なんと! 前回お話ししたホオクプの完成写真がなく。なので作りかけのホオクプ+クムフラのケアラ・チンさんの写真を代わりにお見せしております。
こちらはケアラさんが家で調理してきてくださったタロイモ、パンの実、サツマイモなど。本来はホオクプを作る人も少し食べながら…だそうですが(神と食べ物を共有するという意味で?)、この日は「火を通してから時間が経っているので、今日はやめておきましょう」とおっしゃっていました。
…日本だと、まずお供えしてからご相伴にあずかるわけですが、ハワイではそうでもないのですね。先に食べちゃってOKなの? と少し不思議になりましたが…。
その日訪問したプウコホラヘイアウには、古代のようにカフナ(神官)が常駐しているわけではないので、一度捧げたホオクプは自分達で処理。
そこで海辺に降り、ティーリーフの中身や、ティーリーフを細かくして、海に捧げました。お魚たちがその後、大饗宴を楽しんだことでしょう。何でもケアラさんのアウマクア(家族神。ハワイ&ポリネシアでは亡くなった身内が動物の姿を借りて一族を守るとされています)は亀だそう。なので自分はいつも亀が食べられるよう、最後にティーリーフも細かく割くのだ、とおっしゃっていました。
以上、いろいろと摩訶不思議…な、ヘイアウでの体験でした。Hawaii No Ka Oe!