森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

太平洋に散らばった兄弟たちの祭典?「フェスティバル・オブ・パシフィック」

2024年06月07日 | 日記


昨日のクアロアビーチでの祭典は、いろいろ心揺さぶられるものでした。人々の衣装、エキゾチックで美しい容姿、そして伝統舞踊に演奏などなどを目にし、ポリネシア好きの私はまさに夢の世界へ。

あちこちから、(理解できないけれど)ハワイ語によく似た島々の言葉も聞こえてきて。容姿も言葉も文化もよく似たこれらの人々が、みんな太平洋に散らばった異なる国々の国民だなんて、なんとも不思議な気持ちになりました。本来は1つの民族だったのよね~と思われる島の民がイッパイで! ポリネシア三角地帯の一角を成すイースター島からやって来た人々も、あんなに南米に近い位置にありながら、その容姿はまさにポリネシア人!

言葉の点でも、たとえば式典の主役だった「カヌー」は、ハワイ語ではヴァア。でもマオリの人々はヴァカと呼んでいました。カパ布のカパは、クック諸島ではタパ。少しづつ異なる発音で、同じ単語が使われているのですよね。

それにしても太平洋の祭典とはよく言ったもの。何も語らずして、太平洋の島の民は兄弟、オハナなんだ! ということを実感できる、最高のフェスティバルだと思います。

…ちなみに、こういう祭典がアジア諸国を集めて開かれたら素敵ですよね。共通する文化や言葉を通じて、自分たちのルーツがごく近いことを実感できたら…。世界平和が一歩近づくかも? と考えるのは、お子ちゃまの発想…というものでしょうか。
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2 コメント

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Unknown (NORIKO)
2024-06-07 14:37:46
ALOHAじゅん先生
今、読んでいる本の受け売りですが、アメリカ大陸のインディアンもエスキモーも、また太平洋各地のポリネシア人、そして私たち日本人も、元をたどれば遥か大昔にアジア大陸から移住したモンゴロイド系の人々の子孫なんだとか。アジア諸国でも言葉や文化をシェアできる祭典が実現すればすごいですね。
姪がニュージーランドに留学していた時、ハワイ好きの私にメールをくれました。”ニュージーランドではタンガロアだけど、ハワイにはカナロアっていう神様がいるんでしょ? 発音が似てるよね” 私、これを読んだ時、泣けてくるほど嬉しかったです(笑)
私がずっと勉強してきて、職業にし、今も勉強を続けている語学。言葉って、DNAの学びなんだなぁ、と感じました。
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Unknown (Unknown)
2024-06-08 13:38:31
ノリコさん、ALOHA!
姪っ子、ニュージーランドに住んでいたのですか? 素敵!
私もNZに渡るかハワイに移るか、ものすごく悩んだ時期がありました…。
NZもネイティブのマオリの人たちの文化が、今だ色濃い土地ですよね。
一度しか行ったことがないけど、大好きな土地です!
さて、神さまの話。カネをタネ、カナロアをタンガロアとかタンガロンガとか、島によって発音が変わって興味深いですよね。
(このあたり、ビショップ博物館の展示が面白いですよ!)
しかも四大神の序列も変わることがあり、カナロアが一番偉い神という島もあるよう。
ああ、またビショップ博物館に行きたくなってきました。またいろいろ勉強してきますー。
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