ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

ナヤンのルビー鉱山にあるご仏壇

2011年01月31日 20時23分48秒 | 宝物

写真は、ルビー鉱山にあるご仏壇です。

モリスミャンマーの事務所の前にスタッフ

が作ってくれました。

中には、金色の御釈迦さまとお供えが

あります。

毎朝、お参りをしてから採掘作業に出ます。

その甲斐あって、大きな怪我もなく、

仕事がさせて頂けます。

そして、もう一つ、モリス鉱山の掟があります。

それは、ルビーの原石、第一発見者が、

原石に初めて触れる時に、将来のオーナーさん

の為に「お幸せに」とお祈りすることになって

います。

自然発生的に生まれたモリスの掟ですが、

そういう仲間たちが探したルビーです。

宝物として、大切にして頂きたいと、

思います。


一番、手間のかかったモリスルビーリングかも

2011年01月31日 06時59分58秒 | 宝物

モリスのエタニティリング。

写真は、一番細いモデルです。

1本だとオシャレですし、

重ね着けされるとゴージャスに

なります。

…とここまでは、普通のエタニティー

リングなのですが、モリスの

エタニティーリングが違うのは、

ルビー一つ一つの個性をしっかりと

記録しています。

1ctを超える様な大粒のルビーと

全く同じ扱いを受けてきたので、

それぞれのルビーの内包物(インクルージョン

=ルビーの個性、指紋の様なもの)

も分かります。

そういった意味では、一番手間のかかっている

モリスルビーズかも知れません。

「小さな巨人」が10個もついています。

どうぞ、ご覧ください。


ミャンマー産のルビーを採掘した人

2011年01月30日 18時38分41秒 | 宝物

エドウィン ストリーターズ。

イギリスのボンドストリートで

19世紀後半に栄えたジュエラーです。

とても有名なジュエラーです。

ビルマルビーを産地で採掘しようと

1888年にビルマ鉱山会社を設立し、

ルビーの採掘を始めました。

恐らく、ミャンマーのルビーの採掘方法

はこの時のモノがベースになっていると

思われます。

しかし、20年後にあえなく破産しています。

色々な事情があったのでしょう。

ただ、ブーツを履いたままバゴダに入った

とか、バゴダに飾ってあったルビーを持って

行った、とか行いがあまりよろしくなかった

とミャンマーで聞きました。

事実関係は知る由もありませんが、

残念な事ですね。

現地から大切な宝物をお預かりするのだ…と

いう気持ちで取り組んでいたとしたら、

たくさんの素晴らしいルビーに出会えたかも

知れません。


宝石ルビーを見て感じること

2011年01月30日 06時52分29秒 | 宝物

ジュエリーになったルビーを見ている

と鉱区で一生懸命に働いてくれている

仲間の顔が浮かんできます。

「頑張ってくれて…」

と思っていると、私たちの周りには

「誰かが頑張ってくれたから在る」

だらけ、だということに気づきます。

ミャンマー産の、それも無処理で

美しいルビーが、遠くの日本までやって

くるのもそうです。

特に私たちモリスは、頂いたお代金は

また、ミャンマーの奥地まで戻って

行きます。

お客様に頂戴したお代金が彼らのところ

に行って、地下から出てきた原石が

ヤンゴンに行って、カット研磨して、

輸出手続きして、日本に来て、

ジュエリーになって、皆様のところへ

お届けできる。

考えてみると、当たり前の事ですが、

どこかで、誰かが不幸せになると、

もう私たちのところへはルビーはやって

来ません。

写真のイエッチョー君も 単身赴任で

ナヤンに入ってもう2年目…

現場のリーダーとしての風格が出てきました。

皆が喜んだ結果が、モリスルビーでありたい

と思いました。

 


