しかめ面のしかめは、死か目と書くわけではない。「顰め」と書く。
しかめっ面と小さい「っ」が入ることもある。どういう顔かというと、不快さなどから顔を顰めた状態、もしくは、そのような顔。眉根を寄せたり、歯を食いしばったりといった顔つきだそう。
困ったことに、「顰める」は「しかめる」とも「ひそめる」とも読む。だから、「顰め面」は「ひそめ面」とも読めるし、「眉を顰める」は「眉をしかめる」とも読めるのだ . . . 本文を読む
全然違うところを見ているのを「やぶにらみ」という。
「やぶ」は、「藪」と書いたりする。やぶ医者なんていうのと、同じ「やぶ」だが、他のについてるの様子もない。
やぶにらみ(藪睨み)の意味は、片一方の視線は合っているが、もう一方が合っていないような斜視のこと、見当違いの方を見ている見方のことをいう。
雑草や雑木しかない藪はぼわっと広いので、どれを見ているかわからないということなのか?
ネットで . . . 本文を読む
「こら」は、主に叱る時に発する言葉ですね。
もしや、「コレラ」的なお前らは病だというような感じだろうか?
ネットで調べると、その語源は諸説あるが、最も有力とされるのは「これ」説だそう。「これ」が変化したということらしく、 「これ」と言って指し示していたもの、 「これ」と人に対して用いていたもの、これらが変化して「こら」となったとする説が有力だそう。
「これ」の変化とは、「これ」&r . . . 本文を読む
「おめおめ」と、帰れないなんて言う。
漢字で当てると「男女男女」と、だろうか?市川男女蔵とかいるしね。
「おめおめ」の意味は、《動詞「怖 (お) める」の連用形を重ねた語》恥ずべきことと知りながら、そのままでいるさま。また、恥とも思わないで平気でいるさま。または、恥知らずなさま。《副[と]》がつく。例:「今さらおめおめ(と)帰れない」「よくもおめおめ(と)来られたも . . . 本文を読む
応援する際に言う「フレー!」ってなんだろう?
「がんばれ」の「頑張れ」のように、「フレー」も「ふれー」で「触れ」「振れ」「降れ」があるのだろうか?あれか、元々は雨乞いの言葉で、「雨降れー」の下の部分だけが残ったとか?頑張れでいうなら「バレー」だけになったような。
ネットで調べてみると、「フレー」は英語のhurrahのことで歓喜や賞賛、激励を表す叫び声。 元は「万歳」の意味でもあ . . . 本文を読む
人生、まぁまぁ、たじたじになる場面がある。
「たじたじ」しても、じたばたせぬように、「たじたじ」のことを知っておくことにした。
そもそも「たじたじ」とはどういう意味か、というと、
1、相手の気勢や力に圧倒されて後ずさりするさま。ひるんでしりごみするさま。 「大の男も-となる」 「 -の体てい」2、足もとが定まらずよろよろとするさま。 「突れて孝助-と石へ躓つまづき尻もちをつく . . . 本文を読む
お待ちどおさまでした。ついに、お待ちどおさまの「どお」の意味をお伝えいたします。
さらっと、お待ちどうさまと書きそうですが、お待ち「どお」さまです。
表記は、お待遠様、御待遠様、となります。
辞書を引くと、「お待たせした、待ち遠しい思いをさせて申し訳ない、というお詫びの気持ちを込めて用いられる挨拶表現」ということです。「待ち遠しい」(まちどおしい)から展開した表現だそう。つまり、もともとは「 . . . 本文を読む
親切は、親を切ると書く。親切は、親を切る、ということなのかしら?
調べるとどうやら、「親」は、親しいや親密の意味。「切」は 、切実や切迫に使われる、しきりに、さかんに、非常に、の意味。つまり、「親切」とは、「非常な親しみ」といった意味になる。
実は、「親切」 には、2つの漢字があるのです。
それは、親切と深切。
「親切」は元々は、「深切」と書いていて、相手の心情に強く深く入 . . . 本文を読む
嘲笑う以外で、この嘲という漢字を見たことがないと言ったら、嘲笑われた。「嘲る」で「あざける」と書くそうだ。
嘲笑うの意味は、1、人をばかにして笑う。せせら笑う。あざけり笑う。嘲笑 (ちょうしょう) する。2、大声で笑う。だそう。
ちなみに、嘲るの意味は、1、ばかにして悪く言ったり笑ったりする。2、風月に心ひかれて声を上げて詩歌を吟じる。
真逆の印象の意味があるのね . . . 本文を読む
「重箱の隅をつつく」といけないらしい。でも、子供の頃、米粒一つ残さぬいようにキレイに食べなさいって習ったんだけどな。これ、正確には「楊枝で、重箱の隅をほじくる」の変化したものらしく、重箱の隅にほんのり残ったものさえ、楊枝でつついて食べるような了見の狭いことをするな」という意味なんだとか。そりゃあ、楊枝でカスをつついちゃダメよね。 とる側ととられた側では隅に残ったものの大きさによる違いがあるのだが、 . . . 本文を読む
しどろもどろとは、なんていうか、筋道、あ、喋るときね、話すときの方がいいか、ごちゃごちゃ?、めちゃくちゃ・・・しっちゃかめっちゃかになる、えーと、なんの話だっけ、あ、しんどろもんどろ、じゃなくてぇ・・・・・・しどろもどろだ! 意味ね。意味意味。だから、「しどろもどろ」は、こんな感じで、話をするときに、筋立てられず前後が乱れるさまのことを言います。
シドロウとモドロウの兄弟ではない。「もどろ」が「 . . . 本文を読む
ポンコツとはポンなコツのことだろうか?コツをつかむ能力がポンと消し飛んでいるようなことなのか。
「ポンコツ」の意味は古くなったりして壊れたり調子が悪かったりすること。廃棄物のこと指していたが、ダメなものの総称になっています。
調べると語源は、2つある。まずは、「拳骨(げんこつ)」を聞き間違えたとする説。古くは、拳骨で殴ることを意味する言葉だった。拳骨で殴った時の . . . 本文を読む
我がブログ【丸い卵も切りよで四角。】にようこそ!こちら、映画のことと言葉と菱沼が面白いと思ったことをつらつらと書くブログです。
で、今日のはこの「ようこそ」って、なによって?ってのを。言葉についてもたまに書いてるもんでね。
「ようこそ」は、相手の訪問への歓迎、他人の好意や来客に対し感謝やねぎらいの意を表す語ですね。感動詞的にも使われます。
「ようこそ」はなんと、「よう」と「こ . . . 本文を読む
どうしても、うろ覚えしてるものってありますよね。
スマホで調べるときに、あいまい検索が、前の、辞書とかで調べるときと圧倒的に進化したことなんじゃないかと思うのです。そういえば、「あいまい」って漢字もちょっとうろ覚えだったり。検索エンジンによっては、正してくれたり、曖昧という割には、結構ちゃんと入れないとまったく候補も出してもくれなかったりしますが。
さて、うろ覚え、とは。
う . . . 本文を読む
びた一文の「びた」とは何か?ひらがななのかカタカナで書かれるが、漢字がある。
そもそも、びた一文の意味は、「ほんの僅かなはした金」の意味で、「びた一文も負けれない」などと使うことが多い。「ほんもわずかも安くできない」ってことですね。
語源ははっきりしてます。
びた一文の「びた」は、「鐚銭(びたせん・びたぜに)」の略。 「鐚」の漢字は、「金」と「悪」(「惡」は悪の旧字体または異 . . . 本文を読む