【死ぬまでに観れるか?】第261回は、『お達者コメディ/シルバー・ギャング』(1979)
原題は、『GOING IN STYLE』。
『スタイルを貫く』で 。
上映時間: 99分
製作国: アメリカ
スタッフ。
監督: マーティン・ブレスト
製作: トニー・ビル、フレッド・T・ガロ
製作総指揮: レナード・ゲインズ
原案: エドワード・キャノン
脚本: マーティン・ブレスト
撮影: ビリー・ウィリアムズ
音楽: マイケル・スモール
出演。
ジョージ・バーンズ (ジョー)
アート・カーニー (アル)
リー・ストラスバーグ (ウィリー)
チャールズ・ハラハン (ピート)
パメラ・ペイトン=ライト (キャシー)
シオバン・キーガン (コリーン)
ブライアン・ネヴィル (ケヴィン)
物語。
朝食後、いつもの公園のベンチで日がな一日過ごすのが日課になっている三人の老人、ジョー、アル、ウィリー。
周りに年寄り扱いされるのが我慢ならず、一矢報いてやろうと、三人は、格別に金が必要なわけでもないのに、銀行強盗を計画する。
ところが、いざ、銀行強盗はあっさり成功してしまう。
受賞歴。
1980年のヴェネチア国際映画祭にて、イタリア批評家賞(男優)をジョージ・バーンズ、リー・ストラスバーグ、アート・カーニーが受賞。
職人マ-ティン・ブレストが70年代当時の老人問題、やりがいの無さみたいなものを逆手に取った、寓話のような一作。
ネットによると。
老人が大活躍する映画でありますが、激しいアクションをするわけでなく、老人がやるから可笑しいという丹丹系のコメディ。そこにはうっすらと悲哀もあったり。
長年の友情にホロリとさせられるたり。
3人のキャストの息の合い方がうれしくなる、逆に現代の方がしっくりきそう。
というような感じ。
リメイク『ジーサンズ はじめての強盗』とは、全く問題が違うんですね。
金は手に入れたけど・・・という欲についての物語みたいです。
もちろん、敬老の意図はあるみたいですけど。
だから、リメイクしたら、オリジナルも見れるようにしてよって、口を酸っぱくして言ってるわけです。
キャストについて、ネットから引用すると。
この映画でジョーを演じたョージ・バーンズは1896年生まれ。若い時に街角で歌を聴かせるピーウィー・カルテットという一座に入り、芸人生活を始め、1923年、後に妻となるグレイシー・アレンと出会いコンビを結成。2人で舞台・ラジオ・映画・テレビなど幅広く活躍。グレイシーは1964に死去し、その後のジョージはたまにテレビに出演する程度の半引退状態でしたが、1975年にニール・サイモンの戯曲を映画化した『サンシャイン・ボーイズ』に出演し、この作品でアカデミー助演男優賞を受賞。
この映画に出演したのは83歳頃。1996年に100歳で亡くなっています。
アルを演じたアート・カーニーは1918年生まれで、高校時代から声帯模写が得意で、ラジオやナイトクラブなどで活躍するようになります。第二次世界大戦に従軍し、ノルマンディー上陸作戦に加わりますが、柵榴弾で足を負傷したため除隊し、このときの怪我のため生涯足を引きずることになります。1974年に初主演した映画『ハリーとトント』でアカデミー主演男優賞を受賞。
この映画に出演したのは71歳頃。2003年に85歳で亡くなっています。
ウィリーを演じたリー・ストラスバーグは1901年生まれ。アメリカン・ラボラトリー・シアターで演技を学び、1930年にニューヨークでグループ・シアターの設立に参加し、演出家として多くの作品を手がけます。1949年にニューヨークのアクターズ・スタジオの芸術監督に就任。それから彼は演技指導者として評判になります。
この映画に出演したのは78歳頃。1982年に81歳で亡くなっています。
てことらしい。
リメイクは、年齢平均約83歳。
オリジナルは、年齢平均約73歳。
オリジナルの方が年が10歳ほど若いですが、約40年前ってことを考慮したら年上換算になりそう。
軽い犯罪もののことをケイパー・ムービーと言います。いうなれば、ケイロー・ムービーてとこですかね。
ああ、見たいなぁ。