ルビーの森

京都三条と銀座並木通りにある、ミャンマー産無処理で美しいルビー専門店。鉱山から一貫したトレーサビリティーを実現。

政権交代。。。でも何か情けない

2009年08月31日 19時53分11秒 | 今日の出来事
今回の衆議院選は政権交代という結果が出ましたが、政治にはあまり興味が無い私でも、これから何か変わるのかな?と思います。変わるという事は、楽ではありません。ストレスも多い事でしょう。でも人間にとってストレスは栄養の様なモノです。
それよりも、ガッカリしたのは、負けた自民党が、「次は第一党に返り咲くぞ!」、「もっといい政策を提案しよう!」と言わずに「民主党もいつまで続くかな」なんて言ってる姿です。民主党の失敗を期待するなんて情けないですね。「それよりも良い国づくりするなら手伝うよ!でも次の選挙は手抜きしないぜ」って言えないのでしょうか?
選挙は他人の評価でしょ。
政治家なのだから、選挙に負けたからと言って、やる事は変わらないでしょ。それよりも、皆さん、
政治屋さんなのかな? リーダーは一般人を引っ張って行く人なのに。。。
どちらにしろ、ちょっと情けない光景でした。

美しいトラピッチェルビー

2009年08月31日 13時19分29秒 | ルビー
ルビーの結晶は成長する時に六角形です。

トラピッチェルビーといって歯車型に

育つものがあります。

あまり綺麗なトラピッチェルビーは見た

ことはなかったのですが、これは結構

きれいでしたので、顕微鏡で写真を撮って

見ました。

針状の結晶が密集している様子をご覧

下さい。

自然に育った美しいものを鑑賞するのは

いいですね。

アールヌーヴォー期を代表するジュエリー

2009年08月31日 06時50分42秒 | 宝物
シルヴィアと名付けられたこのペンダント

は、パリ装飾美術館に保管されている

アールヌーヴォー期を代表する名作として

ブランドジュエリー30の物語(東京美術)

山口遼先生著で紹介されています。

1821年に創業されたヴェヴェール(VEVER)

が作ったものです。

本文引用)

ルネ.ラリックと肩を並べるアールヌーヴォー

時代の代表作家であり、フランスの宝石商。

三代目アンリの時代に才能を昇華し、アール

ヌーヴォー様式の作品を多く作り出した。

ラリックに比べて奇抜すぎず、実用的で堂々

とした作風が見られる。(引用ここまで)

ということですが、この本を見ていたときに

このペンダントが目に入ったのです。

1900年の作品なので、

あのアントニオ ガウディが48歳のころに

最優秀賞をとって世に出たとき、同じ時期

を大きな建築物と小さなジュエリーですが、

100年後にも見るものにメッセージを送り

つづけているのですね。

1カラット(1ct) なぜ?

2009年08月30日 15時31分31秒 | ルビー
ルビーの重さをカラット(ct)で

表します。宝石は紀元前から取引され

ていたとてもとても古い「価値」です。

その重さを天秤で量りましたが、宝石

の逆側にのせたのが、「カラット豆」

アフリカ原産のお豆さんで0.2g/個と

いわれています。

本当かと調べてみました。

。。。0.9955ctです。

(モリスにある全国宝石学協会の秤で)

四捨五入すると1ct=0.2gです。

いわれている通りです。

(その後に図ったお豆は1.3ct

ありましたが。。。)

金の純度を表すK=カラットとは

関係がありません。

そのままで、美しくないルビーの原石はどこへ行くのか?

2009年08月30日 13時25分17秒 | 今日の出来事
写真は今回、ミャンマー北部のナヤンから

イエッチョー君が持って帰った原石の一部

です。すべて鉱区ごと、場所ごとに分けら

れているのですが。。。美しい原石では

ありません。中にはルビーと呼んでも良い

と思われるものはありますが、それでも

美しくありません。

それでは、この「その他の原石」はどこへ

行ってしまうのでしょうか?

処理をして美しさを改良されるか。。

絵などに貼り付ける材料にされます。

どちらにしろ希少性が低いわけですから。

硬度の高さを利用して研磨剤にも使われ

たりもします。

15世紀ぐらいのアンティークジュエリー

を見れば分かりますが、私たちが思って

いるほど美しくなくても、天然ルビーで

あるということで、大切に使われていま

した。ところが、近年になって変化しました。

まず、採掘する技術の発達で数が増えて

原石で美しいモノ以外は、宝石の枠から

はずれました。人工合成ルビーなるもの

もできましたし、その後の加熱処理も発達

したからです。処理して美しくなったもの

よりも遥かに価値の高い3番目ぐらいの

原石は、カット研磨さえされなくなりました。

パッと見て美しければ、人工合成であって

も処理石であっても「キレイな方がいい」

ということです。

(パッと見が悪いとお客様が見てもくれない

から仕方ないのですが。。。)

でも、人工合成ルビーの技術は発達し、今は

「ニセモノ」扱い。処理技術もドンドン発達

してきました。

。。この後は一体どこへ行くのでしょうか?

