修行は まだまだ続く ♪

ぼちぼちと ほどほどに 今を愉しんで・・・

やっぱりおまめ!

2014-08-12 | おでかけ
バシャバシャと、庭の木の葉を叩く激しい雨音で目が覚めた。
お盆休み中だからこそ、こんな雨降りに出かけることにしたのはココ↓(絵本の作者の美術館)



毎年GW直前に出かけて行く森の中にある小さな美術館だけれど、今年はなかなか気力体力がついていかず今日になってしまった。
県外ナンバーの車が増え、一気に人口密度が高くなるお盆だけど、こんな土砂降りなら来館者はいないのでは・・・・・
と、期待して出かけて行ってみたけれど、雨降りだからこそ近くの別荘に避暑に来ている家族連れで賑わっていた。

小さな美術館なのだから、しゃべるな!とは云わないけれど、せめて小声で囁くようにおしゃべりを控えて欲しい。
しかし、親も子たちもガヤガヤ・・・バタバタ・・・美術館と関係ない話題で盛り上がっちゃって、うるさいったらありゃしない。

お盆中は出歩かない方が、精神衛生上良いようだ。
ミュージアムショップコーナーで、買い求めたのは・・・・・



やっぱり、おまめに贈る絵本なのさ。
おまめと一緒に、この小さな美術館を訪れる日が、いつか来るかな??? 愉しみだな♪


足慣らし

2014-05-06 | おでかけ
GW最終日、つれあいと休暇が重なったので足慣らしに近郊の山へ♪
山麓ではやわらかな若葉が初夏の陽射しを照り返して輝き、山腹ではカラマツがやわらかなエメラルドグリーンに芽吹いていた。

 足下のハシリドコロに気持ちを急かされるように辿り着いた峠からは・・・・・



日本第二位と第三位の高峰が、残雪を抱いて迫ってくるようだった。
峠のベンチに腰かけて、おにぎりを頬張りながらとっくり眺めたら、登りと同じコースをくだっていく。

途中、登りには気が付かなかった小さな祠を見つけた。
祠の脇に添えられたお札をよく見れば・・・・・・



『 熊野修験 那智山青岸渡寺 』 と書かれているではないか!
那智山青岸渡寺と云えば、那智の滝がある熊野那智大社に隣接している西国 三十三所第一番札所である。
昨秋訪れた地なのですぐに目についたわけであるが、何故そこのお札が遠く離れたこの地の小さな祠に???

???と云えば、コチラ↓も??? 



ひとつの巣箱に穴が二つも開いている。
ひとつは出入り口で、もうひとつは展望用窓??? どちらからでも出入りしやすいように???
って、それはニンゲンの発想であって、巣箱としては不適格!とんでもなく間違った発想であることを知らなさ過ぎ!!!
巣箱にふたつも穴が開いていては、それを利用する生き物にとっては敵の侵入に対して脅威そのもでしかない。
故に、使用された形跡はないようだったけど・・・・・。
因みに、この他に一つの巣箱に穴がふたつ並んだ二世帯住宅のようなものも見かけた。

きちんと対象とする生物の生態を学んだ上で巣箱を作り、正しく設置(ただやたらに木にかければいいものではない!)して欲しい。
あまりにも安易に巣箱を掛けている団体(小中学校が多い)を見かけるたびに、イラッときちゃうんだわ。

あららら・・・・・リフレッシュしに出かけた山で・・・・・まったくもう



麓に灰が降る日

2014-04-14 | おでかけ
その日は、晴れてはいなかったものの、いわゆる高曇りと云うヤツで空の低いところには雲がなく、3776Mの上空までよく見える日でした。
ところが、木花咲耶姫のお膝元に近づくにつれ・・・・・

 暗雲垂れ込め・・・元へ黒煙立ち上り・・・・・

車のボンネットには降灰が・・・・・ 

噴火の前触れ??? とうとうその時がやってきたのか・・・・・と思いきや実は・・・・・

 毎年この時期になると行なわれる野焼きによる降灰でした。

北麓に広がる梨ケ原草原は、陸上自衛隊の北富士演習場として知られている草原ですが、毎年野焼きを繰り返すことで草原が維持され、
そこに生息する生物の種が保全されており、春の風物詩にもなっています。
この日ばかりは、山麓に生活する人たちは降灰に備えて、どんなにお天気が良くても布団も洗濯物も外には干せないようです。



くじらの形をした湖を挟んで梨ヶ原方面を望むと、如何に広大な草原に火入れをしているかがよくわかります。

よく目を凝らすと、地面を舐めるように立ち上がる赤い炎も見えます 

この日は、この春の風物詩を見に行ったわけではなく、たまたま訪れたら灰が降ってきて知ったと云うわけです。
せっかくなのでお昼は、ご当地グルメ『吉田のうどん』を堪能しました。



↑ こんなに具がトッピングされて、たったの550円!
かつお出汁の効いたつゆに、こしがあって固めの麺と、そこには必ず(?)キャベツがトッピングされています。
更に、肉は馬肉を使っていると云うのが特徴のようです。
お腹も懐も満足!満足! ごちそうさん♪

はなに始まり はなに終わる

2014-04-06 | おでかけ
バタバタと前のめりに過ごしてきた当方と、
同じように新しい環境で前のめりな日々を送ってきたつれあいとふたりして気分転換にぶらり花めぐり♪



とある神社に建っていた碑は、まるで桜のマントを羽織っているみたい♪ 

 青空に映える李の清々しさ♪

甘い桃は、やっぱり色も甘い色(?) 

