昨日、ご紹介させていただいた「指輪88」にも登場する結婚指輪
(ギメルリング)に使われていたのが、ミャンマー産のルビーです。
この時代には、1ctのルビーの値段は今の貨幣に換算すると
2000万円以上です。
エナメルなど豪華な装飾が施されているわけです。
このルビーを見たとき、私は、このリングを贈った男性の気持ち
が何となく分かりました。
その人のことをルビーが覚えているような気がしたのです。
昨日、ご紹介させていただいた「指輪88」にも登場する結婚指輪
(ギメルリング)に使われていたのが、ミャンマー産のルビーです。
この時代には、1ctのルビーの値段は今の貨幣に換算すると
2000万円以上です。
エナメルなど豪華な装飾が施されているわけです。
このルビーを見たとき、私は、このリングを贈った男性の気持ち
が何となく分かりました。
その人のことをルビーが覚えているような気がしたのです。
写真は、ミャンマーのウーニャンティン先生。
先生は、英国宝石学協会とミャンマーのルビー
の鑑別方法を研究した専門家です。
例えば、モゴック地方のチャッピンエリアは、
今では、その地方の重要な鉱区ですが、その当時
はルビーが出るとは考えられていませんでした。
元ヤンゴン大学の教授であり、鉱山省でも重鎮
だった先生が、ルビーが採掘されることを
地質調査で割出して今の鉱区があります。
モリスは、ミャンマーのルビーの品質判定を
現地で行う許可を貰っていますが、分からなく
なると先生の所へ相談に行きます。
今は、インクルージョンの写真だけでも記録を
残しておくこと…そして、いつかその記録の
数が多くなった時に、海外の研究機関と連携して
新しい理論をつくったらいいだろうね。
私たちが、ルビーの品質判定に自信を持てるのは、
ご指導いただけるからです。
日本でも、ミャンマーでも、中国でも、
皆さんにご指導いただけるからこそ、今の私たち
が頑張れるのです。
ありがとうございます。
「あなたは知っていますか?
あなたの指輪の原点を、真の意味を」
Histric Ringsが出版されました。
4000年も前から受け継がれてきた文化遺産
としてのリング。
太古から変わらない姿で私たちに語りかけて
来ます。
実際にそのリングを着けた人の気持ち、
実際に何千年、何百年前にそのリングを
贈った人の気持ちを感じます。
それは、リングは、ジュエリーの中でも、
小さいけれど、着けた人にとって、
一番近いジュエリーになります。
手に着けていると自分の目で、その想いを
見ることができます。
もうすぐ書店に並ぶ、Histric Rings(淡交社)
では、88本の先人たちの指輪に込めたメッセージ
を読み解いていきました。
読み進むと、ご自分で何気なく見に着けて
おられるリングのデザインの意味が分かって
面白いと思います。
下の写真は、原稿を担当させていただいた
ギメルリングのページのリングです。
撮影をご担当頂いた中村淳氏の素晴らしい写真
によって、実際に手に取っている様な感覚で
ご覧いただけると思います。
今日、銀座のミキモトホールで
「指輪88」淡交社の出版記念レセプション
があり、その後、ロイヤルサロンで、
出版記念会を行いました。
監修の諏訪会長や宝官さんの情熱が
あって、後進を育てようと歴史的なリング
を見せて頂いた橋本貫志氏に感謝する
ばかりです。
「指輪88」という本は、
4000年前から現在までの指輪の変遷を
ジュエラーや、教授、宝石鑑定士
など14名の著者が、実際に手に取って
原稿を書いていったモノで、
現物を手に取った時の感覚も表現されて
いるところが、今までの資料を集めて
書かれた本との違いです。
という訳で時間はかかりました。
指輪を手に取る会が始まって4年の
年月を経て、今日出版されました。
私は、12世紀のルビーのフェデリングや
ルネッサンス期のルビーのギメルリング、
ジョージブラックのリングなど5本を
担当させていただきました。
光栄なことです。
書店で見かけたら是非、手に取ってみて
下さい。
今日の銀座はあいにくの雨…
3階の明りのついているサロンが
モリス銀座Rサロンです。
モーブッサンさんのディスプレイが
キレイに飾ってあるショーケースの間にある
入り口から入っていただき、守衛さんに
「3階のRサロンへ」とおっしゃって頂けましたら
ご案内頂けます。
銀座にお越しの際は、お気軽にお越しください。
写真は、愛知県の三井屋さんの三代目さんの
ピンブローチ。
ユリの紋様がルビーのイメージとよく合っていて
良いなと思いました。
三井屋さんは、呉服屋さんですが、
「ただ、宝石をお買いいただいても想いが入らない…
それが、どんな宝石なのか? が大切なんだよ。
お客様に、お持ちお持ちいただきたい宝石は、
私自身が持っていたい宝石でないと…と思うんだよ」
と二代目のルビーのリングが似合う今井社長が
よくおっしゃられます。
そういうお話は、私自身大好きです。
自分が好きで、コレクションしていたいモノを
おススメするスタンスにとても共感します。
そして、三代目さんは、今から約10年前に
一緒に宝石の品質判定を学んだ仲で、
自分の眼で宝石の品質を見ることができる
ジュエラー仲間です。
今井社長や三代目さんのルビーやダイヤモンド
のお話は感動します。
機会があれば、是非、聞きいてみて下さい。
新幹線の中で見た、YAZAKIの広告
「リサイクルで、日本も資源の国になる」
「いいエコは、ゆっくり」
と書かれたコピーの横にある富士山を
かわいいカメさんが登っています。
「省エネ」から始まって、最近では「エコ」。
地球の資源を大切に使いましょう、という
メッセージがあちらこちらで見られるように
なりました。
それで、エコという視点で「ルビー」それも
無処理で美しいルビーを見ると、究極のエコ
に見えてきます。
経年変化が無く、何百年も前から同じ美しさ
を発揮して持つ人に幸せをしています。
…ということは、その世代ごとに何かに消費
されたであろう「貨幣」を食べてくれて、
(吸収してくれている)います。
1年しか持たない消費財に使われたかも
知れないお金を何千年変わらないルビーが
吸収してくれたのです。
2グラムに満たないルビーが2007年の
スイスのオークションで4億3千万円で落札
されました。
…ひょっとしたら、本当のエコとは、
何千年も変わらない地球の資源にどれくらい
貨幣を使うことができるか?
