森出じゅんのハワイ生活

ハワイ在住のライターが、日々のあれこれをつづります。

ハレアカラ登山の夢破れて…

2013年01月19日 | 日記


我が家のハワイアン夫は、今日から2泊3日でハレアカラ火山のクレーターでキャンプする予定でした。朝7時のフライトでマウイに飛ぶため、夫が家を出たのは朝5時。私が目覚めた時にはすでにその姿はなく…。マウイに無事着いた、の知らせがなかったのが気になりましたが、私にゆっくり朝寝坊させてくれようとしているのだろう、と思った私。11時ごろには、「ああ、今頃夫は、ハレアカラのクレーターを下って、今夜泊まるキャビンを目指しているだろうな。楽しんでいるだろうな」と、ほのぼのと考えていたのです。夫と友人たちは毎年この時期の3連休にハレアカラ火山クレーターにある連邦政府所有のキャビンに泊まり、とことんハイキングするのを、それはそれは楽しみにしているのです。

ところが。お昼前、私の携帯電話に夫からテキストメッセージが入りました。「もうすぐ帰る」。え~!? どういうこと??? 

家族全員で仰天し、夫に電話してみると電話が通じました(クレーターにいたら、電話が通じないのですが)。電話に出た夫は「ああ、本当。もうすぐ家に着くよ。もう絶対、Gエアラインには乗らないぞ!」とカンカン! …事の顛末はこうです。朝7時のフライトが最初は1時間遅れて。8時になったら、さらに1時間遅れたそうです。こうして4度も出発時間が変わった挙句、11時過ぎにフライトのキャンセルが発表されたのだそう。その間、4時間も乗客たちはひたすら待たされっぱなしでした。

そこで皆、慌ててほかの航空会社に切り替えようとしましたが、今日は3連休の初日です。ほかの便はいっぱいで、Gエアラインなら夕方5時まで乗れないし、ハワイアン航空なら3時過ぎまで無理という状態でした。ですが、夫&友人にとってはそれでは絶対的に遅すぎます。それではハレアカラの頂上に着いてクレーターを歩く間に、つまりキャビンに到着する前に、日が暮れてしまうからです。カフルイ空港からハレアカラ頂上までは車で軽く1時間半。そこからさらにクレーターを4時間ほど下ってキャビンに着く…という旅程でしたから、遅くとも午前中にはホノルルを出発しなければならなかったのでした。それが…。

「ね? だからGエアラインはやめろって言ったでしょう? やっぱりハワイアン航空じゃなきゃダメなのよ」とは、言いたくとも言わなかった私ですが、それが本音でした。ハナホウマガジンに書いているから言うわけではありませんが、ハワイアン航空は「時間通りに到着する航空会社」として、世界でもいつもトップにランクインしている航空会社なのですもの。安いからって、ほかの会社に浮気しちゃダメなのよ…。そう、声を大にして私は言いたかったわけです。

こんなわけでガックリ肩を落として帰宅したハワイアン夫。よほどくたびれたのでしょう、帰るなり3時間も昼寝していました。で、起きるなり、「なんだか起きた瞬間、まるで悪い夢を見ていたような気がしたよ」ですって。あの空港での顛末が、本当にただの夢だったらよかったのですけどねえ。

それにしても、男3人の3日間分として買い込んだ大量のあの食料、あの人達、どうするつもりでしょうか。…こうなったら、やけ食いするしかありませんネ。
コメント (4)
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