【俺は好きなんだよ】第190回
『洗濯機は俺にまかせろ』(1999)
英語題は、『THE WASHING MACHINE』。
洗濯機だけになってしまったけど、韻を踏んでるのね。
スタッフ。
監督:篠原哲雄
原作:宮崎和雄
脚本:松岡周作
撮影:上野彰吾
音楽:村山達哉
出演。
筒井道隆
富田靖子
小林薫
鶴見辰吾
百瀬綾乃
染谷俊
菅井きん
橋本功
入江若葉
物語。
漫画家を目指して関西から上京してきた木崎は、バイト先の中古電器店で店番と修理を任されている。
ある日、雨に濡れた女性が入ってくる。
彼女は、店の社長の一人娘で出戻りの節子だった。
以来、節子は、しばしば店に顔を出すようになる。
木崎は、そんな節子を気になってしかたがない。
だが、節子は以前店に勤めていた先輩の大紙となにかいわくありげで・・・。
シンプルで淡白な邦画の良さがあります。
低予算のせいのよる多少目につく傷はありますが。
なにより、筒井康隆の朴訥さが、それを緩和してくれています。
役柄同様、修理してくれているのですな。
おいら、修理する仕事やキャラクターが好きなので。
この映画の中で餃子を酢だけで食べます。
味が濃いタイプとか、白菜だけの餃子とか、合うものがあり、けっこう美味しいです。
これは、まさにこの映画にも通じる、さらっとした感じを象徴してるといえるかも。
鳥肉でいうならささみの刺身みたいな感じですかね。
焼き鳥の油っぽさの合間の箸休めに、合う映画です。
それだけだと物足りないとも言えますが。