菱沼康介の、丸い卵も切りよで四角。

日々の悶々を、はらはらほろほろ。

いいから、笑え! 『ファニーゲーム』

2013年07月08日 00時02分00秒 | 俺は好きなんだよ!
【俺は好きなんだよ】第541回は、『ファニーゲーム』(1997)


原題も、『FUNNY GAMES』。
つまり『愉快なゲーム』。


スタッフ。
監督:ミヒャエル・ハネケ
製作:ファイト・ハイドゥシュカ
脚本:ミヒャエル・ハネケ
撮影:ユルゲン・ユルゲス


出演。
スザンヌ・ロタール
ウルリッヒ・ミューエ
アルノ・フリッシュ
フランク・ギーリング


物語。
穏やかな夏の午後。バカンスのため湖のほとりの別荘へと向かうショーバー一家。
車に乗っているのはゲオルグと妻アナ、息子のショルシ、それに愛犬のロルフィー。
別荘に着いた一家は明日のボート・セーリングの準備を始める。そこへペーターと名乗る見知らぬ若者がやって来る。
はじめ礼儀正しい態度を見せていたペーターだったが、もう一人パウルが姿を現す頃にはその態度は豹変し横柄で不愉快なものとなっていた。
やがて、2人はゲオルグの膝をゴルフクラブで打ち砕くと、突然一家の皆殺しを宣言、一家はパウルとペーターによる“ファニーゲーム”の参加者にされてしまう。



2001年のカンヌ映画祭でグランプリを獲得したミヒャエル・ハネケ監督作品。
というか、ハネケの8割は問題作なんですけどね。

そのあまりにも挑発的で暴力的な内容に世界各地で物議を醸した衝撃の問題作。
監督自身、暴力が不快なものであることを再認識してもらいたかったというだけに、観た人間は不快と憤慨を覚えずにはいられない内容となっている。
 
その映画的完成度と不快さの度合いの高さが演出でなされていることに戦慄を覚える。

はたして、あなたはその演出に気づけるか?










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アミューズソフトエンタテインメント


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