森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

自然の脅威を感じるこの頃

2021年03月12日 | 日記


いやあ、昨夜の天気はひどかったです~。

夕方、空が急に(真っ暗ではなく)黄色くなり、大雨が始まりました。まだ明るい時間帯だったのですが、あんな妙な黄色っぽい空を見たのは初めて! そのうち雷も始まり、洪水警報も出て、一体どうなることかと思いました。

早朝もザーザー降りでしたが、なんとかダウンタウンは停電を免れることができました。でも先ほどまた洪水警報が出たので、まだまだ油断ができません。

さて、昨日は東日本大震災の10周年でしたね。こちらのニュースでも当時の映像を流していましたが、本当に、あの様子をTVで見た時の衝撃、今でもはっきり覚えています。地震に津波、そして原子力発電所の危機…。まだ2500人以上のご遺体が見つかっていないことも知りました。津波って…残酷ですよね。

英語では昔、津波を表すピッタリの言葉がなく、以前はTidal Wave(潮波、高波)とかと呼ばれていました。が、ちとニュアンスが違う感じですよね。今ではTSUNAMIという日本語が、アメリカでもそのまま使われています。

でも。ハワイ語には津波を意味する言葉がありますよ。Kai e'e カイ・エエといいます。もう1つ、津波の直前、海に向かって引いていく波はKai Mimikiカイ・ミミキですって(ハワイ島ヒロの太平洋津波博物館より)。

ヒロをはじめ、ハワイには津波も多かったので、しっかりそういう言葉があるのですね…。

なのでヒロはもちろん、オアフ島クアロアやモロカイ島などにも津波に関わる伝説が残っています。クアロアについては、2つの津波伝説、聞いたことがあります。クアロアも津波の押し寄せる土地なのでしょう。

そんなわけで、昨日の東日本大震災10周年をきっかけに、ハワイの人たちも改めて気を引き締めております。自然の脅威には、人間は勝てませんからね…。コロナもしかり、ですが。

あ、冒頭の写真は、ヒロの津波博物館での展示です。もちろん、東日本大震災の後に張られたもの。いつ見ても、胸がジーンとします…。
コメント (2)
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