写真は、ナヤン産のルビーで私が一番好きな色です。
日本の国旗みたいですね。ナヤンというのは、
ミャンマー連邦国の最北部カチン州の都市ミチナー
から、7時間ほどヒスイの産地「パカン」に向かって
走ったところにあるルビーの産地です。
「Nam-ya」と呼ぶ方と「Nayaseik」と呼ぶ方が
いらっしゃいますが、Nam-yaはその近辺の呼び方です。
Nayaseikは、地区を限定した呼び名で、最近はもうあまり
ルビーが出ませんので、Nam-yaと呼ぶ方がいいかな
と思います。
ミャンマーでは、このナヤン鉱山や歴史的に有名な
モゴック鉱山が2大産地ですが、そしてモーメイ、
タナイ、モーニュエなどからも一部ルビーが産出されます。
(まだ産地別の特徴が分かるに至っておりませんが)
拡大検査によるナヤン産のルビーの特徴としては、
モゴック鉱山よりもインクルージョン(内包物)が
少なく、そのサイズが小さく感じます。
それぞれのルビーの個体差がありますので
インクルージョンのサイズや量だけで産地の違いを
見分けることは不可能ですが。。手掛かりのひとつに
なりますし、そして何より、絵画を観ているよで
「楽しい」ではありませんか!