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ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

三蔵法師…で親しみの深い西安(長安の都)

2011年05月20日 07時50分27秒 | 海外旅行記

今日から西安です。昨夜、夜中に到着しました。

…昔は「長安」と呼ばれ、京都のモデルになった

都で、中国の内陸部で、秦の始皇帝のお墓…

「兵馬俑」が有名です。


西安現地の方にお伺いするとアメリカでいうダラス

の様な都市だということですので、政治的にも

とても重要な場所のようです。


初めて西安に来ましたが、私が西安聞いて知って

いるのは、「西遊記」の旅の始まりと終わり…

すなわち、西遊記は、玄奘三蔵法師が長安の都を

出発して、ガンダーラにお経を探しに行き、三蔵

(三つのお経)を持ち帰った物語です。

孫悟空、沙悟浄さごじょう、猪八戒ちょはっかい、

との旅はテレビでも良く見ましたので、西安(長安)

といえば、昔からよく聞いていたので親しみを感じます。


ホテルから見る風景も、漂う空気も

何となく上海と違う…さらに、上海だと既に明るく

なっている早朝5時には、まだ真っ暗なのことに

中国の国土の大きさに驚きます。


紀元前1-2世紀のセイレーンのインタリオリング…ヒストリックリングの本から

2011年05月19日 12時15分12秒 | 宝物

Ring88(淡交社)の10番目に紹介されているアメシストの

インタリオリングです。

彫刻されているのは、ギリシャ神話に登場する上半身が

美女、下半身が取りの三人姉妹です。

美しい歌声で船乗りたちを魅了し、その歌声を聞いた船乗り

は岩に船を衝突させてしまうとお伝えられていました。

セイレーンは、ラテン語のシーレーンになり、英語の

サイレンの語源になりました。(本文より)

そのインタリオが18世紀になってリングに仕立てられました。

そして、インタリオの前の部分いハーブのような楽器が

置いてあることから、だれか演奏者がお守りの様に

使ったのではないか?

と推定されています。

ヒストリックリングは、その時代に生きて、そのリング

着けた方の個人的な部分を感じるのが良いですね。


ご縁は、人の考えを超えているもの

2011年05月19日 06時34分54秒 | 宝物

写真は、13世紀の欧州のヒストリックリングの

結婚指輪です。

結婚は、ご縁があって血のつながりのない

「おふたり」が、「新しい、次の血縁」を創っていく

とても、おめでたいものです。

このリングを拝見して思ったのは、誇らしげに

800年間変わらず輝き続けるルビーと、

固く結ばれたおふたりの手のモチーフです。

いまは、どこにいらっしゃるか?

どうなっているか?は分かりませんが、

おふたりの子孫に、見せてあげたい…。

この結ばれた手と手(フェデ)のお陰で私たち

がいるのですよ…と。

私だったら、ご先祖さんが、このようなリングを

残してくれていたら嬉しくて、宝物として着けて

いたいと思います。

 


「指輪-この饒舌なる小宇宙の物語」開催中

2011年05月18日 22時57分49秒 | 宝物

銀座のミキモトホール6階で開催されている

橋本コレクションの展示会のレセプション

の時の写真です。

私の右隣り、永井先生は、業界では知らない人

がいないデザイナー、そして橋本貫志氏の妹様。

そして下村様(日本ティファニーを立ち上げた元

社長)、そして今回の会をずっとオーガナイズして

頂けている末永様。

お偉いお姉さま囲まれて…喜んでいる図ですが、

「指輪-この饒舌なる小宇宙の物語」は

29日までの開催です。

連日、著者の方々が会場

に訪れていますので、直接、手に取った時の

感触などが聞けるかも知れません。


金八先生の気分?

