「指輪88」に記載されているヒストリックリングが、
5月29日まで銀座のミキモトホールで展示されます。
本で見るリングは、ルーペで見るかの如く、細かい
表情まで見ることができます…が、実物を拡大せずに
肉眼で見ると、また違う気づきがあります。
銀座4丁目のミキモト本店の6階、ミキモトホール
へ是非、足を運んでみて下さい。
書籍も購入できるそうです。
「指輪88」に記載されているヒストリックリングが、
5月29日まで銀座のミキモトホールで展示されます。
本で見るリングは、ルーペで見るかの如く、細かい
表情まで見ることができます…が、実物を拡大せずに
肉眼で見ると、また違う気づきがあります。
銀座4丁目のミキモト本店の6階、ミキモトホール
へ是非、足を運んでみて下さい。
書籍も購入できるそうです。
昨日、ご紹介させていただいた「指輪88」にも登場する結婚指輪
(ギメルリング)に使われていたのが、ミャンマー産のルビーです。
この時代には、1ctのルビーの値段は今の貨幣に換算すると
2000万円以上です。
エナメルなど豪華な装飾が施されているわけです。
このルビーを見たとき、私は、このリングを贈った男性の気持ち
が何となく分かりました。
その人のことをルビーが覚えているような気がしたのです。
写真は、ミャンマーのウーニャンティン先生。
先生は、英国宝石学協会とミャンマーのルビー
の鑑別方法を研究した専門家です。
例えば、モゴック地方のチャッピンエリアは、
今では、その地方の重要な鉱区ですが、その当時
はルビーが出るとは考えられていませんでした。
元ヤンゴン大学の教授であり、鉱山省でも重鎮
だった先生が、ルビーが採掘されることを
地質調査で割出して今の鉱区があります。
モリスは、ミャンマーのルビーの品質判定を
現地で行う許可を貰っていますが、分からなく
なると先生の所へ相談に行きます。
今は、インクルージョンの写真だけでも記録を
残しておくこと…そして、いつかその記録の
数が多くなった時に、海外の研究機関と連携して
新しい理論をつくったらいいだろうね。
私たちが、ルビーの品質判定に自信を持てるのは、
ご指導いただけるからです。
日本でも、ミャンマーでも、中国でも、
皆さんにご指導いただけるからこそ、今の私たち
が頑張れるのです。
ありがとうございます。
「あなたは知っていますか?
あなたの指輪の原点を、真の意味を」
Histric Ringsが出版されました。
4000年も前から受け継がれてきた文化遺産
としてのリング。
太古から変わらない姿で私たちに語りかけて
来ます。
実際にそのリングを着けた人の気持ち、
実際に何千年、何百年前にそのリングを
贈った人の気持ちを感じます。
それは、リングは、ジュエリーの中でも、
小さいけれど、着けた人にとって、
一番近いジュエリーになります。
手に着けていると自分の目で、その想いを
見ることができます。
もうすぐ書店に並ぶ、Histric Rings(淡交社)
では、88本の先人たちの指輪に込めたメッセージ
を読み解いていきました。
読み進むと、ご自分で何気なく見に着けて
おられるリングのデザインの意味が分かって
面白いと思います。
下の写真は、原稿を担当させていただいた
ギメルリングのページのリングです。
撮影をご担当頂いた中村淳氏の素晴らしい写真
によって、実際に手に取っている様な感覚で
ご覧いただけると思います。