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ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

もうすぐ宝石の王に復帰するか…宝石ルビー

2013年12月22日 17時02分14秒 | ルビー

モリスは、私たちが 「お宝」と

感じたミャンマー産の無処理で

美しいルビーを専門にしています。

天然無処理のモノが「宝石」として

当たり前だとモリスは考えています。

一般的に販売されている

ダイヤモンドは、ほぼ100%が、

天然無処理のものですが、

一般的に販売されているルビーの

ほとんど100%が処理をされて

美しさを改良したものです。

500年前には、ルビーは

ダイヤモンドの10倍近くの値段で

売られていた「お宝」の代表選手でした。

それが、1823年に人工合成ルビーが

発明、1908年に「フランスのルビー」と

して全世界に広まりました。

まだ、人工合成石としての認識が無かった

時代です。

さらに…

40年前に加熱処理をして美しさを

改良したものが市場に供給されるように

なると、更に価値が分かりにくくなり、

結果として、宝石の王としての立場を

失って行きました。

今でも、エリザベス女王が冠を

お召しになる時に右手につける宝石も、

雅子さまが美智子さまより

受け継いだ宝石もルビーです。

一般的な宝石になるには、

数が少なすぎた為に、

人為的な合成や処理の技術を発達させる

ことで、その旺盛な需要に応えて

来たのですが、結局、数が増えすぎ、

結果として希少性を低下させたのは皮肉な話です。

ただ、忘れてはいけないのが、処理の有無は、

後から見分けられるのですが、買うときに

売る人が正直に言わないとわからないまま…

後で事情があって手放すときに分かるのです。

値段は、宝石らしい値段はつかないはずです。

 

かつて宝石として取り扱われた

人工合成ルビーが、宝石でなくなったように、

処理されたルビーも

価値が低下すると思います


それでは、これからどうなるのか?

私は、宝石に資産性を求める場合と、

アクセサリーとして使い捨てる場合と、

別れて行くと思います。


お買い頂く前に、どちらのルビーなのか?

キチンと確かめられるところで

手に入れられることが大切です。

見た目の美しさだけであれば、

人工合成ルビーで十分なのですから…。

 


写真は、モリスが自社で採掘したルビーの

原石をクオリティーごとにスケール上に

並べたモノですが、最高品質の原石

(赤い枠の部分)が如何に希少性が高いか

よくご覧頂けると思います。

 

 


夜空に輝くルビー… ルビーはマルスの宝石

2013年12月18日 06時09分28秒 | ルビー

夜空に輝く赤い惑星といえば、

火星=マース=マルスです。


古代ローマ神話では、

ユリウス(ジュピター)の息子。

マールス(マルス)は

勇敢な戦士、青年の理想像として

慕われ、主神なみに篤く

崇拝された重要な神である

マルスの象徴がルビーでした。

その神話が影響したかどうか…は、

分かりませんが、ナポレオンも

セントヘレナ島へ島流しにされた

あとも、大切に持ち続けたのが、

赤い石です。
(後からカーネリアンだと
 分かりましたが…)


その昔は、同じく赤く、

さそり座のアンタレス

がマルスのシンボルとされたことも

あるそうです。

ウィキペディアより引用→
アンタレスは火星と大きく
接近して見える場合があり、
共に明るく赤い星であること
から、ギリシャ語で
「火星(アレース)に対抗
(アンチ)するもの」を意味
する名が付けられたものである。
→ここまで。

また、マルスついでに、

面白い話ですが…

性別記号で男性は「♂」と

表記されるが、本来はマルスを

意味する記号です。

 


日本でいうと鎌倉時代のルビーの結婚指輪…もちろん無処理(非加熱)ルビー

2013年12月17日 07時08分50秒 | ルビー

ハートマークには赤色が

一番お似合いだということ

に異論はないと思います。

結婚式は、儀式ですので

約束を表すダイヤモンドも大切

ですが…

おふたりのこれからの長い結婚

生活を支えるのは、お互い想う

ハートです。

…というわけで、

その昔、結婚指輪にルビーが

多く使われていました。

写真のリングは、日本でいうと

鎌倉時代にあたる古いモノです。

昔から、ハートマークは赤色で

表し、その想いはルビーで

表現したのかも知れません。

ルビーの内包物を観察すると

アパタイトの結晶が確認でき、

加熱などの処理がされていません。

この時代には、商業的に処理が

行われていなかったようで、

無処理で美しいルビーでした。

(非加熱ルビーと呼ばれる事が多い)