2011年05月18日 22時02分02秒 | 宝物

宝石は、経年変化しないモノですので、

何百年経っても古くなりません。

ですので、市場に出回っている宝石ルビー

の多くは、還流しているモノが多いと

思いますが…

私たちモリスは、どうしても新しく産出

された宝物のルビーを探したくて出かけ

ました。

でも、原産地へ行けばいくほど、還流する

ルビーに出会うことが無い分、美しいルビー

に出会う頻度も下がります。

出会うのに苦労した分だけ、イメージが

一つ一つ頭に焼き付いています。

もう10年経ちますが、× × ×のルビーは?

と聞かれたら、全部、思い出せるかも

知れません。

それだけ、同じキャラクターのルビーは

無いということですが、何年も前に、出かけて

行ったルビーと久々に、再会すると「金八先生」に

なった気分になります。

 

今日、昨年に出かけて行ったルビーと出会ったら、

ふっと9年前に出かけた「マルちゃん」や「オークヒル君」は

元気かな? と思ったのです。

(ルビーの名前です)


機内からの絶景

2011年05月18日 07時09分37秒 | 海外旅行記

成田空港から上海プードン空港までの機内からの

風景。

到着が少し遅れて9時を過ぎて空港に着いたので、

街まで1時間、お待たせするのは申し訳ないかな…

と思って連絡すると、

「それでは、10時からにしましょう!」

との事。

皆さんよく働きます。

景気が良いというのもありますが、それ以上に競争が

激しくなっていて、それくらいやらなければ淘汰されて

行くようです。

日本の不景気は、色々な理由があるのでしょうけど、

一生懸命さ、必死さが無いように思います。

よく働くだけでも、まだまだ可能性があると。

さぁ~今日も気合を入れて仕事しましょう。

 

写真は、機内からの絶景です。

時刻は、日本時間の8時、中国の7時ぐらいです。

 

 


中国に、ルビーをご覧になられたい方がいらっしゃるから…

2011年05月17日 17時42分27秒 | 宝物

中国からルビーをご覧頂けるということ

で連絡がありました。

モリスは、ルビーのお話をさせて頂ける

なら、どこへでも参ります。

嬉しい事です。

どの様なルビーのお話になるのか?

宝物として大切にお持ちいただけるのか?

気持ちが伝われば、良いなと思います。

 


自分の眼で見ることができるジュエラーでありたい

2011年05月17日 06時14分24秒 | 宝物

写真は、カット研磨する前のルビーの原石です。

どのルビーが素晴らしいのか?

 

ルビーは、とても希少性の高い宝石です。

天然無処理で品質の高いルビーで1ctを超える

ものは、鉱区でもほとんど見つかりません。

ミャンマー産のルビーは、大理石の中から

出てきますので、探すのは、大理石を砕いて

探すか、もしくはずっと昔に溶けた大理石から

流れ落ちたルビーを探すかのどちらかです。

どちらにしろ、とても少ないので、

普通一般には、処理などをして品質を改良した

モノが主流です。

ほぼすべてのルビーが、天然無処理ではなく、

宝石の中で最も人工合成石の種類も処理の種類

も多く、その上、類似石も多いので、私たちも

更に研究を深めていきたいと思います。

どんなルビーか?

と聞かれた時に、自分の眼で見て、自分の言葉

で説明できるジュエラーでありたいと思います。


Historic Rings (淡交社)のリング実物を見る機会

2011年05月16日 06時06分11秒 | 宝物

只今、銀座ミキモト6階のミキモトホールで開催

されている「指輪-その饒舌なる小宇宙の物語」

は、5月29日まで一般公開されています。

時間は11時から午後7時まで。

世界でも類を見ない4000年前から現在までの

「指輪」の変遷をひとつの会場で見ることが

できます。

写真は、13世紀の結婚指輪と考えられている

「ルビーのフェデリング」です。

ルビーは、拝見したところ、色帯や針状の結晶

の入り方からミャンマー産(モゴックと思います)

