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ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

紀元前1-2世紀のセイレーンのインタリオリング…ヒストリックリングの本から

2011年05月19日 12時15分12秒 | 宝物

Ring88(淡交社)の10番目に紹介されているアメシストの

インタリオリングです。

彫刻されているのは、ギリシャ神話に登場する上半身が

美女、下半身が取りの三人姉妹です。

美しい歌声で船乗りたちを魅了し、その歌声を聞いた船乗り

は岩に船を衝突させてしまうとお伝えられていました。

セイレーンは、ラテン語のシーレーンになり、英語の

サイレンの語源になりました。(本文より)

そのインタリオが18世紀になってリングに仕立てられました。

そして、インタリオの前の部分いハーブのような楽器が

置いてあることから、だれか演奏者がお守りの様に

使ったのではないか?

と推定されています。

ヒストリックリングは、その時代に生きて、そのリング

着けた方の個人的な部分を感じるのが良いですね。


ご縁は、人の考えを超えているもの

2011年05月19日 06時34分54秒 | 宝物

写真は、13世紀の欧州のヒストリックリングの

結婚指輪です。

結婚は、ご縁があって血のつながりのない

「おふたり」が、「新しい、次の血縁」を創っていく

とても、おめでたいものです。

このリングを拝見して思ったのは、誇らしげに

800年間変わらず輝き続けるルビーと、

固く結ばれたおふたりの手のモチーフです。

いまは、どこにいらっしゃるか?

どうなっているか?は分かりませんが、

おふたりの子孫に、見せてあげたい…。

この結ばれた手と手(フェデ)のお陰で私たち

がいるのですよ…と。

私だったら、ご先祖さんが、このようなリングを

残してくれていたら嬉しくて、宝物として着けて

いたいと思います。