写真は、昔の結婚指輪…

フェデという手をつないだ

形です。

(橋本コレクション)


ルビーの価値は原石の質のよさで決まる

2013年12月15日 22時51分09秒 | ルビー

ルビーの美しさは、

原石の状態で決まって

しまいます。

人間ができるのは、

その良さを引き出す

ことぐらいです。

写真のように、カット研磨を

するだけで、そのままで

魅力がある原石は、1%も

ありません。

でも、その1%もない少なさに

触れると自然に、

無処理で美しいのが「宝石」だと、

感じます。


モリスが、無処理で美しいルビーしか

お届けしないのは、原産地で原石を

みて「お宝」に感じたからです。

無理やりこだわっているのでは

ないのです。


非加熱ルビーと無処理で美しいルビーの違い

2013年12月13日 16時37分12秒 | ルビー

ルビーという名前の前に、

「非加熱」、「未処理」や「無処理」

など分かりにくい文字が並びます。

お客さまから、

「とても分かりにくい」

とご指摘頂きます。


まず、非加熱ルビーと呼ばれる

ものについては、

第三者である宝石鑑別機関が発行

する「鑑別書」「ジェムレポート」に

「加熱された痕跡が認められない」

と記載されているルビーを非加熱ルビー

と呼んでいるようです。

痕跡が認められなかったと記述されて

いるので、非加熱だろう。…ということ

です。

未処理ルビーも同じようなモノです。

アンティークジュエリーに使われる

ルビーについては、産出されてから

何百年も経っているものがあるのです

から、専門的に処理の有無を見分け

られる人でないかぎり分析機器を

持つ宝石鑑別機関に意見を聞く必要

がありますが、どこにも処理をして

いないとは書いていないことを

購入する側が認識している必要があり

ます。

そして、ルビーには、加熱処理以外

にも、充填処理や含浸処理など

その他の処理もあります。

宝石として価値の高いルビーを探す

とき無処理であること、

更に、無処理であっても美しく

なければ、やはり価値が高いとはいえず、

少し長い表現ですが、

「無処理で美しいルビー」

であることがポイントです。

小さくてもとても高額な宝石ルビー。

鑑別機関を頼るなら、

スイスのグベリン宝石研究所やSSEF

等、複数の鑑別機関の分析結果報告書

が用意されていて、販売するお店が、

品質を保証してくれる、

その上で、そのルビーの内包物

(インクルージョン)の説明をして

貰うなど、

慎重に確認される方が良いでしょう。

 


モリスのルビーエタニティリングは…

2013年12月13日 07時21分59秒 | ルビー

モリスのエタニティーリングには、

宝石の中でもとても希少で一般の

ジュエリーでは使うことがない、

ミャンマー産の無処理で美しい

ルビーをモリスミャンマ-で原石の

選別、カット研磨、保証書の作成を

現地で行った最高品質のものを

使っています。

ダイヤモンドは、モリスが特に美しい

ものを宝石仕入担当のミヨテが

ひとつずつ選び抜いています。

パッと見て分かりにくいところです

が、最高の素材を使って最高の加工

で作り上げたモリスの自信作です。

 


