ハワイの運転免許、危機一髪！

先日、恐ろしい事態が発生しました…。ハワイ通の方はご存知かと思いますが、今年春から、ハワイ州の運転免許の規定が厳しくなって。ハワイに合法的に住む権利があり（アメリカ国籍または永住権など長期滞在用ビザの所有者）、社会保障番号を持っている人に限り、免許が取得・更新できるようになりました。

そのため新規定が施行される直前には、海外在住者など、上記の条件を満たしていない人たちの、駆け込み免許取得、または書き換えが多かったようです。以前はここまでうるさい規定はなかったですからね。

この詳細な新規定は、合法的に免許の書き換えをする人たちにも影響が大きくて。以前はただ免許が切れる前に市の事務所を訪れ、免許さえ持参すれば簡単に書き換えができたのですが、今では何だかんだ書類を揃えていかなければいけないのです。アメリカ人なら出生証明書やパスポート。外国籍ならビザなど。それに加えて社会保障番号カードが必須条件となっています。

で、ですね。私の免許も今年、更新の年に当たっており、しかも先週末に切れるところでした。なのにノホホンと構えていた私。早くからやればいいのにギリギリまで待って、先週中盤にやっと事務所に出向きました。「必要書類も運転用メガネも持って、と」。気楽に近所の市役所に出向いたら、問題が発生！　社会保障番号カード上の名と、運転免許書上の名前が一致していないと指摘されたんです。

というのは社会保障カードは結婚前に取ったものなので、旧姓でした。一方、免許証は結婚後のもの。それを証明する婚姻証明書を持って来いと言われたのはいいけれど、後にネットで調べると、婚姻証明書を取るのに少なくとも2週間はかかる、と。でも免許は３日後に切れてしまう。キーッ！となったのは、説明するまでもないでしょう。

まあ婚姻証明書が届いてから免許はすぐ更新できますが、でもその間、どうすればいいのか。子供の送り迎えも車ですから、それができなくなっちゃうしィ。免許切れの後に運転したなら、最高で＄1000、1年間の禁固刑もありうるハワイ。ああ、なぜに私は、さっさと免許書事務所に出向かなかったのか。なぜギリギリになってこんな大騒ぎをしているのか。自分を呪いたくなりましたが、後の祭りですね。

結局、ネットにあった特例として「即日の証明書発行を求める書類」というのを夫に作ってもらい。翌日、婚姻証明書を取りに行ったらあっさり認められて、その場ですぐ証明書を発行してもらえてホッ！　無事、失効する前に免許を更新することができました。

それにしても。運転免許更新がやたら面倒になったのは知っていましたが、「でも合法的にアメリカに住んでるんだから」と、のんびり構えていた私。必要書類の名称が違ってるだのなんだのって、思いもよらないところでヒヤリとしてしまいました！

というわけで、在住者の皆さま。もしも免許の書き換えが迫っている方がいたら。新規定の下、何があるかわかりませんから、なるべく早めの更新をおすすめしま～す。