていた軍人たちは手も足も出ない。
しかし敵もさるもの。退治すればするほどステージアップして難易度が上がってくる....(^^;

観たあとのこの映画の印象はどうよと言えば”まあまあかな”という印象。
やはり一番期待がかかるのは3D映像の部分ですが、3D映画もすでに多く出ていますからね~
取りたてて腰抜かすような立体映像は有りませんでした。
まあそうはいっても3D映像はやはり理屈抜きに楽しいのは事実ですが。
自分の買ったのは2D+3Dの二枚組セット。
2Dはアトモス音声ですが、3Dは普通のDTS-MA5.1。
『ゼロ・グラヴィティ』もそうだったんですが、アトモスと3Dを同時に収めるのは
容量上ムリなんでしょうかね~。

『遠い空のむこうに』観ました。

2016-02-04 16:00:00 | 洋画
1999年:米ユニヴァーサル。 監督:ジョー・ジョンストン。 WOWOWからの録画。
これは傑作ですね。まあ自分好みの映画ってこともありますけど。

 
ラジオニュースに聴き入るアメリカ市民。      夜空のスプートニク号を見ようとする人が多かった。

1957年10月。人類初の人工衛星スプートニク号がソ連の手で打ち上げられ、成功を収める。
これは単に宇宙への夢がかなう第一歩というだけでなく、軍事用途をはじめ様々な成果に
つながる重要な産業技術でもあった。
当時は”冷戦”の時代。何かにつけて米国とソ連の間でライバル意識剥きだしの時期。
後れを取ったアメリカは巻き返しを図るべく、早速ヴァンガード計画を発表。
しかし成功を焦り過ぎるためなのか失敗が重なり、もはやヒステリー状態の政府・国民。
人工衛星の打ち上げ成功はもはやアメリカの威信をかけた悲願ともなっていた。
この映画の時代背景として、そのようなアメリカの状況があったわけです。
国全体がロケットを含む宇宙技術に熱い関心が寄せられていた時代。

 
ブラウン博士からサイン入り写真が届く。      ヴァンガード計画もなかなか進捗しない。

地方の貧しい炭鉱の町に住む高校生ホーマー・ヒッカム君も、
そんなロケット熱に取りつかれた一人だった。
フォン・ブラウン博士に憧れてファンレターを出すと、返信と共にサイン入り写真が
送られてきた。これで彼のロケット熱にますます拍車がかかる。

 
ホーマーも早速ロケットに熱中するが。       ライリー先生はいつもホーマーを励ましてくれた恩人。

しかしロケットに関してキチンと勉強してきたわけでもないホーマー少年。
単に素人の思いつきで作ったロケットを闇雲に打ち上げ続けているだけのこと。
どだい成功の可能性など有るわけがない。
何度も失敗しているうちに、そこに気づいて、地道に勉強に励むようになるホーマー。
特に苦手な数学を(^^;
そうこうしているうちに彼には志を同じくする三人の仲間ができてくる。
元からの悪友二人。それにいつも孤独に読書や勉強に打ち込んでいるクェンティン。

ヴァージニア西部の小さな炭鉱の町では、誰もが炭鉱夫としてこの地で一生を終える。
それ以外に職業の選択肢はほとんど無い。
例外としてホーマーの兄のようにスポーツ選手として優れた活躍で注目を浴び、
大学から奨学金つきでスカウトされるかだが、それはごく稀なことだ。
ホーマーたちのように頭脳で勝負をかける例は少なくとも今までは無いことだった。
周囲の無理解のなかで担任のライリー先生だけは彼らを励ましサポートする。

 
ホーマーの家の地下室でロケットの製作。      彼らは格好の空き地を見つけて本拠地にする。 

だが父親ジョンはホーマーのロケット熱に対して、あまりいい顔をしない。
炭鉱マン一筋で生きてきた彼には息子の考えていることを理解できないのだ。
ある日の実験でロケットがとんでもない方向に飛んでいき、危うく被害者が出るところだった。
父親は激怒して、少なくとも炭鉱会社の土地内でのロケット実験を厳しく禁止。
もう実験の継続は無理かと思われたときに、ぐうぜん素晴らしい空き地を発見する。
しかしそこは炭鉱の町から13キロも離れたところ。車のない彼らは徒歩で通わねばならない。
だが彼らの熱意の前には、それは大したハードルではなかった。
意気揚々と目印の旗を立てる四人。
なんか硫黄島占拠(太平洋戦争時)のライフ誌の表紙写真みたいなアングルです(^^;

作品全体に何とも言えない”映画愛”を感じますね~。
最初から最後まで間断とするところのない107分でした。

『テッド』観ました。

2016-02-02 16:00:00 | 洋画
2012年:米。 監督:セス・マクファーレン。 WOWOWからの録画。
可愛いクマのぬいぐるみ、テッドが外見に似ぬ×××な言葉を連発して....
といった本作の惹き文句?に却って退いてしまった自分(^^;
しかし実際に映画を見た人から『面白かったよ』と聞き、コロッと観ようと
いう気になりました。