ルビーとスピネルの関係から希少性を学ぶ

2013年12月12日 06時48分56秒 | ルビー

ルビーと赤い色のスピネルは

とても良く似ています。

エドワード王子の王冠に

使われていたルビーと思われて

いた赤い宝石は、

レッドスピネルだったなど、

昔からルビーと間違われる

事が多かったようです。

実際に同じ鉱山から、同じように

出てきますので、見慣れないと

間違えてしまいます。

スピネルの方が硬度が低いので

すが、インクルージョンが少ない

モノも多く、美しい宝石です。

ジュエリーに着けて楽しむには、

とてもいいと思います。

全体の産出量はルビーよりも少ない

のですが、品質の高いモノは、

ルビーより遙かに多い…すなわち、

産出される結晶のほとんどは美しく、

「美しいスピネル」と「美しいルビー」

を比較すると、やはり

「美しいルビーの結晶」の希少性は

群を抜いて高いのです。

品質を見分けなければ、少ないのはスピネル。

品質を見分けると少ないのは、

無処理で美しいルビー。

ルビーという名前で呼ばれているから価値が

高いのではありません。

無処理で美しい、希少性の高いルビーだから

価値が高いのです。

スピネルとルビーの関係は、

「希少性とは何か?」を教えて

くれます。

ちなみに、左側がルビー、右側がスピネルです。


やっと気付き始めた宝石ルビーの資産性

2013年12月09日 18時48分44秒 | ルビー

宝石らしい記事を発見。

数年前のアエラの5月号だったと

思います。

イギリスのジュエラー「グラフ」の

広告記事です。

スイスのプライベートバンクで

富裕層の資産を運用してきた

前田和彦氏の説が提唱されていました。

「資産を守りたいなら、

物的資産を保有すべき」

と、そしてその物的資産とは、

絶対的価値を持つモノだそうです。

氏によると絶対的価値とは、

それはダイヤモンドと同義語と

いっても過言ではない…と。

この記事を拝見して思うのは、

私たち新しい宝石商は…

一粒で大きく品質の高い

ダイヤモンドや、無処理で美しい

ミャンマー産のルビーは、

資産価値があって当たり前だと

思うのですが…

今までは

広告しなければならないほど、

資産性に乏しい宝石を販売してきた

ということでしょうか?


宝石は経年変化のない

希少な「お宝」です。


インフレ率がある限り何十年か

したら値段が上がっていないと

おかしいと思うのですが…。


写真は、モゴック鉱山で原石を

チェックしているところです。

無処理で美しいルビーは、原石が

すべて。

原石が良くなければ何をしても

美しい宝石になりません。


ルビーとダイヤは結婚を表すシンボル

2013年12月09日 08時27分18秒 | ルビー

紅白の結婚指輪…

めでたい雰囲気です。

ハートの色は、赤色=ルビー色です。

そして、これからのお二人に一番大切

なモノも「ハート」です。

結婚式という儀式でお約束をするお二人

ですので、冷静に「約束」することも

もちろん大切ですから、結婚式はそれを

形にした「式」であり、お披露目です。

ですから、ダイヤモンドも大切な象徴です。


しかし、一番大切なのは、新婚旅行から、

「フゥ~ッ…お疲れさま…」

っと帰って来てから、スタートする

結婚生活。


毎日のおふたりに大切なのは、

「あたたかい家庭」であり

「おふたりのハート」です。

紙には書けない、気持ちの部分=ハートです。

それが、夫婦円満の秘訣だと思います。


約束は、夫婦ケンカしたときには、

ハートを思い出して下さい。

 

 

 


ルビーとダイヤは結婚を表すシンボル

2013年12月09日 08時27分18秒 | ルビー

紅白の結婚指輪…

めでたい雰囲気です。

ハートの色は、赤色=ルビー色です。

そして、これからのお二人に一番大切

なモノも「ハート」です。

結婚式という儀式でお約束をするお二人

ですので、冷静に「約束」することも

もちろん大切ですから、結婚式はそれを

形にした「式」であり、お披露目です。

ですから、ダイヤモンドも大切な象徴です。


しかし、一番大切なのは、新婚旅行から、

「フゥ~ッ…お疲れさま…」

っと帰って来てから、スタートする

結婚生活。


毎日のおふたりに大切なのは、

「あたたかい家庭」であり

「おふたりのハート」です。

紙には書けない、気持ちの部分=ハートです。

それが、夫婦円満の秘訣だと思います。


約束は、夫婦ケンカしたときには、

ハートを思い出して下さい。

 

 

 


少女漫画 Kiss に登場するモゴック産ルビー

2013年12月08日 11時18分47秒 | ルビー

少女漫画「Kiss」で連載されている

「七つ屋 志のぶの宝石匣」

というシリーズ。

モゴック産ルビーというセリフが

登場します。

ストーリーの中で…

「オレにとって大事なのは 内包物だ」

(内包物=インクルージョン)

という場面が出てきますが、

実は、私たちジュエラーがルビーを

観るときに一番重視するのが、

このインクルージョンです。

ルビーの原産地、処理の有無など、

価値に大きく影響する部分は、

このインクルージョンで判断する

ことが多く、漫画とはいえ、本格的な

内容に驚きます。

 