パッと見て育ちが良さそうなミャンマー産のルビー

2011年01月29日 16時05分44秒 | 宝物

写真は、ミャンマーの中北部モゴック鉱山の

Kadot tat鉱区の母岩がついたルビーの結晶

です。

ミャンマー産のルビーは、通称「大理石」の

中で結晶化します。

ルビーの中でブランド名として通っているのが

ミャンマー産(旧ビルマ)です。

パッと見るだけで育ちが良さそうですね。


少し抜けているのが平和? 縄文土器の顔を見て…

2011年01月29日 07時08分54秒 | 宝物

縄文土器の写真を見ていて気付いたのが、

どの土器も表情があって、寝ている子供

がイビキをかいている顔に見えるもの、

楽しそうに話している顔などなど、

どれも、何かを表現しようとしている

姿に見えます。

歌を歌っている様な気がするのです。

縄文時代は、戦争が無かったと、何かの

書物で読んだことがあります。

稲作が中国から伝わる前の採取生活だった

縄文人には、領土問題が無く、戦争が無かった

ということですが、これらの土器を見ていると

それ以上に、人の感情を大切にした人々だった

のでは無ないかと…

そして、少し抜けたような優しさを感じます。

写真は、岡山県立博物館の資料より


お茶のお稽古をするわけ

2011年01月28日 23時32分26秒 | 宝物

規矩作法、守り尽くして

破るとも、離るるとても

元を忘るな

これは、茶道の有名な

「守 破 離」の元になった

千利休の言葉です。

規矩作法(きくさほう)とは、

いわばマニュアルの様なものです。

たとえ自分の好みでなくても

まずは、先人の残したエッセンス

いわゆる「形」から入って、

それをマスターして、初めて次の

ステップ、自分の感性を信じて

敢えて、新しいモノに取り組んでいく。

その順番を間違うと、最後の一言、

「元を忘るな」から外れてしまします。

自分の感性を活かす為にも先ずは、

自分に修行を課すつもりで形をマスター

する。

分かっているようで、実際に行動する

には、エネルギーのいる事です。

この一言は、今日のお茶のお稽古で

木村宗慎先生に頂いた一言です。

こういう気づきがありがたいので、茶道の

お稽古を続けています。


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2011年01月28日 08時12分57秒 | 宝物

宝石を探すということは、

「ご縁」そのものです。

写真は、ある日の1日の収穫?採掘した

結果です。

 

クオーツやサファイアに混じって、

3㎜ぐらいの小さなルビーの原石が4個

入っています。

全く何もない日もあります。

私は、鉱山でルビーに出会うには

は、「ご縁」を信じるしかないと思っています。

本当は、無いかも知れない。

でも出会えることを楽しみに待つしかない

のです。

出会えるかどうか?

ひたすら掘ってくれる仲間の言葉を借りれば、

「無いかも知れないと思ったら、ここには
 居ません。願っていると、ルビーはやってくる
 と思います。絶対来ますから」

願うのが一番だそうです。

宝石を探すということは、まだお会いしていない

友達や仲間とのご縁を楽しみに待っている様な

モノで、人が無理やりに作り出せるものでは無い

のかも知れません。

ベストを尽くして、あとは待つだけ。

果報(ルビー)は寝て待て…です。

もう一つの写真は、現場で頑張るイエッチョー君です。

原石を見る彼を見ていると、素晴らしいルビーとの出会い

を願わずにはおられません。


今日は、ビックサイトで国際宝飾展が開催

2011年01月26日 14時12分01秒 | 今日の出来事

今日は、東京ビックサイトで国際宝飾展が開催

されています。

海外から、日本からご自慢の商品を持ち合って

商談をしたり、買い付けたりされています。

モリスも5年前に参加しましたが、その時は

昨年末にミャンマーに帰られた

在日ミャンマー連邦国 ラミン大使が応援に

駆けつけてくれ、勇気づけられたことを

思い出します。

あっという間に時間が経ってしまうことを

実感しました。

今年は、北京、上海の国際宝飾展に誘われて

行ってきます。


ルビー色(赤)を楽しんでも良い時代

2011年01月26日 07時44分49秒 | 宝物

「赤は、派手だから…」

ルビーをご覧いただいて、そういわれる方が

意外と多いので、「赤色」を遠慮される

のは、なぜか?

ちょっと調べてみました。

視覚デザイン研究所が発行する
「定本 和の色辞典」に赤色の記述があり
ましたので引用します。

赤色…

呉藍(くれない)、韓紅花(からくれない)、

唐紅(からくれない)と呼ばれた、鮮やかな

紅色は、紅花(ベニバナ)の花びらを干して、

黄色の色素を除いた紅色だけで染めた色であり、

呉(中国)から伝わった藍という意味で、

呉藍(くれあい⇒くれない)と呼ばれた。
(当時、藍は染料一般を意味した)

紅花は非常に高価で、個人にとっては破産的

贅沢品だったが、それでも身分不相応に衣服

を染める人が後を絶たず、社会問題化し、

身分による使用制限ができ、冷泉天皇の時代

(967~)に禁色になった。
(引用ここまで)

そうです。ユニクロに行けば赤い服はいくら

でも並んでいる今では、想像もつかない事

です。

何でも、江戸時代にも贅沢な色として何度か

禁止令が出たそうです。

これらの歴史背景に加えて、赤は色彩学的に

一番目につく色なので、自分が着けるとなると

少し気が引けるのかもしれないと感じました。


今の時代は、禁色ではなくなりました。

皆さん、リッチな赤色を楽しんでくださいね。


シュエダゴン バゴダ… ヤンゴンの皆さんの心のよりどころ

2011年01月25日 23時31分38秒 | 海外旅行記

写真は、早朝5時のシュエダゴンバゴダ。

ヤンゴン市内の小高い丘に建つお寺です。

朝から、多くの方がこの、バゴダを拝んで

います。

散歩をする人、ジョギングをする人、

皆、手を合わせています。

それは、拝まないといけないから拝んでいる、

という姿ではなく、拝みたいから拝んでいる、

という感じです。

誰に言われなくても、朝早く起きて拝みたく

なるようなお寺なのかも知れません。

仏教の国、ミャンマーの何となく親しみと

嬉しさを感じる風景です。