森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

アラモアナの怪事件

2014年09月20日 | 不思議譚


皆さんも御存知のとおり、ホノルル随一のショッピングセンター、アラモアナセンターで大規模工事が進んでいます。かつてセンターの西端にあったデパート、シアーズがなくなり、その跡に大小のショップが今後、続々オープンする予定なのですね。

もう長らく工事が続き、パッと見ると新規の建物の骨格はでき上がってきた模様。新店オープンも楽しみなのですけれど、私としては、工事のためにグ~ンと減った駐車場の数が、早く元通りになったくれないかな、と、横道に逸れた期待を持って工事の進捗を見守っています。

そんなこんなで、突貫工事の続くアラモアナセンターで、ちょっと妙な事故の話を耳にしました。ハワイアン夫の友人が、この工事現場に関わっており、教えてくれたのです。超大型のクレーンから、重しが落下する事故が続いていると。

クレーンは重い機材を持ち上げる際、バランスを取るため、機材の反対側の一部に重しが積まれています(マズイ写真でごめんなさい。クレーンの水平に伸びた部分の、短い方に積まれているのですが)。この重しが、地上に落下する事故が3回もあったそうで。重しは何トンもあるので、そこはもちろん、しっかり固定されています(鉄製ロープで縛られているのか、囲いがあるのか、スミマセン、技術的なところははっきり知りません)。それが3回も崩壊し、落ちるなんて。

現場のエンジニアたちはもちろん、重しを固定している機材のチェックやら重しと吊り上げる物のバランスなど、さまざまなチェックをしましたが、原因がわからないそうなんです。

それも一度は、何トンもの重しが、スタッフのほんの数メートル先に着地したので、もう大騒ぎに。このままでは大事故が置きかねないため、現場では頭を抱えているそうです。

現代のアメリカで、大型機器がそんな事故を連発するのって...。なんだか妙ですよね? 専門家も原因がわからないとは...。ならばこの際、御祓いが必要なのではと、私なんかは考えてしまうわけです。何かが工事をブロックしているかのように、感じたものですから。

昔からハワイでは、この手の話を聞くことがあります。たとえば、どんなブルドーザーを持ってしても動かなかった岩の話。祈祷師が来て儀式をしたところ、岩がすんなり動いたとか。または、工事現場で事故が多発。ある時はあの超重いブルドーザーが、夜のうちにひっくり返っていたこともあったとか。そこで祈祷師が呼ばれて御祓いをすると、事故が納まったという話。

はたまた、これは私の著書「ミステリアスハワイ」に詳しいですが、ヌウアヌの王家の霊廟の木を切ろうとしたチェーンソーが、なぜか可動せず…。事務所に戻ると問題なく動くので霊廟に戻ると、また動かないため、業者が恐がって木を切るのを拒んだ話...。

いったい、アラモアナの工事現場で何が障っているのかはわかりませんが、早く無事、工事を終了してほしいものです。もうそろそろ、御祓いの人、呼んだかしら?

ということで、久々に少し怖いお話でした。こういう話はもっとあるのですが。またそのうち、不思議な話、シェアしますね。


コメント (2)
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