修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

まっかなほっぺた

2012-11-11 | ひとりごと
     

今年の当地方の夏は 猛暑に加え 雨の少ない乾燥した日が長く続いたので 植物もかなり疲れ 早々と葉を落とす木々がみられ気になっていたが
その後の大雨と 秋本番になってから朝晩の寒暖の差が大きくなったことで いつになく紅葉が見事な年になった。
それは 山の稜線付近から始まり 麓へと駆け下り 毎日通る道沿いの木々が 黄葉 黄色から紅色へと変化しつつ 更に燃え立つ照葉へと
その美しさに思わず見とれ 何もなければ15分のところを 倍近くかかって通勤しているこの頃である。

     

モミジが真っ赤に色づき 早朝から三脚とカメラを手にした面々で賑やかな湖畔には 下手に近寄ると総スカンをくらいそうなので
通勤途中の県道から 箒の窓を開けて撮るという横着者ゆえ アングルも何も無いいい加減な画像で失礼

           『 まっかな秋 』   作詞者 薩摩 忠  作曲者 小林秀雄

     ♪ まっかだな まっかだな  つたの 葉っぱが まっかだな  もみじの 葉っぱも まっかだな
      沈む 夕日に てらされて  まっかなほっぺたの 君と僕 まっかな 秋に かこまれて いる ♪ 

通勤路は魔女山の東斜面を通っているので 夕日に照らされると云うよりも 朝日に照らされて・・・・・になる。
しかし 今日は生憎と雲に陽が遮られ寒くて まっかなほっぺたになったのであった。

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デイサービスでの穏やかな時間が終わり 明くる週は 再びマメタイフウに突入する嵐の時間が始まる。
まあ嵐と云っても 喜びをもたらしてくれるから愉しみなんだけど・・・・・マメとは云え 勢力は半端じゃないからなぁ
体調を整えつつ ほっぺたをまっかにしながら錦秋も味わなくっちゃね♪

笑顔と涙

2012-11-09 | 手しごと
デイサービス二日目の利用者さんは 前日とすっかり入れ替わっていたので 同じように感覚を駆使して植物を感じていただいた。
例の若いスタッフは この日は休暇でいなかったため 邪魔されることなく ワークショップの主人公たちに働きかけることができたってわけ
この日の染材は 桜の枝・ススキ・ミント・センダングサの四種類。
センダングサを 利用者さんたちにお見せしたところ 「 コジキ! 」 と即答された。
魔女地方では通称 『 バカ 』 とも呼ばれている植物だけど ココのデイサービスのある地方では 『 コジキ 』 と云うそうだ。
バカにしろ コジキにしろ あまり良いイメージではないけれど 染めてビックリ!!!
『 コジキ 』 改め 『 センダングサ 』 となるかと思いきや やはり慣れ親しんだ名 コジキはコジキらしい。
それでも コレがコジキ色とご満悦な様子を見れば それも良しであろう。

      右から2種類目のオレンジかかったハンカチがコジキ色♪

ハンカチに細工をしている間 あるテーブルでは 笑顔の女性と涙をポロポロ溢されている女性が・・・・・・。
ニコニコ愉しそうに細工をしている女性は百歳だとおっしゃる。
「 アタシ 百歳だからね。百歳らしい作品にしなくっちゃね♪ 」 と満面の笑顔でおっしゃる。
車いすも杖も使わず 支えられながらゆっくりとご自分の足で移動される程シャキッとされ おしゃべりも賑やか。
それは それは 素敵な歳の重ね方をしていらしたであろうと思われる方であった。(あくまでも 当方の主観也)

一方 細工をしながらポロポロ涙をこぼされている70代後半と思われる女性。
どうされたのか お訊きしたところ 「 昔 おかあちゃんと こうして布に細工して染めたのを思い出したの。 」 とおっしゃる。
よくよく訊けば それは やさしかった母親の思い出と重なって 懐かしくなり 思わず涙が出てきたそうである。
帰り際 その方が 「 おかあちゃんを思い出させてくれてありがとうございました。 」 とおっしゃってくださった。

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マメタイフウたちのように 勢いのある子どもたちとのワークショップとは違い
人生の夕暮れ時にいらっしゃる先輩方とのワークショップは 暖かで穏やかな時間を共有することによって
色鮮やかに染まったハンカチの向こう側に広がる セピア色の世界が垣間見える気がしてくる。

さて 三日目の今日は・・・・・・・・一緒に 愉しんで来よう♪

言祝ぐ染め

2012-11-08 | 手しごと
今週は 某介護事業所から依頼を受けて 連日デイサービスでワークショップを開催中。
デイサービスのスタッフのみなさんは 利用者さんの対応でお忙しいでしょうに 利用者さんが喜ぶ顔見たさに
染材にする季節の植物を種々集めて下さってあった。

     

染める前に利用者さんに それぞれの植物を見ていただき それが何の植物なのか 匂いや手触り等を駆使して考えていただく。
肉厚で表面がツルッとして紅く色づいた葉を 各テーブルに配り 感覚を刺激しつつ考えていただこうと言葉かけしていると・・・・・
突然 若い(多分20代前半)男性スタッフが 「 それは柿の葉です。 」 と・・・・・
一所懸命 利用者さんに働きかけ 職務に熱心なのは感じたけど 利用者さんに感じて考えて貰わなくてどうするのよ!
ダレが主人公のワークショップなの???

