今日も娘と2人、イオラニ宮殿でご奉仕(ボランティア)してきました~。なんだか朝一番から、けっこう混んでいました。じっくり時間をかけて見学してくださる日本の方も多く、感激です!
さて、小さく見えずらくて恐縮ですが、上の写真は、イオラニ宮殿2階の「音楽の間」に飾られているものです。1886年、宮殿を建てたカラカウア王の誕生日の祝祭で、フラを踊るカウアイ島のダンサー達だそうです。カウアイ島ハナペペからやって来たダンサーだそうで。ハナペペといえばディズニー映画「リロ&スティッチ」の舞台ですね。
1820年代、キリスト教宣教師がハワイ入りして以来、フラは何かと攻撃の的になっていました。邪教の踊りとか淫らな踊りなどとタブー視され、フラダンサーが地下活動を余儀なくされる時代が続いたんですね。
そのタブー時代に終止符を打ったのがカラカウア王です。フラダンサーを宮殿に積極的に招き、公衆の面前で堂々と踊らせたんですね。そうしてフラを復活させたわけです。
(とはいえダンサー達は、長袖のブラウスを着て、身体はしっかりカバーしていますね。昔のように裸体に近い格好で踊ることは、時代的にさすがにできませんでした)
皆さんは、ハワイ島ヒロで毎春開かれるフラ競技会、メリーモナーク・フェスティバルってご存知でしょうか? 名称のメリーモナークは「陽気な王様」を意味し、これ、カラカウア王のニックネームでした。カラカウアがフラを復興させたことに対する命名です。
フラはハワイを代表する芸術。しかも今の世界中でのフラ人気を考える時、カラカウア王の偉業の大きさをつくづく感じる私です。(私はフラは踊りませんが)有難う、カラカウア王!