現在アジアで一番高い商業ビルの「森ビル」も上海で
有名な「テレビ塔」も15階のホテルの窓からは、
良く見えません。
それだけ高層ビル化が進んでいるのが上海です。
先日の新幹線の事故も対応に追われているよう
ですが、高度経済成長をして行く時にはどうしても
悪い面も露出してきます。
こちかから見ていると、中国の事故をテレビで放映して
いて「ほら…見たことか」と感じている、少し寂しい日本の
姿も同時に見えて悲しくなります。
亡くなられた方の冥福を祈るようなニュースがメインに
してほしいと思うのは遺族の気持ちだと思います。
日本も「水俣病」や「光化学スモッグ」、「ヒ素ミルク」
などの問題を起こしながら成長してきたのです。
また…
私が小さかった頃、アメリカのデトロイトで
「日本車出ていけ!」とアメリカの自動車関係の労働者
が街中で、日本車をハンマーで叩きつぶしていた光景
を思い出します。
悲しかったのですが、今、日本が中国に向けている視線
は、同じようなモノかも知れません。
成熟して落ち着いた国と、
これから成長して追いつきたい国の違いの間で起こる
摩擦だと思います。
モノや技術も大切ですが、精神的な面でさらに高い
何か…国という枠ではなく「人」という枠で、何か
を目指せば、取った…取られたの関係ではなく、
国と国もいい意味で、結びつきが強くなる…
いい答えが出るように感じます。
我が国の原発が大事故を起こしたらどうなるか。
疾走する弾丸列車が貨物列車に激突したらどのようになるか。
悪夢は見たくない。いつまでも能天気でいたい。
天下泰平の気分を壊したくない。
自分に都合の良いことだけを考えていたい。
それ以外の内容は、想定外になる。
ただ「間違ってはいけない」とだけ注意を与える。
「人は、誤りを避けられない」とは教えない。
「お互いに注意を喚起し合って、正しい道を歩まなくてはならない」とは、考えていない。
もしも自分にとって都合の悪いことが起こったら、びっくりする以外にない。
そして、「私は、相手を信じていた」と言い訳するしかない。だから、罪がないことになる。
危機管理は大の苦手。
だが、ナウな感じのする犯人捜し・捕り物帳なら大好きである。毎日テレビで見ている。
日本語には時制がないので、未来時制もない。
未来の内容を鮮明に正確に脳裏に描きだすことは難しい。
一億一心のようではあるが、内容がないので建設的なことは起こらない。
お互いに、相手の手を抑えあった形である。すべては安全のためか。不信のためか。
問題を解決する能力はないが、事態を台無しにする力を持っている。
親分の腹芸か、政党の内紛のようなもの。
今回の事件はわが国の国民性を色濃くにじませている。
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