一昨日の本の紹介を読み返しながら、そういえば、と思い出しました…。高校の新聞部時代、学園祭の特別展示のためにお寺巡りをしたのですが、その際、私もまたいろいろな不思議話を伺ったことを。
もしかしたら昔、ここで書いたでしょうか? …繰り返しになったら申し訳ないのですが、もう一度ご紹介しますね。
「怪談和尚の京都怪奇譚」の記事の中では、女性の霊が葬儀の前夜にお寺にやってきて…との逸話に、ごくさらりと触れました。それに似た話を、私もお寺巡りの際、数か所のお寺で聞いたのですよ。夜分ドアがノックされ、開けてみたら誰もいないということが、お寺ではよくあるのだそうです。
そういう時、住職さんはすぐわかるとのこと。「ああ、檀家さんが誰か亡くなったな」と。亡くなった方の霊が、「お葬式、お願いします。お世話おかけします」みたいに、お寺に挨拶に来るのだそうです。
それが男性なら、正面玄関をコンコン。女性なら、キッチンのお勝手口をトントンなさるのだそうです。不思議ですね~。
本に紹介されていた女性の霊は、ドアをトントンではなくて、廊下をパタパタとやってきたそうですがね...。
亡くなった後もお寺に挨拶に来るなんて、これはもしかしたら日本特有の現象なのでしょうか? 日本人の律義さが、よく現れた不思議話ではありますね。