のルビーです。

そして、リングの腹の部分に手と手をつないだ

モチーフが彫刻されてあり、このデザインを

フェデといいます。

「指輪88」は会場でも販売されています。

800年も前にこのリングで、愛を誓った

おふたりの人生は、幸せだったと思います。

そういうエモーショナルな部分も感じられる

珍しい書籍だと思います。


結婚指輪にルビーを使うのは、伝統的

2011年05月15日 16時12分49秒 | 宝物

結婚指輪にルビーを使うのは、実は古くからある

伝統です。

私が拝見した一番古いルビーの結婚指輪は

13世紀のモノですが、今も何も変わらず

輝いていました。

シルクインクルージョンの入り方や

結晶インクルージョンの入り方からミャンマー

のモゴック産のルビーです。

モリスブライダルには、必ずどこかに

その伝統的なミャンマー産の無処理で

美しいルビーが入っています。

 


静かな東京の朝

2011年05月15日 05時10分36秒 | 今日の出来事

京都も東京も、昼間は、多くの人々が行きかいますので

騒々しいので分かりにくいのですが、早朝には、

お茶室のような静けさがあり、私は好きです。

ビルもスカイツリーも皆、朝日に照らされて

美しい景色が広がります。

何か絵画の様で、ジーンと来るものがあります。

「静けさ」は、色々な事を感じさせてくれます。

 

 

 

 

 

 


小さな文化遺産…橋本コレクションが見れる

2011年05月14日 16時20分48秒 | 宝物

東京銀座4丁目 ミキモト本店の6階

ミキモトホールで開催されている、

「指輪-その饒舌なる小宇宙の物語」

 ~古代エジプトから現代まで~

では、小さな文化遺産である橋本

コレクション850点の中から選ばれた

60点を見ることができます。

入場は無料です。

博物館に入ってしまう前に、是非

ご覧になっておいて下さい。

指輪に対する印象が全く変わると

思います。


京都三条 ルビーのモリス

2011年05月14日 09時59分55秒 | 宝物

今日は朝から京都三条本店…

モリスは、京都東山東福寺の中門の

隣でスタートしました。

東福寺の隣にあるのが「伏見稲荷神社」

ですので、お稲荷さんのあの朱色の

鳥居を見ると懐かしく、開業当時を

思い出します。

ルビーで世界一になるぞ!

…と始めたモノの、まだ原産地がどこで、

鉱区がどこにあるかも分からなかった時

です。不安になる度に、ジョギングで

お稲荷さんのてっぺんまで駆け上がって

「見ていてい下さい!」と

お詣りに出かけました。

朱い鳥居のトンネルを走り抜けていくと

不思議と「大丈夫だ…これもいい思い出に

なる日が来る」と思えたモノです。

だいたい、不安になると…

伏見稲荷さんに駆け込むか、

京都三条のジュエラーの先輩のところに

駆け込んでいたのです。

モリスのDNAは、やはり京都です。

神聖な場所は、有り難いですね。

写真は、「京都観光」の画像から拝借した、

私の旧ジョギングコースです。

 


ルビヌス→ ルージュ→ レッド …ルビーの語源

2011年05月14日 07時12分30秒 | 宝物

ルビーの名前はどこからやってきたのか?

マースやタイタンの様にギリシャ神話の

神様の名前かな?…と

思いますが、実は、

「ルビヌス」=赤色です。

それが、フランスに伝わってルージュに。

そして海を渡ってレッドになりました。

赤色です。

今でもイタリアで「ルビノ」って言いますね。


ヒストリックリングを直接見る機会…ミキモトホールで29日まで展示されています。

2011年05月13日 22時40分29秒 | 宝物

「指輪88」に記載されているヒストリックリングが、

5月29日まで銀座のミキモトホールで展示されます。

本で見るリングは、ルーペで見るかの如く、細かい

表情まで見ることができます…が、実物を拡大せずに

肉眼で見ると、また違う気づきがあります。

銀座4丁目のミキモト本店の6階、ミキモトホール

へ是非、足を運んでみて下さい。

書籍も購入できるそうです。