森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

ラハイナの歴史地区が焼失

2023年08月11日 | 日記
今は昔…。ハワイ州観光局のお仕事で、「ラハイナ歴史ガイド」を制作したことがありました。

その序文には、こんなことを書いています。

『雄大なハレアカラ山を頂き、冬には海の巨人、鯨が集うマウイ島。ハワイで2番目に大きな島、マウイの観光拠点であるラハイナは、目抜き通りのフロントストリートを中心に世界の旅行客で賑わう、活気いっぱいの港町だ。その一方で、ラハイナは、16世紀からマウイ王族が暮らし、ハワイ王国時代には首都も置かれていた歴史深い町でもある。この町がたびたび「オールド・ラハイナ」「ロイヤル・ラハイナ」と呼ばれるのは、そんな理由から。実際、ラハイナ港周辺&フロントストリート沿いは国定史跡としてひとくくりにされ、前世紀の木造建物を大切に保存・復元している。フロントストリートを歩く時、誰もがそのノスタルジックな街並みに魅了されることだろう。この散策ガイドでは、そんな古都ラハイナの見所をじっくり紹介! 端から端まで歩いて約3キロ。ラハイナの歴史散歩を楽しんでみよう』

その「活気いっぱいの港町」が。「古都ラハイナ」が。「国定史跡エリア」が、焼け落ちてしまいました。冊子で紹介した歴史スポット35か所もすべて焼失です。あ、海中にあるハウオラストーンは大丈夫でしょうか。

現在判明している死者は36人。まだ行方の分かっていない人がいるので、この数字は増えていくことになるでしょう。

…火事の犠牲になった方々の冥福を、心よりお祈りします。
コメント (3)
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