ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

モリスブライダルが見ていただけるお店 in 茨城県

2008年10月31日 17時31分36秒 | 友人、知人
茨城県のジュエラーといえば、水戸のジュエリーネモト

の社長さん、根本充位氏。

山梨甲府の宝飾専門学校を卒業され、真珠を研究され、

JBS宝石品質判定のディプロマでありGIA.G.Gです。

モリスブライダルは茨城県では、ジュエリーネモトさん

が特約店で唯一ご覧いただけるお店です。

モリスブライダルは、ご好評いただいておりますが、

問題は、「ルビーの数が少ないこと」です。

ミャンマー産の無処理で美しいルビーは、通常とてもお高い

ハイエンドジュエリーに使われる特別な宝石です。

2mmの小さなルビーでも、1ctを超える立派なもの

と同じように、大切にされて日本にやってきます。

もちろん、すべてのルビー(1mmのものでも)の内包物

インクルージョンの写真がついています。

(今日も三条店のミヨテ店長はヤンゴンでモリスブライダル

の小さな宝石たちのカット研磨に奮闘中です)

私は、ルビーのインクルージョンは、ルビーの「個性」

だと思っています。ルビーを大切にするということは、

「個性を好きになる」ということです。

結婚は。。。お互いの「個性を愛し合う」ことなので、

ルビーのインクルージョンは、それを誓った時をいつまで

感じさせてくれる「2人の愛のレトルトパック」で

ありたいと思います。






ルイス コンフォート ティファニーのリング

2008年10月30日 21時46分18秒 | 宝物
今から約100年前に作られた、ヒスイとゴールドの

リングです。(橋本コレクションより)

アールヌーボー調の左右非対称のデザインといい

瓢箪のなっている紋様が彫られたヒスイから流れる

ようなラインで蔦のようにリングの腕につながって

行きます。下村女史いわく、「ルイス コンフォート

ティファニーらしいセンスと素晴らしいものをつくる

妥協しない姿勢が形になっている」とのこと。

なるほど。。しかし。。。

何が素晴らしいかというと、ルイスCティファニー

の作品をティファニージャーパンを立ち上げられた

下村女史の解説をお聞かせいただけることです。

ジュエラーとしては、これほど光栄なことは

ありません。

約4000年前のリング

2008年10月29日 23時04分58秒 | 宝物
スカラベリング。

スカラベとは「糞ころがし」ですが、牛の運をコロコロと

転がしていく昆虫ですが、糞の中に卵をうみ、中で育った

幼虫が成虫になった時に糞の中から突然現れるので、

エジプトでは、「再生」「復活」を表すシンボルだった

とか、また転がす糞が、太陽神を信じるエジプトの王様

には、縁起がよく映ったのか?

それにしても。。。

近々博物館行きになるだろうといわれている考古学的に

価値の高いリングを手にとってお見せいただく機会を

ご用意いただける橋本氏、そして諏訪会長に感謝です。

それから、見てください。。このアメシストの色ムラ。。

いまの価値観だと、宝石としてのレベルは低く認識され

ますが、宝石は、元々不完全なもの。

その不完全性を個性として愛せるかどうかが大切だと

思います。

それを教えてくれるリングでした。

私のルビー

2008年10月28日 17時56分31秒 | 宝物
これは、ミャンマー北部ナヤン鉱山のザッポーと

いうところから産出したルビーの原石です。

この真上から見た時に、イスラエルの国旗のような

星印がでるのが気に入っています。

ずっと着けていると、無いとすこし不安な感じです。

お守りのようになってしまいました。

私の次に誰が持ち主になるのでしょうか?

それまで大切にしなくては。。

3500年前の歴史的なリング。。。エジプトから

2008年10月26日 21時07分55秒 | 宝物
諏訪会長のお声掛けで、近い将来、博物館にて展示される

歴史的なリング(橋本コレクション)を手にとって見せて

いただけます。本当にありがたいことです。

写真は、3500年前のエジプトのリングです。

リングといっても腕の部分はすでに紛失していますが、

牛の頭ははっきりと残っていますし、ベゼルの部分の

細かい細工に驚きます。

裏側には、王国の最高神「アメン ラー像」が陰刻されて

おり、解説では、バビロニア王が兄弟のエジプト王に

贈ったものかも。。といわれていますが、フェラオ自身

がつけたものではなかったようです。

「牛さん」はこの時代、神様だったのか?

3500年の時を感じさせないのは、やはり宝石のすごさかも

しれません。3500年前からほぼ完全な形で残っているものは

意外と少ないのではないでしょうか。




1米ドルが90円。。。 色々勉強させてくれます。

2008年10月25日 10時38分59秒 | 今日の出来事
為替相場、1米ドルが91円以下になりました。

つい最近まで110円台半ばだったことを考えると

20%以上も貨幣価値が低下したわけです。

日本円だけ高くなってしまうのは、いろいろと金融上の

仕組みが関係しているそうですが。。。

専門家でない私は、この先どうなるのか分かりません。

ただ「お金」と呼ばれる「紙幣」が、普遍的な価値ではなくて

紙に書いた数字であり、相互の信用の上に成り立っていて

周辺の環境で価値が大きく変わるのだということを自覚させて

いただくにはいい機会だったのかも知れません。

国がなくなったら紙幣は、紙になってしまうわけですから。

そういえば、クレジットカードだと「紙に書いた数字」すら

無いのです。信用があることを前提に成り立っている。

そういう、人の信用の上で成り立っていたはずの経済なのに、

人の信用を使いこんで自己破産する人が多いと、それは怖い

ことになりますね。

米国のサブプライムローンの問題は、そういうことなんでしょうか?

