先日、伯父のお葬式の記事をアメリカン編、として紹介しました。今日はそのハワイアン編。夫のファミリーはハワイアンなので、葬式ではキリスト教に加え、ハワイアンな風習にのっとって行われた部分も多かったのでした。
葬式は教会で行われましたが、カフ(牧師)のチャントに始まり、まずはティーリーフでお棺が清められました。
過去に何度も書いてきた通り、ティーリーフはハワイでは神聖な植物とされ、お清めなどに日常的に使われます。御守りとしても、そして除霊にも使われますよ~。
このティーリーフを使って、コアウッドの器に入れた塩水をシャッ、シャッとお棺に振りかけ、まずはお清め。その水はキリスト教では聖水でしょうが、ハワイでは海水、もしくは天然塩、俗にいうハワイアンソルトを使った塩水です。上の写真が、そのティーリーフとコアの器(なんて拙い写真でしょう!)。
さらにその後、ティーリーフ数枚がお棺の周りに結び付けられました。お棺を護るためですね。
このティーリーフと塩は、ハワイでは様々な浄化に使われものです。ちょっといわくある場所に出かける際は、私もハワイアンソルトをそっとバッグに忍ばせます…。下着に入れておくという人もいますよ~。
さて、話は飛びますが、伯父のお葬式の後、夫はもう一つのお葬式に駆けつけなければなりませんでした。ボディサーファーだった友人の遺灰を海に撒くセレモニーが、ワード地区のカカアコであったのです。
その際には、1人がサーフボードに乗って海に遺灰を流し、サーファー仲間が一緒に海に入ったそう。なんと300人くらいが参加したというから、すごいですね!
こちらも、究極のハワイアンなお葬式…と言えるのかもしれません。