テーブルの上にあるのは 何の変哲もない よくある色合いの薄めに染まったハンカチ。
されど コレは目からうろこが ポロッと落ちた瞬間に生まれたハンカチなのである。
それは 何故かと云うと コレ↓が染材だから!!!
何に見える??? 美味しそうな干し柿でしょ。
ナント ナント この干し柿を煮出して抽出した染液で染めたのが 上のハンカチなのだ。
実はコレ 依頼を受けて今月末にワークショップを開催予定のマメタイフウのオヤブンさんから相談されての試染めである。
今回の依頼は 某小学校の支援学級(1年生~6年生)に在籍するお子たちが対象と云うことで
植物の不思議を体験するに辺り 選択する植物の範囲を広げ 子どもたちの学校生活に直結した素材を扱いたいとの希望である。
そこで オヤブンさんが真っ先に思いついたのが 秋に子どもたちが収穫し 自分たちで皮をむき干した柿。
天日に干しすぎて ガッチガチに固くなりすぎてしまったこの干し柿を使えないかと云う相談だった。
その着眼が面白い! と 思ったものの 如何せん干し柿で染めたことが無い! と云うか
干し柿で染めようと考えたことすら無かった! 第一 干し柿が染料になるのかどうかも不明。
それなら 試染めしてみるしかないっしょ と 染めてみたら染まった!!!!!
何事にも 先入観を持たずに事にあたるが 新たな出合いを呼び込むことに繋がるようだ