私は、昔に戻ると思います。

原石でたとえ特別美しくなくとも、そのまま

の美しさを楽しむようになると思います。

「無処理で普通のルビー」ということです。

色々な考え方があると思いますが、人工合成

ルビーとガラスとどちらがいいですか?

どっちでも良いような気がしますし、お値段

無処理で美しいルビーと比べるまでもありません。

お安いのであれば、それは素晴らしいことですが、

お客様がお買いいただくからといってドンドン

作って数を増やしていくのもエコの時代に

どうかな?と思いますけど。。。

。。とまぁこの話はさておき。。。

少なくて人気が高いものは「お高い」のです。

そして更に人気が上がると「更にお高くなる」

ということです。

そういうことで、モリスは、処理が必要な原石は

貴重な資源であっても、処理をして美しさを改良

しないことにしています。本当に希少で大切にされ

てきたものの価値が分かりにくくなるからです。

美しくないルビーの原石は昔から研磨剤などに

使われてきましたので、モリスの場合は、加熱処理の

実験に使わせていただいています。

そのあとに、コランダムとしてお使いいただけ

れば良いのですから。。。

中国などでは、まだまだ、パッと見て美しい方が

優先で、処理の有無を気にされるのはこれから

です。まだ一つ目ですから。。。

しかし、成熟した日本では、無処理でちょっと

美しいルビー。。。も見直されていくと思います。


ルビーの原石の値段

2009年08月30日 08時18分25秒 | ルビー
ルビーの原石の値段は面白いものです。

カット研磨したら驚くほど美しいものも

あれば、その逆もあります。

また、とてもとても希少ですが、カット

研磨する必要がないくらい原石の結晶が

そのままで美しいものもあります。

そして、鉱山主のポケットから出てくる

こともあれば、大理石の中から出てくる

こともあれば、既に誰かのコレクション

であるものを譲っていただくこともある

でしょう。

最近、原産地のミャンマーでは原石の

値段が上がり続けています。

確かにモゴック鉱山などでは、採掘量が

極端に減ってしまいましたし、ナヤン鉱山

もすでにルビーが採掘されなくなった鉱区

も多いことを考えると需要と供給のバランス

から値段が上がるのは当然です。

人がつくる事ができない資源というのが

キーワードでしょうか。。

よく、モリスはミャンマー産の無処理で

美しいルビーしかやらないので、鉱山の資源

が終わったらどうするの?

とご心配いただくのですが、何千年も前から

採掘されて大切にされているルビーは世界中

にあるはずです。

それを探せばいいのです。宝石は経年変化が

ないのが特徴です。古くならない価値なの

です。

その為に、モリスはもう7年間もミャンマー

産のルビーの研究を続けています。

原産国で原石が採掘されているうちに、

原産地で研究をするのが大切だと思った

からです。

私たちがルビーを専門にしているから。。

という訳ではなく、

「今のうちに手に入れておいたほうが良い宝」

かも知れません。

私たちも含めて。。。

写真は、今回みたルビーのインクルージョン

シルクインクルージョンが、なんだか

山の小道に見えました。。







世界一多くルビーのインクルージョンを見ているのでは。。。

2009年08月29日 17時42分41秒 | 海外旅行記
ヤンゴンのカバーアエーパゴダRDにある

モリスミャンマーでは、日々ルビーの

カット研磨作業やルビーの研究が続けら

れています。

写真は、チョーミンナイ君。

もうモリスで5年前から毎日、ルビーを

研究してくれています。

来週は、ミャンマー中北部のモゴック

鉱山へ10日ぐらい調査に行ってくれます。

無処理で美しいルビーの内包物は、

間違いなく世界で一番たくさん見ている

と思います。多いときには一日100pcの

メレを記録することもあります。

頼りになる同志です。

バンコク空港の朝4時。。ルビーの色が???

