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菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

因果と印画。 『さようなら、コダクローム』

2021年04月07日 00時00分13秒 | 俺は好きなんだよ!

【俺は好きなんだよ】第1373回は、『さようなら、コダクローム』(2018)

 

 

原題は、『KODACHROME』。
『コダクローム』。

コダック社のポジ(リバーサル)フィルムですね。

 

製作国:アメリカ
上映時間:105分

 

 

スタッフ。

監督:マーク・ラソ
製作:エレン・ゴールドスミス=ヴァイン、ジョナサン・トロッパー、ショーン・レヴィ、レオン・クラランス
製作総指揮:ロール・ヴェッセ、ジョー・モンク、ダン・コーエン、メアリー・アン・ウォーターハウス、リサ・ウィルソン、マイルズ・ネステル
原作:A・G・サルツバーガー
脚本:ジョナサン・トロッパー
撮影:アラン・プーン
プロダクションデザイン:オレグ・サヴィツキー
編集:ジェフ・アシェンハースト
音楽:アガサ・カスパー

 


出演。

ジェイソン・サダイキス (マット)
エド・ハリス (ベンジャミン)
エリザベス・オルセン (ゾーイ)

ブルース・グリーンウッド
ウェンディ・クルーソン
デニス・ヘイスバート

 

 

物語。

音楽プロデューサーのマットは、担当していた人気バンドとの契約を失い、クビ寸前に追い込まれてしまう。
そんな矢先、彼のもとに父ベンの看護士だという女性ゾーイが訪ねて来る。
有名カメラマンのベンは末期がんに冒されており、自身が保管していたあるフィルムを現像するため、製造終了が決まったコダクロームの最後の現像所まで彼を連れて行ってほしいという彼の弁護士の頼みを伝えに来たのだ。
自分勝手で母に苦労ばかりかけていた父を憎むマットは、当然、断った。
しかし、弁護士にはある秘策があった。

 

末期癌の有名写真家が終了するコダクロームの現像所にフィルムを息子と現像をしに行くロードムービー。

主演は、『アポロ13』のエド・ハリスと『なんちゃって家族』のジェイソン・サダイキス。
ベンの看護士ゾーイ役に『アベンジャーズ』シリーズのエリザベス・オルセン。

Netflixオリジナル映画。

コダック35mmフィルム撮影。

 

疎遠だった父と息子が最後の旅を通して関係を修復していく姿を描く。

息子の音楽プロデューサーに比べて、父のカメラマンの部分がちょい薄いかなぁ。
もちろん、映画なので、そもそもこれがフィルムで撮影されているものだというアベレージはあるが。
芝居巧者が多いので、関係性のドラマはきっちり。
王道のアメリカンロードムービーを楽しめます。

 

デジタルとフィルムの比較の台詞には、やっぱりグッときちゃいますね。
おいらもコダクローム使ったことあるもの。

 

 

 

 

 

 

ネタバレ。

好みの台詞。

「なんでわざわざフィルムで撮る?」「偽物のおっぱいに触ったことはあるか?」「デジタルはニセモノのおっぱいだと?」「いまは人類が人類史上もっともたくさんの写真を撮っている。でも、デジタルのゴミになる」「焼いた写真だって見なきゃゴミになるだろ」

「時は過ぎ去るものだ。だから、俺たちは写真を撮る」

「おい、あれが聞こえるか?」

 

 

 

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