日本の文化にも深く関係しているルビー色

2013年12月07日 21時30分57秒 | ルビー

モリスは「ルビー」すなわち「赤」のことは

いつも興味を持って見ているのですが、最近

面白い本を見つけました。

「和の色事典」ですが、この事典の中では、

赤系の色が42色もありました。

これだけ赤を色々な呼び方で表現できることに

驚きました。

この視覚デザイン研究所の発行する書籍によると

「赤」は、日本で最古の色名だということです。

赤系統色の総称であり、明るいの「あけ」が

語源とされています。

日本最古の色が「赤色」で、日本の国旗も

白地に赤色(ルビー色)です。

ルビー色が、人の文化に深く関係していること

が分かります。


ルビーのリングを着ける着物の女性…日本は、ジュエリー先進国だったのかも?

2013年12月07日 07時25分33秒 | ルビー

日本でいうと安土桃山時代から江戸時代、

ヨーロッパでは、一部の限られた貴族

などの特権階級がジュエリーをつけて

いましたが…

日本では、その装身具の素材などに

工夫を凝らして、町民であっても、

自分たちの手の届く素材で一生懸命に

ジュエリーを作っては、オシャレして

いました。

幕府から、金を使った装飾品(ジュエリー)

の禁止令が出たらべっ甲(亀の甲羅)を

使ってかんざしをつくったり…

あの手この手でジュエリーをつくって

身を飾ってきました。

そういう意味では、特に江戸時代の

庶民のジュエリー文化では

先進国だったのかも知れません。

写真は、千葉市美術館の橋口五葉 温泉宿と

名付けられた絵画で、大正9年のモノですが、

女性はしっかりとルビーの指輪を着けています。


ルビーも私たちも「個性」があるから…

2013年12月05日 07時13分05秒 | ルビー

顕微鏡で拡大したルビーの内側に

広がる世界、インクルージョンは、

人でいう指紋のようなもの。

産出した原産地を知る手がかりに

なる個性です。

是非とも、そのインクルージョンに

ついて、あなたのジュエラーに

聞いて見て下さい。

そのルビーの表面からパッと見た

だけでは分からない、そのルビーの

個性をルーペを覗いて見て下さい。

天然ルビーが、私たちと同じように

ひとつひとつ違う個性を持っている

ことが分かります。

私たち人間もひとりひとりの個性。

ルビーの個性、私たちの個性。

個性が二つあれば必ず「相性」が

あります。


「何となく、いい…」
「この内包物は、かわいい」

など感じられれば、素晴らしいことです。


宝石ルビーを持つなら、

相性の良い宝石ルビーをお持ち頂き

たいと思います。

後からの愛着が違います。

 


3月の誕生石はルビー???

2013年12月04日 19時21分18秒 | ルビー

3月の誕生石といえばルビー?

 「またまた…3月はアクアマリンでは?」

とおっしゃる方も多いと思います。

しかし、

フランスでは、3月の誕生石はルビーです。

 

日本や米国で使われている誕生石では、

3月は、アクアマリンで、

ルビーは、7月の誕生石ですが、

フランスでは、正式に3月です。


それでは、原産国ミャンマーでは 、

ルビーは何月の宝石なのか?

と思って調べましたが、

誕生石は、ありませんでした…。


さてそれでは、ミャンマーでは、

ルビーは何を表す宝石なのでしょうか?


「GLORY」の象徴です。

至福、美観、壮観、光輪、天国、栄光、

成功などを表す最高の宝石です。

宝石のビッグボスです。

実際に、ミャンマーの伝統的な指輪

のデザインでは、ダイヤモンドさえ

脇石として、ルビーを取り囲むように

使われます。


ダイヤモンドは、Dignityを
(尊厳)
パールは、Graceを
(優雅)
エメラルドは、Peaceを
(平和)
トパーズは、Healthを
(健康)
ブルーサファイアは、Affectionを
(愛情、影響力)
ジルコンは、Strengthを
(強さ)
サンゴは、Chiefを表します。
(長、指導力)

各国、色々な言い伝えがあります

が、ルビーを産むミャンマーは、

ダイヤモンド、33種類の宝石を産出

する宝石の国でもありますし、

出現率を経験上、知っている人々が

感じた、この言い伝えが、

一番的を得ていると思います。