ということかも…
そうなると、ルビーこそエコのシンボルです。
経年変化しない宝石、ジュエリーをお届け
する職業ジュエラーは、世代を越えて価値
を持つモノに関係する仕事だけに、1世代
で結果は出ないと思います。
100年後、200年後…500年後の事を考えて
今の仕事をしっかりとしていかないと、
信頼のしるし「ブランド」にならないと
思います。
厳しいですね。
時代に逆行しているかも知れません。
でも、そういう価値観を持たないと、
宝石の仕事はやっていられません。
モリスがスタートして10年経って、分かったことは、
100年かかる…ということです。
写真は、モザンビークからやってきたルビー
のインクルージョン、針状の結晶です。
でも、一目でミャンマー産のモノではない
のが分かりました。
それで、調査を初めてモザンビーク産だと
判明したのですが、なぜルーペで見るぐらい
で分かるのか?
ミャンマー産にも、同じ針状の結晶が入り
ますので、針状のモノが入っているという
点では同じですが、見たことがない景色
だったのです。
学者さんだったら、データを蓄積して理論的
に説明してくれると思いますが、私たち
ジュエラーは、毎日、毎日ルビーを見て
いるので、何かを感じているのでしょう。
例えて言うならば、
身体検査と面接の様なものです。
身体検査は方法論ですから、決まった方法で
結果を出していき、面接は、面接する人
の感性にかかっています。
理論的な部分は勿論のこと、
そういう感覚的な部分も大切です。
ヤンゴンから自動車で1時間ぐらいの
田んぼに囲まれたマブウェー村。
モリスの現地合弁先企業のパートナー
イエットさんが教室を増築した小学校
へ行ってみました。
色々とミャンマーの将来、マブウェーの
将来を色々と考えています。
「次の世代は、子供たちがつくるんだよ」
と準備されている姿は、素晴らしいと
思いました。
写真は、パートナーと一緒にモヒンガーを食べているところです。
ミャンマーで朝ごはんといえば…
「モヒンガー」 日本でいうと雑炊の
ご飯の代わりに少し太めのそうめんが
入っている感じでしょうか?
ナマズの出汁の黄色いスープが意外と
美味しく、日本人が違和感を感じない
やさしい味です。
ミャンマーでは、このモヒンガーの味には
結構うるさく、うちの嫁さんのモヒンガー
食べさせたい! という人は多いと思います。
~家伝来のモヒンガーということでしょうか?
ミャンマーに行かれた時には、是非、ご賞味
下さい。おすすめです。
宝石ルビーは、100年経っても、200年経っても
古くなりません。
経年変化がないのが宝石です。
古くなったからといって、骨董品の様に
価値が上がることもありません。
…がしかし、たまに世代を超えるごとに
価値を増していく宝石があります。
ジュエリーの来歴、誰の持ち物であったか?
例えば、素晴らしい王妃が持っていたリング
などは、世代を超えていくたびにオーナー
が変わって価値が上がっているものもあります。
自分が持つルビーの価値が上がるように、
自分を磨くというのは…どうでしょうか?
写真は、ミャンマー産のブルーサファイア。
意外と知られていない事ですが、
現存しているブルーサファイアで一番価値が高いと
言われているのが、ミャンマー産のモノです。
最高のブルーサファイアが産出されたカシミールは、
すでに産出されなくなったので、現存している鉱山と
して、ミャンマー産が注目されています。
ヤンゴンのセドナホテルの前にある観覧車、
3年前のサイクロンでピザの斜塔の様に
傾いていたのですが、このほどやっと真っ直ぐに
なりました。
あちらこちらにサイクロンの傷跡が残って
いますが、少しずつ前の姿よりも良くなって
行くのを嬉しく思います。
何か気持ちいい…
良い雰囲気…
それで分かったのですが、
座席の柄が妙にモリスバッグの柄
市松模様にあっています。
何となく相性が良いモノにであって
嬉しい一日…
皆さんもそういう出来事ありませんか?