【俺は好きなんだよ】第1158回は、『ダンプリン』(2018)
原題は、『DUMPLIN'』。
意味は、お団子、肉入り蒸し団子、果物を丸ごと練り込み、パイの生地で包んで焼いたデザート、背が低くて太っちょの人など。
上映時間: 110分
製作国: アメリカ
スタッフ。
監督: アン・フレッチャー
製作: マイケル・コスティガン、モハメド・アルラフィ、クリスティン・ハーン、トリッシュ・ホフマン
製作総指揮: ジェニファー・アニストン、ダニー・ノゼル、クリストファー・トリカリコ
原作: ジュリー・マーフィ
脚本: クリスティン・ハーン
撮影: エリオット・デイヴィス
衣装デザイン: ビナ・ダイヘレル
編集: エマ・E・ヒコックス
音楽: ジェイク・モナコ
出演。
ダニエル・マクドナルド ( ウィローディーン・ディクソン(ダンプリン))
ジェニファー・アニストン (ロジー・ディクソン)
オデイア・ラッシュ (エレン・ドライヴァー(エル))
マディ・ベイリオ (ミリー・マイケルチャック)
ベックス・テイラー=クラウス (ハンナ・ペレス)
ルーク・ベンワード (ボー・ラーソン)
ジョージー・フローレス (キャリー・レイエス)
ダヴ・キャメロン (ベカー・コッター)
ハロルド・ペリノー・ジュニア (リー・ウェイン/レア・レインジド)
キャシー・ナジミー (ミセス・マイケルチャック)
ジンジャー・ミンジ (キャンディー・ディッシュ)
ヒラリー・ベグリー (ルーシー・ディクソン)
サム・パンケーキ (デイル)
ダン・フィナーティ (ユージーン・リード)
モリー・マクニアニー (デリア・シェパード)
ティエン・リチャーズ (マーカス)
ライアン・ダイニング (パトリック)
ジュリー・マーフィー (ドラァグ・バーの上客)
物語。
ウィローディーン・ディクソンは友人たちからはウィルというニックネームで呼ばれていたが、母親のロージーからは「ダンプリン=お団子ちゃん」と呼ばれていた。
ロージーは看護士の仕事とミスコンテストの理事で多忙な生活を送っていたため、ウィルの世話を叔母ルーシーに任せきりにしていた。ルーシーはウィルをエレン・ドライヴァーに引き合わせ、意気投合した2人は親友となった。ルーシーはウィルにドリー・パートンの魅力を語ると共に、外見でいじられがちなウィルを励ましてくれた。
ルーシーはウィルの心の拠り所だったが、1年ほど前に亡くなってしまった。
ロージーはミスコンで優勝したほどの美貌の持ち主であり、地元のちょっとしたセレブリティであった。ふくよかな体型のウィルはロージーと比較されることを気にしていた。それもあって、ウィルとロージーの関係は疎遠になっていた。2人の関係を取り持っていたルーシーが亡くなってからというもの、溝はますます深くなっていた。
太めの少女がミスコンに挑戦するコメディ・ドラマ。
原作はジュリー・マーフィーが2015年に発表した小説『恋するぷにちゃん』。
本作の主題歌『Girl in the Movies』は特に高く評価され、第76回ゴールデングローブ賞の主題歌賞をはじめ様々な賞にノミネートされた。
Netflixでのみ配信。
主役のダニエル・マクドナルドは、『パティ・ケイク$』で強烈な優等生ラッパーを演じていた。
ミリー役のマディ・ベイリオもミュージカルなどで活躍するパフォーマー。
ミスコンものとも言うべきジャンルがアメリカにはある(『デンジャラス・ビューティ』、『リトル・ミス・サンシャイン』など)が、エッセンスだったりするのだが、それをけっこうがっつりと描いたハゥトゥものでもある。
高い壁に、はみ出しものたちが協力していく姿には、やはりグッとくるのだ。