 
クリスマスにクマのぬいぐるみを与える両親。     なんとぬいぐるみは口を利くようになり....。

友だちのいないジョン少年。両親はクリスマス・プレゼントとして
ぬいぐるみを彼に与える。
初めての友だちに彼は大喜びだが、所詮はぬいぐるみはぬいぐるみ。
ぬいぐるみが口を利けるようにしてと、寝る前に神さまにお願いする。
翌朝ジョンが起きてみると、なんとその願いは叶っていた。

 
これは現代の奇蹟だと驚く両親。           この奇蹟はたちまち世界中に伝えられた。

初めは両親も大変驚くが、これは神さまのなさったことに違いないと受け入れる。
この奇蹟はたちまち世界中に報道される。とうぜん世間は大騒ぎになるのだが、
その世間というものはとかく移り気なモノだ。ひとしきり騒ぎが収まってみると
ぬいぐるみに魂が宿って口を利こうと何をしようと、特別に注目されることはなくなった。

 
ジョンとテッドは子供らしく仲よく遊ぶ。       だが成長するとワルイことも覚えていく。

そのことは却って良かった。周囲からの好奇の目や、ウンザリするような
愚劣な質問の山に煩わされることが無くなったのはとても有難かった。
彼らは子どもなのだ。子どもとしての生活や遊びに興じる普通の生活を過ごす。
だが子どもはいつまでも子どもではない。成長するにつれてワルイいことも覚えてくる。
テッドが違法なマジック・マッシュルームに手を出して逮捕されるようなことも起こってくる。

 
やがてジョンにも恋人ができるが。          二人に別れるべき時期がやってきた。

ジョンには恋人ローリーがいる。二人はもう4年も同棲を続けているが、
一向に結婚を決意できないでいるジョンに、彼女は正直イライラしている。
そして原因はいつまでもぬいぐるみテッドと離れられないジョンの子どもっぽさ
にあると考えている。もういい加減にぬいぐるみは卒業すべきなのだ。
あたしをとるか、ぬいぐるみをとるか。
ローリーから選択を迫られるジョン。冷静に考えれば、やはり彼女をとるべきだとは思う。
だが本音ではテッドと別れたくはない....。
これはなかなか面白い映画でした。終盤は意外な?追跡劇があったりして、
適度に映画鑑賞の気分を換えてくれるのも良かったです。

『タキシード』観ました。

2016-01-31 16:00:00 | 洋画
2002年:アメリカ。 監督:ケヴィン・ドノヴァン。 WOWOWからの録画。
特製のタキシードを着れば誰でもスーパーマンになれる....という設定がちょっと
面白そうだったので観てみました。実際なかなか楽しめる映画だと思いました。

 
ジミー・トンはスピード狂のタクシードライバー。  好条件の転職話を聞かされる。

にこやかなジャッキー・チェンの顔を見ていると、スピード狂とかのトンがった感じは
しないんですけど、実は何度も免停処分を受けている速度違反常習のタクシードライバー。
映画の設定ではそういうことのようです。
「メークの終わるまでに着いたら、料金の二倍払う」と言われ俄然はりきって運転するジミー。
どうもジミーに対しての事前調査があったようで、これは実際に彼を雇うかどうかの就職試験の
ようなものだったのでしょう。

 
C・デヴリン氏お抱えの運転手として雇われる。    デヴリン氏は中々りっぱな人物のようだ。

無事”試験”に合格して、好条件の転職先にありつくジミー。
それは謎の大富豪、クラーク・デヴリン氏専用のお抱え運転手だった。
デヴリン氏は大物にもかかわらず、なかなか気さくで好意的な人物。
ジミーも自然に敬意をもって接するようになる。

 
衣裳ルームの最奥にある高級そうなタキシード。   デヴリン氏からの厳命。「私のタキシードに決して触れるな」

住んでいる屋敷も豪勢だが、衣裳ルームも凄い。
その最奥に厳重に保管されているタキシードに気づいて、何気なく近づくジミー。
だが主人デヴリン氏のいつになく厳しい声に彼の足は止まる。
「私のタキシードに決して触れるな」。

 
何者かに襲われ、瀕死の重傷を負うデヴリン氏。   ジミーは成り行きでタキシードを着てしまうが....。

大富豪とはデヴリン氏の世を忍ぶ仮の姿で、
実体はアメリカ国家の安全のために日夜敵と戦っている凄腕のエージェントなのだった。
それだけに敵から命を狙われることも多い。
ある日、車に敵の爆弾が自動追走してきて爆発。ジミーとデヴリン氏の二人は直前に
車から飛びおりる。ジミーはかすり傷で済んだが、デヴリン氏は重傷。
こんな危ない目に遭う仕事なら高給を払ってくれるワケだ....。(^^;
救急車を呼ぶなどしているうちに、ジミーは成り行きで、例のタキシードを着ることに。
それは上級エージェント専用のハイテク戦闘服だった。
判りやすく言えば ”これさえ着れば、貴方もスーパーマンに大変身!”
ジミーは重体で動けない主人デヴリン氏に代わってタキシードを着用して敵と戦うことになる....。
特に終盤に入ってからは話のテンポが良くなってきて面白かったです。
それにしても最近はジャッキー・チェンの映画を観ることも少なくなりましたね。