【俺は好きなんだよ】第976回は、『ペイルライダー』(1985)
原題も、『PALE RIDER』。
『青白い騎士』で、これは黙示録の四騎士の第四の騎士を表わす。
下で説明してます。
上映時間: 105分
製作国: アメリカ
スタッフ。
監督: クリント・イーストウッド
製作: クリント・イーストウッド
製作総指揮: フリッツ・メインズ
脚本: マイケル・バトラー、デニス・シュリアック
撮影: ブルース・サーティース
プロダクションデザイン: エドワード・C・カーファグノ
編集: ジョエル・コックス
音楽: レニー・ニーハウス
出演。
クリント・イーストウッド (プリーチャー)
マイケル・モリアーティ (ハル・バレット)
キャリー・スノッドグレス (サラ・ウィーラー)
シドニー・ペニー (メーガン・ウィーラー)
リチャード・キール (クラブ)
クリストファー・ペン (ジョシュ・ラフート)
リチャード・ダイサート (コイ・ラフート)
ダグ・マクグラス (スパイダー・コンウェイ)
ジョン・ラッセル (ストックバーン)
チャールズ・ハラハン (マッギル)
マーヴィン・J・マッキンタイア (ジャグー)
フラン・ライアン (マ・ブランケンシップ)
リチャード・ハミルトン (ジェイド・ブランケンシップ)
グレアム・ポール (イヴ・ゴサージュ)
ビリー・ドラゴ (メイザー)
テレンス・エヴァンス (ジェイク・ヘンダーソン)
ジョン・デニス・ジョンストン (タッカー)
ランディ・オグレスビー
キャッチコピー:「 ・・・・そいつは地獄の香りがした。」
物語。
カリフォルニアのカーボン峡谷。ここも他の峡谷と同様に、鉱山会社を経営するラフッド一家によって乗っ取られようとしていた。そんな状況下、この村に住む少女ミーガンと母のサラ、そして彼女の婚約者ハルは、ラフッド社の嫌がらせを受けていたのだった。
ある時、救世主のごとく一人の流れ者が現われる。そして、彼が次に姿を現わした時には牧師の装いだったことから、プリーチャーと呼ばれることに。
一方、ラフッド社は決着をつけようと保安官たちを使って、反撃に出る。
クリント・イーストウッドが三役をこなして、往年の西部劇を復活させたような作品。
鉱山主に牛耳られているカリフォルニアのある町。そこに、鉱山主に抵抗する一家があった。顔役の圧力が増大する中、この町に一人の男が現れる。
主人公の設定などは自作の『荒野のストレンジャー』のリメイクに似たニュアンスもあるが、『シェーン』の娘版ともいえる。
ヨハネの黙示録の四騎士について。wikiより。
『ヨハネの黙示録』に記される四人の騎士。小羊(キリスト)が解く七つの封印の内、始めの四つの封印が解かれた時に現れるという。四騎士はそれぞれが、地上の四分の一の支配、そして剣と飢饉と死・獣により、地上の人間を殺す権威を与えられているとされる。日本語では「騎士」といわれるが、「馬に乗る者」(英語では「Horseman」)の意訳であり、原典には身分階級としての「騎士」に相当する単語は無い。フォー・ホースメンとも呼ばれる。(※『フォー・ホースメン』という映画もある。『グランド・イリュージョン』のチーム名も"フォー・ホースメン")
第一の騎士:『ヨハネの黙示録』第6章第2節に記される、第一の封印が解かれた時に現れる騎士。白い馬に乗っており、手には弓を、また頭に冠を被っている。ホワイトライダー(White Rider)とも呼ばれる。勝利の上の勝利(支配)を得る役目を担っているとされる。
第二の騎士:『ヨハネの黙示録』第6章第4節に記される、第二の封印が解かれた時に現れる騎士。赤い馬に乗っており、手に大きな剣を握っている。レッドライダー(Red Rider)とも呼ばれる。地上の人間に戦争を起こさせる役目を担っているとされる。
第三の騎士:『ヨハネの黙示録』第6章第6節に記される、第三の封印が解かれた時に現れる騎士。黒い馬に乗っており、手には食料を制限するための天秤を持っている。ブラックライダー(Black Rider)とも呼ばれる。地上に飢饉をもたらす役目を担っているとされる。
第四の騎士:『ヨハネの黙示録』第6章第8節に記される、第四の封印が解かれた時に現れる騎士。青白い馬(蒼ざめた馬)に乗った「死」で、側に黄泉(ハデス)を連れている。ペイルライダー(Pale Rider)とも呼ばれる。疫病や野獣をもちいて、地上の人間を死に至らしめる役目を担っているとされる。
プリーチャーことガブリエルは、青白い馬、赤いコート、黒い帽子、白い牧師襟で一人で四騎士の色をまとっています。
ネタバレ。
最後、雪原に消えていくのは死の世界を表わしているのでしょう。
西洋では雪の世界は死の世界を表わす記号の一つ。
『BIUTIFUL ビューティフル』でもがっつり死後を雪の世界で描いてましたね。
そこから考えると『レヴェナント:蘇えりし者』も死後の世界の話であることが分かる。