修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

逢魔が刻

2007-10-23 | ひとりごと
愚痴ることで少しでも気が楽になれれば・・・

日が陰る時間になるとどうも不安になってくる。
何が?
いろんなこと・・・。

つれあいの健康問題も大きい。
ここのところ疲れも出ているのか調子が悪そう。
そんなとき、頭の隅を・・・再発・・・がよぎる。
・・・あのときの執刀医は、「99%完治です!」と言い切ったはず。
病巣を取り除くだけで、他に治療は不要だった。
だから、普段はすっかり忘れて生活しているのに、
病気が見つかったこの季節になると不安になってくる。
つれあいまで冗談で「再発?」なんて簡単に口にする。
しかし、事実と向き合ったときには絶対に口にも出さない人だから、
今は本人は気にしていないということだろう。
それでも、私は落ち着かない。
つれあいの定期検査が済むまでは・・・。

普段は気にもかけない自分の健康状態にまで不安が押し寄せてくる。
職場の健康診断が終わるまでやっぱり落ち着かない。

三年前の中越地震で、県道を走行中の車が土砂崩れに巻き込まれた事故があったのも今時分。あれ以来、魔女の森の県道も不安に思うことがある。

秋の日は『釣瓶落とし』のとき、『逢魔が刻』なのか・・・・。
不安で不安でどうしようもなくなる。

そして何よりも、誰もいない真っ暗な家に帰るのが嫌!
嫌い!嫌い!秋の夕暮れは大嫌い!!!

美しい色は毒の色

2007-10-23 | ひとりごと
     


この季節の窓辺には、チラチラと鮮やかな色彩が目に飛び込んできて、
デスクワークをしていても落ち着かない。
それならばいっそのことデジカメ片手に現況把握に・・・。


これな~んだ?


森の開けたところに、いくつかの小さな土まんじゅう?

どうやら、もぐらの移動跡らしい。
しばらく、土まんじゅうを追いかけていたら、
怪しいものたちに導かれ・・・。


鮮やかな危ないキノコ達


更に行くと・・・


ラッキー!


ちょっと見・・・美味しそうなキノコをたくさん見つけた!
いやいや、待てよ・・・
こんな簡単に見つけられるところに美味しいキノコが
放っておかれるわけがない。

  『森の魔女、誤って毒キノコを食し、中毒で入院』

なんて、明日の朝刊に載ることになりかねないから遠慮しておこう。
 
キノコを諦めて、尚も行くと・・・
森の中に・・・きれいな紅い葉。

         

危ない、危ない、触ったらかぶれる・・・ヤマウルシ。

オヤッ?何やらきれいな花が咲いている。  
           
           

近寄ってよく見れば・・・

猛毒のトリカブトなり


色鮮やかな美しいものに導かれてみれば、
         それは怪しく危ないものたちだった・・・。      

出前のおはなし会

2007-10-22 | おはなし
よたよたしながら、どうにかこうにかこなしてきた。
地元小学校での今月のおはなし会。
さて、今月のメニューは・・・・

     おはなし  三枚のおふだ
     絵本     さくらんぼさくらんぼ

         魔女  司書

おはなしのろうそくを灯して10月のおはなし会。

だけどさぁ。何で秋にさくらんぼなのよ。
何か深い意味があるのか問うてみたら、「可愛かったから」だと。
子ども達の家は、さくらんぼを生産している農家だったりするのよ。
可愛いければ良いってもんじゃないでしょ。
さくらんぼの季節に読むからこそ、さくらんぼの可愛さを
実感できるんであって、ピンとこない秋に読んでも今ひとつ司書が
感じる可愛さは伝わっていかない。
おはなしにも旬はある。
もっと季節感を大切にして欲しい旨、強く要望したおはなし会だった。

青空と雪と紅葉と

2007-10-20 | おでかけ
昨日の冷たい雨が、きっと高い山では雪になっているはず。
そんな期待を込めて八ヶ岳山麓へ向かった。

  



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最初に向かったのは、以前から気になりながら公休日が休館日と重なっているために訪れることができなかった場所へ。



       


日本のほぼ中央フォッサマグナの西縁に位置し、
変化に富んだ豊かな自然に恵まれた八ヶ岳西南山麓では、
約2万年前頃から黒曜石の石器を使う人々が暮らし始めたとされている。
我が国最古の国宝土偶『縄文のビーナス』(縄文中期)や、重要文化財に指定された土偶『仮面の女神』(縄文後期)が発見された尖石遺跡、尖石縄文考古館。
そして、太古の昔、先土器時代から、江戸時代までの山麓の自然、歴史、暮らし、生業等を総合的に展示した八ヶ岳総合博物館。
どちらも、八ヶ岳なくしては語れない。

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八ヶ岳農業実践大学校生産物直売所





ここからの八ヶ岳の眺めも最高!



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八ヶ岳小さな絵本美術館



ポトッ、コロコロ・・・どんぐりが落ちてくる静かな林の奥に、
絵本作家さとうわきこさんの美術館がある。
静かな館内でゆっくりと原画を見た後は、ティールームでお茶にしたい。

             


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うっすら雪化粧をした八ヶ岳と紅葉を満喫した一日だった。

ふかしたお芋いろ

2007-10-19 | 手しごと
秋は小学校からの依頼で、生活科の授業に草木染めワークショップを
実施する機会が多い。
生活科だから、当然対象は1年生若しくは2年生。
1回の授業は、2時間授業分を確保して貰い、クラス毎に実施する。
1,2時間目で1組、3,4時間目で2組というように。
3クラス以上ある学校は、2日に分けて実施。
一クラス25~30名に担任とサポートに一人教員が付く場合と付かない場合がある。が、ワークショップ中は、担任もサポート側にまわり、魔女が授業をまわすことになる。
何処の学校でも、子ども達は草木染め体験を楽しみに待っていて、
授業の初めからテンションの高いことと言ったら半端じゃない!
ぶっ続けで二クラスも実施すると、仕舞いには声は擦れて出なくなり、
オマケに頭はクラクラ、足下フラフラに・・・。
森に帰る途中のコンビニで栄養剤を補給せずには帰れない
ヘロヘロになるのがわかっていながら、
小学校から依頼があると出来る限り引き受けてしまう。
どうしてか・・・やはり、おとな対象と違って子ども達とのやりとりは、意外性を発見したり、反応がユニークだったり、煙に巻いたり巻かれたりと楽しいからだろうと思う。

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秋の生活科での染材に多いのがこれ・・・
        
 

                 子どもたちが育てたサツマイモの葉

染材を細かくする作業中、
葉っぱの臭いや汁が付くことを嫌う子どもが結構多い。
そんなとき、

  「わぁ、すごいねぇ。
   こんなに手が汚れて臭い汁が葉っぱから出ているってことは、
   きっと葉っぱの色がいっぱい出てきれいに染まるね!」

と声をかけただけで、もうこの子は、手の汚れなんてなんのその。
目をランランとさせて魔女の一言も聞き逃すまいと染めに夢中になる。
こんな単純で可愛いところが1,2年生の面白いところ。

サツマイモの葉も、手に付いた葉の汁も草色。
それなのに染め上がったハンカチは・・・


   


                  美味しそうなふかしたお芋色。

芋はお腹に納め、蔓のリースを飾り、葉で染めたハンカチを身につける。
サツマイモは、余すところ無く、まるごと教材になるわけだ。

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11月下旬までしばらくは小学校通いが続く。
栄養剤片手にマスクを忘れず、体力温存に努めなくっちゃ!