2013年:印・仏・独。 監督:リテーシュ・バトラ。 WOWOWからの録画。
ささやかなハートウォーミングな映画なのかな、と思って観たら違いました。
ちょっぴり切なくなるような男女(人生)のお話でした。

毎日の夫の弁当作り。 それを弁当運びのプロが届ける。
オフィス街のサラリーマンの昼食はどうなっているか。外食や安いバナナで済ませたり。
多いのは奥さんの作った弁当を、専門の運び屋に職場まで届けてもらうといったケース。
だがプロの配達屋にもミスはある。
主婦イラの作った弁当は見知らぬ人間(サージャン氏)に届いてしまう。それも毎日(^^;
配達間違いに気づいた時点で運び屋に苦情を言えばいいようなものだが、
何故かイラはそのままにしておき、相変わらず他人のサージャン氏に弁当を作り続ける。
その辺は「これは映画だから」ということですかね~(^^;
ただ結局は配達の間違いを指摘することになるんですが、その時の運び屋の応対が凄い。
絶対自分の間違いを認めませんね。ああでもないこうでもないと言い募って謝ろうとしません。
これは自分の身を守る方法として身に沁みついた、インドでは当然の処世術なんですかね。
現実にこれをやられると自分なら相当頭にくるような気がします(^^;

だが間違って配達されたお弁当。 弁当の美味しさに感激するサージャン氏。

イラも2~3日後に配達の間違いに気づく。 イラからのメモ書きがサージャン氏に届く。
後になって配達の間違いに気づくイラ。だが彼女はサージャン氏への弁当作りを止めようとしない。
どうしてなのか考えてみたんですが、結局彼女は寂しかったのかもしれませんね。
むかしは愛してくれた夫も今は自分に無関心。愛人の気配すらある。
自分の作った料理を舐めるように食べてくれるサージャン氏に、自分への敬意と賛辞を感じたのかも
しれませんね。

自分の夢や希望を書いてよこすイラ。 遂にイラから「会おう」と決心を伝えてくる。
何となく二人の間で交わされるようになった手紙のやりとり。はじめは極く短いメモ程度だったが
おたがい顔も知らない気軽さで、内容は次第にエスカレートしていく。

新人のシャイク。お調子者。 サージャン(左端)はシャイクの結婚式に参列。
サージャン氏は損害査定関係専門のプロ。だが彼は早期退職を考えていた。
そのため会社としても業務の引継ぎがスムーズに行われるように早めに優秀な後任者・
シャイクを雇い入れる。
だがシャイク青年は職務に関する専門知識など何一つ知らず使いものにならないヤツだった。
持参の立派な推薦状や履歴書はすべて真っ赤な偽造品。
それにもかかわらず彼にはどことなく憎めないところがあった。
ずるずると仲良くなっていき、最後には後見人として彼の結婚式にまで出てしまう(^^;
なかなか面白い映画でした。インド映画特有の例のダンスシーンがありませんが、
最近は少しづつそういう作り方の映画が出てきているもののようです。
インド映画の作風も時間をかけて徐々に平均化してゆくのかもしれませんね。
ささやかなハートウォーミングな映画なのかな、と思って観たら違いました。
ちょっぴり切なくなるような男女(人生)のお話でした。


毎日の夫の弁当作り。 それを弁当運びのプロが届ける。
オフィス街のサラリーマンの昼食はどうなっているか。外食や安いバナナで済ませたり。
多いのは奥さんの作った弁当を、専門の運び屋に職場まで届けてもらうといったケース。
だがプロの配達屋にもミスはある。
主婦イラの作った弁当は見知らぬ人間(サージャン氏)に届いてしまう。それも毎日(^^;
配達間違いに気づいた時点で運び屋に苦情を言えばいいようなものだが、
何故かイラはそのままにしておき、相変わらず他人のサージャン氏に弁当を作り続ける。
その辺は「これは映画だから」ということですかね~(^^;
ただ結局は配達の間違いを指摘することになるんですが、その時の運び屋の応対が凄い。
絶対自分の間違いを認めませんね。ああでもないこうでもないと言い募って謝ろうとしません。
これは自分の身を守る方法として身に沁みついた、インドでは当然の処世術なんですかね。
現実にこれをやられると自分なら相当頭にくるような気がします(^^;


だが間違って配達されたお弁当。 弁当の美味しさに感激するサージャン氏。


イラも2~3日後に配達の間違いに気づく。 イラからのメモ書きがサージャン氏に届く。
後になって配達の間違いに気づくイラ。だが彼女はサージャン氏への弁当作りを止めようとしない。
どうしてなのか考えてみたんですが、結局彼女は寂しかったのかもしれませんね。
むかしは愛してくれた夫も今は自分に無関心。愛人の気配すらある。
自分の作った料理を舐めるように食べてくれるサージャン氏に、自分への敬意と賛辞を感じたのかも
しれませんね。


自分の夢や希望を書いてよこすイラ。 遂にイラから「会おう」と決心を伝えてくる。
何となく二人の間で交わされるようになった手紙のやりとり。はじめは極く短いメモ程度だったが
おたがい顔も知らない気軽さで、内容は次第にエスカレートしていく。


新人のシャイク。お調子者。 サージャン(左端)はシャイクの結婚式に参列。
サージャン氏は損害査定関係専門のプロ。だが彼は早期退職を考えていた。
そのため会社としても業務の引継ぎがスムーズに行われるように早めに優秀な後任者・
シャイクを雇い入れる。
だがシャイク青年は職務に関する専門知識など何一つ知らず使いものにならないヤツだった。
持参の立派な推薦状や履歴書はすべて真っ赤な偽造品。
それにもかかわらず彼にはどことなく憎めないところがあった。
ずるずると仲良くなっていき、最後には後見人として彼の結婚式にまで出てしまう(^^;
なかなか面白い映画でした。インド映画特有の例のダンスシーンがありませんが、
最近は少しづつそういう作り方の映画が出てきているもののようです。
インド映画の作風も時間をかけて徐々に平均化してゆくのかもしれませんね。