 見上げるようにどっしりと咲く桜も良し♪

足下に、可憐に咲く小さき花も良し♪ 

目に桜花 山に鶯 スギ花粉
はなはなはな・・・・・花に癒され花を巡っていたら、当方のはなも自己主張をはじめたので、本日のはなめぐりはこれにておしまい。

春浅き大和路

2014-03-13 | おでかけ
まだ春浅い大和路へ の~んびり(否バタバタ)おでかけ♪
最初に訪れた岩船寺は 聖武天皇が僧行基に命じて建立したのが始まりとされる。
像高約3メートル ケヤキ一木造りの阿弥陀如来坐像の 他では見られない太く逞しい腕は 
不穏な世からの救いを求める 聖武自身の不安な心の現れだったのだろうか・・・・・。

お堂の隅に安置されている普賢菩薩騎象像も 阿弥陀様同様に平安時代の作で
こちらは女性的で優美なお姿をしており 辰年・巳年生まれの守護本尊だと云う。
そこで これは巳年生まれのおまめを お守りいただかなくては・・・・・と 早速 賽銭をお供えし祈願する。
うん♪ これで大丈夫! 続いてお堂の中をじっくり拝観しながら ふと考えた。
あれぇ??? 辰年と云えば・・・・・ヤバイ!忘れてた!娘が辰年だった!
慌てて普賢菩薩騎象像の御前に戻って 娘の守護もお願いした。
お賽銭もおまめに便乗して 更に守護の祈願もおまめに便乗。

狭いお堂内をぐるりと拝観したところで 護摩木ではなく お塔婆を祈祷して貰えることを知り 
早速 父の追善供養をお願いすることに。



目の前で お塔婆にさらさらと戒名を書いてくださるのを見ているだけで ありがたい気持ちに浸っていると
つれあい曰く 「えーっ!!!! 木の板のお塔婆を選ばずに あの薄い経木の塔婆にしたのぉ???薄情娘だなぁ。」 
だって どちらを選んでも 一年間はお供えしてお経をあげてくださるわけだし どうせその後は燃しちゃうじゃん。
って 安い方を選んだアタシは やっぱり薄情娘??? 
細かい宗派違っても同じ真言宗で 聖武天皇霊夢により行基が建立したお寺で追善供養して貰えるなんて 最高っしょ♪

続いてやってきたのは 九体阿弥陀仏が安置されている浄瑠璃寺。
春のお彼岸を前に 浄土の池の東である此岸側から 九体阿弥陀如来が安置されている本堂のある彼岸側を望む。



岩船寺も浄瑠璃寺も 花の寺としても有名らしいが それには興味はなく
どちらも 静かに時の流れを見てきた仏様を拝観することが目的なので・・・・・。

大和路の寺巡りをしていると 地の底から湧いてくるような声明と共に 
僧たちの衣擦れが混ざったかそけき音が 聴こえてくるような不思議な感覚に捕らわれることがある。
堂内に漂う抹香が為す不思議に 束の間身を委ねるも またよし。

東大寺二月堂のお水取り期間のため 普段は月曜休館の奈良国立博物館がこの期間は開館中。
仏像館で 風になった父を探すが・・・・・いつの間にか 仏さまのお顔になったと言わしめた父の最期の記憶が曖昧になってきたのか
いくら丁寧に見て回っても ピンッとくるお顔には出逢えなかった。
それは グリーフワークが終盤に差し掛かってきた証拠なのかもしれないが 少し寂しい気もする。

お水取りの法要はパス! 観光客が集中している寺社仏閣もパス!
芽吹き前の若草山のいただきから 大和の地を俯瞰する方が ずーっと大和を身近に感じられてワクワクする♪
 


奈良と云えば 若草山 → 鹿 → 鹿せんべい → 鹿ふん・・・・・と来れば コレ↓しかないっしょ!



マンホールの蓋も 地域によってさまざま。



ひゅーひゅー吹きつける北風に震えながら寺巡りをする日があれば
ぽかぽか暖かな陽射しに誘われるように 鵜野讃良皇女(=持統天皇)を慈しんだ里を巡るのもまた楽しかろう♪



天武・持統天皇の陵も 正面を外して眺めれば只の里山の風景。
今回も二泊三日が限界だったけれど 明日香は史蹟を巡るだけでなく いつの日にか ゆっくり歩いて巡ってみたい魅力ある里♪