森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

久々の古本市byハワイ州立図書館

2021年03月02日 | ハワイアナ


この土曜はお寿司のピックアップの前に、古本市に行ってきました!

ハワイ州立図書館が主催するもので、今年は初めてワード地区で開催されました。

以前、大好きなピア1インポーツが入っていた広い空きスペースが、にわか図書館に早変わり。あのお洒落な店舗が、こうも硬派な印象に変わるのか、とも思ってしまいましたが(苦笑)、とにかく格安での書籍放出、有難いですよね。





私はハワイアナコーナーで何冊か本を選んだ後、日本語の文庫も1冊確保。しめて$15ですから、嬉しいですよね。

中でも私がワクワクしたのは、「フメフメ・オン・カウアイ」という1冊。フメフメは数奇な人生を生きた人で、カウアイ島の王子ながら、まだ子供時代に貿易船に乗ってアメリカへ。父でカウアイ島の王のカウムアリイが教育のため送り出したのですが、その後、20年以上も音信不通になっていたのです。

その後の人生をザッと要約すればフメフメを乗せた船の船長は後に破産し、フメフメも生活苦のなかで海軍に入隊。戦場で負傷するなど、苦労した人でした。

そして、運は奇なもの。フメフメは1820年、なんとボストンからハワイ島にやって来たプロテスタント宣教師団の一員としてハワイに帰還したのですね。その時、フメフメは20歳を超えた立派な青年になっていました。父のカウムアリイ王も、さぞ驚いたことでしょう!

な~んてことを、私は一昨年、カウアイ博物館で学んだのですが…。そのフメフメの伝記を、このたび格安で手に入れたというわけです。ウレシイー!

全く、ハワイにはまだまだ知らない歴史悲話がたくさんありますね。少しづつ、少~しづつですが、私も学び続けていきたいと思います!
コメント (4)
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