って 余談だけど 小中校生相手にワークショップを実施していると 時々この手のKYがいるのよねぇ
それは 大概 担任が新米の女性教師だったりすると 管理職の男性教師が闖入してきて・・・・・・

昨日染材にした植物は 紅葉したモミジ 桜の枝 紅くなった柿の葉 イネ科の植物(所謂雑草)の四種類。
植物を煮出している間にハンカチに細工をして貰うのだが 中には糸を使って細かい絞りを施したり・・・・・
昔 糸を紡いで機を織り 絞り細工をして染めて等 染織に携わったことがあるだろうと察せられる方がいらっしゃっる。
まさしく昔取った杵柄!!! 大いに発揮していただきたいものである。

     

染め上がった素敵なハンカチを前に 「 あけましておめでとうございます。 」 と突然 この場がお正月に・・・・・
そういえば 別のデイサービスでは かつて長老の挨拶が 始まったこともあったっけ。
さて 今日は何が起こるか た・の・し・み♪

学習しているのか?

2012-11-05 | ひとりごと
昨年の今頃 「 王様の耳はロバの耳・・・・」 と どこぞの葦原から風が吹いていたのをご記憶だろうか???
昨日 地区の運動会があり 綱引きに出場したつれあいが 「 今年は凄いぜ2位だよ!!! 」 と意気揚々と帰ってきたが 何やら様子がおかしい。
訊きだしてみれば・・・・・ゴリッ!と 音がして綱があたった部分が痛むと云うではないか。
あぁ・・・まったく学習能力の欠如したヤツだよ!
整形に通院したところで 湿布を処方されるだけだし どうなるものでもないからと云って 
自分で家にあった湿布を貼り 昨年着用していたコルセットを装着している。
前日 無意識にコルセットを探し出したと云うが 予感していたのか??? コレも学習したことになるのか???

     

それでも 通院してレントゲンで確認して貰えば一安心するし 湿布薬を処方して貰った方が 市販のを買ってくるより安く上がるのにさ。
本人曰く 「 近所でしゃべらないでくれればいいから 」 と 今年は開き直っているが 去年のように葦原の穴に吐露する気にもならないわ。
ハッキリ云って アホだわ!!!



うれて惹きつけて!

2012-11-03 | おでかけ
今日は午前中 半休を取って・・・・・

     

娘の同級生で 画家として歩みだしたばかりの若い女性が 同じように若い美術家たちと一緒に開催しているアート展へ。
大学在学中から 作品を発表しては 種々入選し活躍してきている彼女。
クリッとした魅惑的な目のきれいな娘さんに成長した彼女が とてもまぶしくて おばさんはドキドキしながらも
その笑顔や さりげない仕草に ランドセルを背負って娘たちと戯れていた頃の面影を見つけたら 嬉しくて更にドキドキ♪
じっくりと彼女の大作に対峙したあと 少し言葉を交わしエールをおくって 美術館の外に出ると・・・・・

くんくん ひくひく うっぷ く く くっさ~い 
美術館前の歩道と駐車場のイチョウ並木は 見事に黄いろに色づき その下には臭いの元凶がたくさん落ちていた。



その量ときたら半端じゃない!!!!!!
熟れて歩道に落ちた実は 通行人に踏み潰され 益々悪臭を放っているが しゃがんでよく見渡せば 完全な実が山ほど落ちている♪
「 どうぞ! アタシを拾ってぇー! 」 と訴えていたかどうかは定かでないが 拾わずしてどうして通過できましょか。
足下に落ちている銀杏を拾いながら 視線は更に前方に落ちている銀杏を捉え ほんの少しのつもりが 1時間近くも銀杏拾い。
その間 何人も近くを通ったけれど 誰一人として 声をかけてくることはおろか こんなにたくさん落ちている銀杏を拾おうとさえしない。
やや遠巻きに その場をそそくさと離れて行く。
うぬ??? 確か 今年の夏にもこんな光景があったような・・・・・・・
目の前にどうぞとばかりあれば ドングリも クルミも アケビの実も コクワの実も ヤマナシも 野葡萄の蔓だって 
みんなみんな採りたくなってしまうのは 遥か大昔の狩猟と採取の時代から引き継ぐDNAが騒ぎ出すのか???
とにかく 途中で止めるのが物凄く難しくて ついつい時間を忘れ 我を忘れ

      箒の窓を全開にして帰ってきましたとさ

若き芸術家のたまごたちよ じっくり熟成し うれて再び惹きつけておくれ! 待ってるからね♪