森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

ハレクラニホテルの倒木の根元に素敵な花々が!

2018年02月12日 | 自然


ハレクラニホテルの有名なキアヴェの木が一昨年倒れたのを、覚えていますか? ハワイ王国時代の1887年に植えられた、樹齢129年のキアヴェでしたが、砂地の浸食か風による被害か、ある8月の夜、どっさりと倒れてしまったのでした。

このキアヴェは、プールサイドの人気店「ハウス・ウィズアウト・キー」のステージ後ろに立っており、ハレクラニホテルの日常風景の一部として、ハワイ内外の人々に親しまれていました。キアヴェの倒壊はTVニュースにもなり、多くの人が悲しんだものでした。

ところが、です! 先日、ハレクラニホテルに出かけて気がつきました。土がそのままついていた根の上に、小さな花がたくさん咲いているではないですか。しかもハワイ原産のイリマの花が!



イリマといえばオアフ島を代表する花であり、その小さな小さな花を何千枚も繋げて作るレイは、とても稀少で美しいもの(価格もお高いですよ~)。パウオヒイアカなどと同様、海辺の砂地に生える花なのですが、よりによって、倒れた名木キアヴェの根にびっしり生えているなんて!

…あの木が倒れた時は私も淋しかったけれど、イリマの花々を見て、「神様もなかなか粋なことをなさるな」と感じ入った次第です。話の筋は全く違いますが、フと、花咲か爺さんの話を思い出してしまいました。神様、MAHALO!
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