なんとも大袈裟なタイトルをつけてしまいました。まあ秘密…というほどではないのですが、イオラニ宮殿の東西南北の門にはそれぞれ名前がありまして、ハワイ王国時代には、用途もきっちり決まっていました。
たとえば、正面の門はお客様用。イベントがある際には、賓客が馬車に乗って、正面の門からいらっしゃったのでしょうね。正式には、カメハメハ3世のハワイ語名をとってカウイケアオウリ門と呼ばれます。
そして宮殿を背にした右側の門は、商人用。カメハメハ大王の娘の名をとり、キナウ門と呼ばれます。さらに宮殿の後ろ手は宮殿スタッフ用。カメハメハ3世夫人のカラマの別名をとり、ハカレレポニ門と呼ばれていました。
最後のリケリケ門は、宮殿を背にして立つと左手にあり、こちらは王族用。ただし儀式やイベントの際には、王族も正面の門から出入りしたそうです。
…そういえば昔、ダウンタウンのゴーストツアーをしていた故ハワイ大学教授が言っていましたっけ。彼によればこちらのリケリケ門は、今も昔と同様、ハワイアン戦士に守られているのだそうです(注:イオラニ宮殿では、誰もそんなコト言っていませんが!)。私には何も見えないので、わかりません。
ちなみに冒頭の写真はくだんのリケリケ門ですが、下の写真中、紋章の横の注意書きが見えますか? 宮殿は夜11時から朝6時まで閉園とあり、侵入は犯罪行為とみなされる…と書いてありますね。ただしこの時間帯が2月1日からガラッと変わることは、こちらに書いた通りです。
いよいよこの金曜日から新しい閉園時間が実施されますので、どうぞお気をつけくださいネ。