借りた人に問題があったのか? 貸した人に問題があったのか?

人に信用していただこうとすると時間がかかるのに、信用を失うのは

一瞬だということを教えていただいているような出来事です。

失った信用を取り戻すのは大変ですしね。

お金を使わせていただくというのは、信用を使わせていただいて

いると考えるなら、有効に使わせていただかないと。。

色々と勉強させていただけます。

無処理だから良いのではありません。

2008年10月22日 22時27分27秒 | 宝物
ミャンマー産の無処理で美しいルビーは宝物です。

原産地でモゴックのある鉱区でとれた一か月分のルビー。

この中から宝石になるルビーはどのくらいとれるでしょうか?

以前に1ct以上の宝石としてのルビーが、どのくらいの確率

で出てくるか? 調べてみたのですが、モゴック鉱山のT鉱区

では、2000個の原石に1個でした。

無処理のルビーだからといって、すべてが宝石になるわけでは

ありません。

無処理で美しいから。。。宝の石なのです。

鉱山の皆さん、本当にご苦労さんです。

不思議なスタールビー

2008年10月19日 11時43分46秒 | 宝物
ルビーをはじめ、いろいろな色目のサファイアに見られる

スター効果(アステリズム)はとても不思議な感じがします。

ルビーの中に育った、針状のルチルの結晶が120°と60°で

規則正しく交わり、ある程度の密度で混入した場合に現れる

効果ですが、ルビーの上でふらふらと動くスターを見ていると

そう思います。

顕微鏡でルチルの針状結晶を見るとスターの原因はわかるの

ですが、昔の方はこのスターを見た時にどう思ったのでしょうか?

神秘的なものを感じたに違いありません。


早いものです。

2008年10月18日 22時12分56秒 | ルビー
この写真は、初めてミャンマー最北部カチン州のNam-Ya鉱山

に行った時のもので、もう5年にもなります。

ジュエラーが公式に、この鉱山に入ったのは初めて

だったそうです。

その後、ミャンマーに「Mori's Myanmar Co.,Ltd]ができ、

「ルビー研究所」「カット研磨工房」ができ。。。

ミャンマー産の無処理で美しいルビーがお届けできるように

なりました。

でも、考えてみるとミャンマーの同志や日本の皆さんのお陰

なのです。自分ひとりでできることなんか何もなかった様に

思います。

うれしいことです。皆さんこれからも宜しくお願いいたします。


野口英世博士が恋をした街。。?

2008年10月17日 08時44分27秒 | 今日の出来事
引き続き。。。会津若松から。

会津若松市では、野口英世博士の看板が町のいたるところに。。。

そして、「野口英世青春通り」には、こんな看板がありました。

「ここは、野口英世博士が15歳から19歳をすごした地です。

学び、悩み、恋をし、そして傷ついた街です。。。。。省略。。。

。。。そして大いなる人類愛へと飛び立った夢の滑走路だったのです。。。」

私が感じたのは、野口英世博士もそうですが、それを後世に

しっかりと伝えていく地元の方々だと思いました。

忙しい今の世の中ですから、すぐに「過去の人」になって忘れ

られていく風潮がありますので、この看板を見てものすごく

新鮮で、人間味を感じます。

会津若松の皆さんっていいなと。。。

それにしても、このデフォルメした「野口博士」かわいいですね。

1000円札の野口英世は会津若松から出たのでした

2008年10月16日 07時52分15秒 | 今日の出来事
今日は、福島県の会津若松です。

世界的に有名な医学者 野口英世を輩出した地ですが、

私も1000円札で毎日のようにお会いしています。

さて、この会津若松に「野口英世青春通り」という通りが

あります。

地元の粋な商店街ですが、その名付け親は、地元では

知らない人がいない「ジュエリーオ―スカ」の大須賀社長さん。

何しろ、同僚がアフリカで黄熱病の研究中に感染、亡くなった

のを聞いて、自らアフリカに乗り込んだ熱血漢だったようです。

その後、研究が成功しましたが、帰国前に自身も感染し帰らぬ

人となったのは有名な話です。

その時、野口英世はアメリカに拠点を置いていたようですが、

80年も前に世界中を飛び回って医学の発展に尽す。。

何とすごいことでしょう。

大須賀社長に野口英世の話を聞いてみると「豪快」な方だった

様です。

そういうお話を聞けるだけでも、何か得をした気になります。

写真は、「会津若松のホームページ」から頂戴しました。

日本は災害に強い国?

2008年10月15日 15時46分07秒 | 今日の出来事
新潟駅です。

先ほど、中越沖地震で被害が大きかった地域の山際を

バスで通ってきましたが、もう普通の町に戻っていました。

地震大国の日本ですから、七転八起というのでしょうか、

非常に立ち直りが早いですね。

中国の広東省では、大雪の大停電の被害が、まだ完全に

復旧していないところもあると聞いています。

災害が多いから、自然にそれに備えているでしょう。

もちろん災害は無い方がいいのですが、災害にあっても

辛抱強くその場で復旧を進め、立ち直っていくのは、

日本の良さだと思いました。

新潟の皆さん本当にご苦労様です。