カエナ・ポイントへの道沿いには美しいビーチ、磯が連なり。暑い暑いと言いつつ、あるビーチで貝殻ハンティングも楽しみました。ほんの10分足らずでしたが…。以前から書いてきましたが、私は子供時代から貝殻が大好き。海が好きな理由の一つに、美しい貝殻を探せることも確実に入っております。
ハワイアン夫とは離ればなれの場所で貝を探すのですが、お互いちょっと競争心も持っていたりして。後に収穫を見せあった時、私が「ほら!」と見せたのが、写真のチョコレート色の貝。つやつやして綺麗でしょう?
次いで夫が「ほら!」と差し出したのが、白い方の貝です。
その貝を見たとたん、急激にある感情が沸きあげてきて、言葉に詰まってしまった私。…5年前に亡くなった義母のことが急に思い出されて、自分でも驚いたことに、ポロポロ涙が溢れ出て止まらなくなってしまいました。著書「ハワイの不思議なお話」中の「ハワイで貝殻を探す方法」でも書いていますが、義母は貝殻でジュエリーを作るシェル・アーティストでした。この白い貝は義母がよく今回のような真っ白な浜で見つけて、ジュエリーの留め具部分に使っていたもの。
その白い貝を久しぶりに目にしたとたん、義母と出かけた貝殻捜しの楽しい日々がビビッドに甦ってきて、なんだかノスタルジーに圧倒されてしまったんですね。たった1つの、ほんの小さな貝なのですが、そこには海の香りとともに、義母の思い出がびっちり詰まっていたようです。
…あ、なんだか話が湿っぽくなってしまいました。話を変えて、と。
ちょっと下のブレスレットを自慢させてください。これは先週、ダウンタウンのハワイ州立美術館のショップで見つけたもの。真珠貝でできています(でも真珠は貝パールでもなく、模造真珠ではないかな)。なんとわずか$15でした。夏のファッションによく合って、とても気に入っています。ああ、私はやっぱり貝が好き。ほかに黒、濃いブルーもありました。
もしもハワイでこのブレスレットをつけ、嬉々として歩く日本人を見たら。それは私カモしれません…。
Bordesで図鑑を買ってきたほどです。
パッと見ただけで全てがフラッシュバックしてくる思い出の品ってありますよね。よくわかります。
採った貝も大切な思い出とともに飾って下さい。
貝殻の好きな男の子…だなんて、息子さん、ロマンチストなんですね!
貝殻って、自然の産物なのに完璧な美を表しているような気がします。
この白い貝からグワァ~ンと受けた感情のうねり、自分でもびっくりでした。
早くまた、あの海に貝を拾いに帰りたいです~。