修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

時にはタイフウのように!

2012-09-23 | 手しごと
今日は朝からバシャバシャと冷たい雨が降り続き ほんの2,3日前まで真夏日を更新し続けていたのが嘘のように
ストンッ! と季節が入れ替わったみたい。
森の館で 雨音をBGMにしながらパソコンに向かい 本当に今日じゃなくてヨカッタァ!!! と 胸を撫で下ろしているところ。
何がヨカッタか??? 昨日は 依頼を受けていた中学生相手のワークショップだったから。

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午前中は森番が担当する 『 葉っぱって??? 』 のワークショップ 

きちんと挨拶ができ 私語も少なく 話をよく(?)訊き 突拍子もなく外れた子がひとりもいない。
引率してきた教師曰く 「 とてもイイ子たちです。大学のセンセイたちの子弟が多いですから。 」 と。
・・・が 指示されたことはそつなくこなすが 自分から疑問を持ち それを解決するための道筋を自分で立てられない子たちでもある。
明らかに何かを勘違いし 履き違えていると云うことに気が付いていない愚かな教師の言葉である。

やんちゃなマメタイフウたちの方が ずーっと吸収力は強いし 時に脱線して迷走もするけれど 一所懸命に考えようとする。
比べてもせんないことだが 森番自身の 『 暖簾に腕押し 』 的なむなしさが伝わってきてしまう中学生。
でも きっと 学校のお勉強は出来るお子たちなんだろうなぁ・・・・・・。

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午後からは 当方担当 森の館周辺の植物を使ってエコバッグを染めるワークショップ。
出来るだけ先入観を持たずに接することを念頭に・・・・・。

午後の作業は 頭を使うというより 体を動かし 感じることが主なので 他でのワークショップと内容は同じなのだが 
やはり ここでも指示された作業はそつなく早くこなすものの 冒険心がいまひとつで 面白みが無い。
・・・・・と 思っていたら ひとグループだけ すこーしだけハネてる男子がいた♪
その彼等が選んだ染材と云うのがコレ↓

      アカマツの倒木。

カミキリムシによる松枯れで処分後 放置されていた倒木に目を付けたのである。
既に朽ちかけているので 表面の苔を取り除き 簡単に中心部のきれいな部分のみを採取していく。
「 ツナフレークみたいじゃねぇ??? 」 「 いろんなアリが 巣くってるけど アリも一緒に煮ちゃう??? 」

何年もワークショップをやっているけれど 倒木を染材に選んだのは この中学生たちが初めて。
かつてアカマツの樹皮や材で染めたことはあるけれど 雨ざらしで朽ちかけた倒木の中心部分は染まるのか???
彼らの冒険心に拍手を送りながらも 一抹の不安を感じなかったわけでもない。 
ところがそんな心配は杞憂に終わった。

     

エコバッグを手にした彼等のハチャメチャな笑顔をご披露できないのが残念だわ。

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