2009年08月29日 08時44分13秒 | 海外旅行記
眠らないアジアのハブ空港、バンコク スワナプーム空港

朝の4時からショッピングセンターも全開で営業して

います。そのハングリーさには驚くばかりですが、

あれ。。。いつものルビーの色ではない!とリングをみて

気付きました。

眠らない空港も朝4時には照明を半分ぐらいにしている

ようです。

深夜便でミャンマー入り

2009年08月28日 21時17分26秒 | 海外旅行記
ただ今、京都発の関西空港へ特急「はるか」

の最終便で空港に向かっています。

空港には10時前に到着しますが、飛行機は

0時30分ぐらいです。

タイランドのバンコクには4時着、目的地の

ヤンゴンへは朝の8時ぐらいに到着です。

この3日間のうち、機内で2泊です。

この様なセセコマしいスケジュールの時は

機内泊に限ります。

素晴らしいルビーが呼んでいる気がします。

モリスの番頭 ルビー王子

2009年08月28日 05時33分51秒 | 宝物
モリスのルビー王子

「上海をチヨが行く。。。」の図です。

彼は、芸大を卒業後、宝石の専門学校

ジャパンジュエリービジネススクール

へ入学し「ルビー」を勉強し、モリス

の創立時に大阪泉佐野からやってきた

生粋のルビーマンです。

写真は、上海でフェアーをしたときの

ものです。モリスのルビー姫「きたの」

は、「モリスブライダル」をゼロから

スタートさせた頑張り屋さんです。

皆さん、どうぞ宜しく!


Hong Kong の吉野家

2009年08月27日 17時28分57秒 | 海外旅行記
吉野家の牛丼。。。日本の街中で見る

普通の風景ですが。。。あれ?

看板の上にある漢字が読めない!

。。そうです。

先日、香港へ行ったときに撮った写真

です。吉野家の牛丼の看板は香港でも

アメリカのロスでも目立ちます。

以前にアメリカのダラスに住んでいま

したが、ロスへいくたびに朝昼晩の3食

牛丼を食べたことを思い出します。

(実は味は日本の方が美味しく、生卵

もないのでちょっと寂しかったのです)

その時の牛丼の上にのせたルビー色の

しょうががとても美味しそうだったのを

思い出します。


ecoな時代はこれから ルビーは究極のecoかも

2009年08月27日 05時47分49秒 | 今日の出来事
京都の駅前で「たけかご電気自動車」が

展示されていました。

何でも京都産の「真竹」2メートル

を45本使って職人さんが編み上げた

との事で1回の充電で50キロ走行できる

との事です。京都市産業技術研究所と

京都大学が共同で製作したそうですが、

しっかりと京都もアピールしています。

重さはわずか50kgと非常に軽いのが

特徴のようです。涼しそうで、エアコン

もいらないですしね。

環境にやさしく、エコかも知れません。

これからはエコの時代だ。。。と

言われています。しかし私はルビーを

みていつも思うのですが、何世代にも

わたって変わらない美しさを発揮し、

希少性が高いからお金もたくさん払って

購入しなければならない天然ルビーこそ

究極のエコのだと思います。

人工的に作ったら「人工合成ルビー」と

よばれるし、人為的に美しさを改良し

たら「加熱処理」と呼ばれ、人が数量を

コントロールできない。。。あれば嬉し

いアイテムだからです。

要するに作らない、壊さない、大切にす

る。。。「消費しない」ということです。

だから! モリスはルビーを好きなわけ

ではないのですが、そういう面もある

ということで。。。




ルビーをカット研磨する練習をするイエッチョー君

2009年08月26日 21時26分01秒 | 東南アジア
モリスミャンマーのイエッチョー君は

鉱山担当者です。ナヤン鉱山などかなり

山奥で仕事をするのが得意で、モリス

へやってくる以前は、山の中で大きな

カブト虫を採りにジャングルの中を

ウロウロしていた猛者です。

。。で、その彼がカット研磨の練習中

です。原石を選ぶ担当はカット研磨の

プロである必要はありませんが、知識が

あると鉱山で原石を見るときの参考に

なるはずです。

何でも準備しておくに越したことは

ありません。

里帰りした珍しいルビー

2009年08月26日 05時45分19秒 | 宝物
ミラクルなことでした。

何年も前に分けてもらった私のルビー

が、採掘現場(出身地)まで帰りました。

「出て行ったルビーが帰ってきたのは

初めてだぁ~」と感動していただきました。

鉱山で、その私のルビーを発見した

「第一発見者」である鉱夫の方とお会いでき

る奇跡に私も感動しました。

嬉しくなって記念撮影したものです。


宝の石発見 ルビーの原石

2009年08月25日 22時53分37秒 | 宝物
鉱山で原石を見ると「宝の石」ルビー

が、なぜそう認識されてきたか?

よく分かります。

原石が美しいからカット研磨すると

もっと美しくなるのです。

写真の原石は、美しいものですが、

カットすると0.5ctぐらいしか

残りません。

朝のブログに書いたとおりですが、

なぜ、ルビーは歪んでいても気にせず

に大きさを残そうとするのか?

素晴らしいものは滅多に出現しない

からです。