一期一会

日々是好日な身辺雑記

NEXT Company

2023年11月28日 | 日記
日経新聞には毎週月曜日にNEXT Companyと題した特集記事が掲載される。これは売上高300億円以下の中堅上場企業を対象に、成長期待のある企業を様々な切り口で取り上げる内容だ。売上300億円以下というと小型株の範疇になり、昨年4月の東証市場区分再編まではマザーズ市場に上場していた企業だろう。
小型株はこのNEXT Companyの記事を参考に、売上100億円クラスの企業にその成長率に着目して投資していた。Ubicom、アステリア、北の達人、じげん、総医研、MDVなどだが、それぞれ利益確定はしたが4,5年経って売上倍増となった企業はない。成長率はあるレベルにくるとM&Aや群を抜く製品力がないと頭打ちになる。
 
そんな企業も昨年の東証再編ではマザーズからプライムへの市場変更をした。そのプライム市場1569社のうち269社が上場基準未達だという。当初からプライムと言いながら大から小まで玉石混交だと思っていた。未達企業も2026年までの猶予があるが、ぬるいなぁと思う。こんな事で本当に海外からのマネーを呼びこめるのか。
 
(予想純利益増加額ランキング)

 
そんな期待値に届かなかった小型株の中で、売上を伸ばしてきたのがチェンジとGNIで、
どちらもNEXT Companyで取り上げられている。チェンジは2024年3月期の予想純利益の前期比増加額で1位となっている。
純利益予想額が72億円で増加額82%の33億円となっている。このリストの銘柄の中で注目しているのが保険組合の医療データ分析のJMDCで次の買い候補に挙げている。
前述のじげんも14位にランクされているが、一時の勢いはない。18位にはソリトンシステムズがランクされていたが、この会社も現役時代から知っていて、セキュリティ製品開発という事で、ずうっとウォッチしていたがこの5年間150億〜180億の売上げで200億円を超えられない。
 
そんなチェンジもなかなか株価上昇気流には乗れないが、ふるさと納税や地方自治体向けDX支援などが主事業なので下期偏重になってしまう。そこにつけ込まれて外資空売り機関の餌食になっている。個人の信用売買が多いことも狙われる一因だろう。特にJPモルガンの空売り残高が多い。因みにJPモルガンの給与は20代で2000万、30代で3000万の年収とか。危ない橋も渡るインセンティブ制なのだろう。
 
(売上高研究開発費比率ランキング)


そして昨日のNEXT Companyには3年平均の売上高に占める研究開発費の比率のランキングが載り、GNIが10位にランクされた。
GNIについてはこのブログで何度も触れたので省くが、このランキングで特徴的なのは、
同じ医薬品開発のラクオリア創薬とシンバイオ製薬が2位、3位にランクされているが、売上げの割に研究費負担が大きいとも言える。
創薬ベンチャーは製品として形になるまでが大変なのである。
 
GNIについては保有株数としては1番多く、今日現在で70%近い評価益になっているので、もう買い増すことはなく、F351の第3相治験終了までじっと待つだけだが、NASDAQ上場の子会社ジャイア•セラビューティクスの株を11/18にSNOWFRAKEを売り、11/21に買った。
元々北京コンチネントとNASDAQ上場のCBIOの統合話を聞いて、1月から4回に亘って買い増してきたが、10月末の統合そのものが中国当局の承認が得れるかに若干の心配もあったので、恐る恐るの買い増しだった。そして11/21の買いはSNOW FRAKEの売却分で今年のNISA枠を使うことも目的にしていた。
 
そこでNISA枠と課税口座に分けて注文設定したのだが、ここに落とし穴があってNISAの買いは1回約定すると、残りは課税口座での買いになるルールだったのだ。この辺は国内NISAと違うところだが、長くなるのでカット。要はNISAを目一杯使っての買い付けにはならず30%くらいで、残りは課税口座での買付けになってしまったという事だ。
 
その残った70%のNISA枠を使う為に、前回のブログで触れた24日に売った日本電子の売却益の中からNISA70%分を外国株取引口座に移し、円からドルへの振替、NISAへの割当などの手続きを済ませて今夜20時から注文設定が出来る。前回の落とし穴はGYREの浮動株の少なさ(GNIが85%保有)、成行で時間外取引を含めた注文、などが重なってNISA枠いっぱいでの買付けにならなかった。
 
取引時間が日本時間23:30から翌朝6:00までだが、いつもの様な注文設定はしないで明日3:30に起きて、株価状況を見ながら指値注文をしようと思っている。15:1の株式統合により0.5ドルの株価が11/1GYREとして7.5ドルのスタートだったが今日の終値が20.95ドルと3倍になっている。浮動株の少なさからNISA枠いっぱい買付られるかどうかは分からない。
残れば1日1回の約定ルールなので、また改めて翌日の注文になる。
 
因みに5750円で売り注文を出していた日本電子は24日の9:00に5790円で約定した。そのまま次の下げまで全額保有しようと思っていたが、利益の一部をNISA枠消化の為に廻したが、次の下げには来年から増額になる2人分のNISA枠を使って買い付けようと思っている。