一期一会

日々是好日な身辺雑記

決算発表

2023年11月16日 | 日記
14日(火)引け後の決算発表がGNI、チェンジ、フェローテックとあり、10日(金)引け後の日本電子と併せて、最も期待値の高い保有株の決算発表があった。予想通り中国の景気減速により、フェローテックは前期比売上げ増•減益決算となり、通期予想も減益の下方修正となった。他3社は増収増益決算となり、日本電子は中間決算配当が増配となった。

(日本電子チャート)


この決算を受けて昨日のGNIの株価は312円(16.4%)高と急騰した。株高もさることながら、出来高が10,446,600とグロース市場で2位にランキングされた。
ただここにはモルガン2兄弟やゴールドマンサックスなどの外資空売り機関が張り付いているので、両手を挙げて喜べない。
トップ写真はGNIの3ヶ月の株価チャートなのだが、アステラス製薬との業務提携が発表され10連騰した後も、特に下げ材料もないのに4回も急落している。個人投資家が多いので、短期売買の利益確定売りもあるのだろうが、空売りサイトを確認してみると圧倒的に外資空売り機関の売りが多い。韓国では6日から空売り禁止が始まり、アメリカでも相場急変動の要因としての空売り規制が検討されていると言うが、東証ではどうだろうか。
具体的なアイデアは無いが、外資空売り機関に対し一定の枠をはめないと、新NISAで2000兆円の個人預金を投資に向けさせようとしても、株式投資は怖いものとの消費者の考えは変えられないだろう。
GNIそんな外資空売り機関との攻め合いだが、幾つかの買材料があるので目標株価まで保有するつもりだ。NASDAQに新規上場したジャイヤ•セラビューティクス(GYRE)は、2.5ドル(26%)高となり株式統合による評価損から評価益に転じた。

日本電子の株価チャートも10/31の終値4210円から決算前の上方修正により、翌11/1は619円(14%)高となり、10日の決算発表により昨日は201円(3.6%)高の5724円となり、10営業日で1500円上げた。目標株価を5500円としていたが、上方修正により引上げた。
既に買値の40%高になっているので利益確定のタイミングを考えている。

年末株高や節分天井彼岸底などの言葉が頭をよぎり、チャートを見ながら株価変動の色々なファクターを考えると頭の体操にはなる。


棒ノ折山登山

2023年11月16日 | 山登り


昨日15日(水)はジムが休館日だったので、久しぶりに紅葉見物を兼ねての日帰り登山に行ってきた。今年も涸沢カールの紅葉登山をしようと、上海旅行前の10月第1週を目標に、横尾山荘に1ヶ月前の予約電話をしてみたが全く駄目で、9月下旬から予約でいっぱいだった。
昨年は10/4(日)に前日の夜行バスに乗り、5時スタートの12時間登山をしたが、そのバテ具合と最終バスに間に合わない可能性が高いので、夜行バス日帰り登山は検討外にした。

週間天気予報で好天を確認してから、ネットで西沢渓谷の紅葉状況を見たら(色あせ始め)となっていたので、奥多摩と奥武蔵で探したら棒ノ折山が見頃になっていた。カミさんに山行きを伝えたら案の定、熊が出るから止めなさいと。ネットで(棒ノ折山•熊)で検索したら出没情報が出ていたとも。

名栗の人家もない山奥で、沢登りのルートなので熊もうろつかないと言い予定通りに。
飯能駅前8:41発の名郷行きのバスには登山客は若い男性一人だけだった。バスは山の奥へ奥へと1時間乗り登山起点の日帰り温泉(さわらびの湯)へ。ここから棒ノ折山へは尾根伝いと有馬ダムへ30分ほど歩いて白谷沢を登るコースがあるが、いつも沢登りのコースを取っている。有馬ダムへの山道で熊と出会うことはなかったが、猿が道を横切り木に上ったので、スマホを構えたらキィッー、キィッーと威嚇するような鳴き声をあげた。
枝と葉に隠れ上手く撮れなかった。
10:00から白谷沢登山口を登り始め12:05に棒ノ折山に着いた。

(有馬ダム)

(藤懸の滝)

(天狗の瀧)

(ゴルジュ)

ゴルジュとはフランス語で(のど)という意味で、切り立った岩壁に挟まれた渓谷を言う。
(鎖場)

(岩茸石)

 
下山ルートの分岐の目印になる岩茸石。
(コースタイム)
さわらびの湯9:30→有馬ダム9:45→白谷沢登山口9:55→林道11:15→棒ノ折山12:05/12:30→滝ノ平尾根→さわらびの湯14:45
 
見頃となっていた紅葉は、カエデの林があったが色あせたのか、未だなのか分からないが全く紅葉してなく期待外れだった。
見頃情報は山小屋や登山者からの投稿じゃないと分からないという事だろう。温泉に入って帰ろうと思っていたが、14:50発のバスがあり次が1時間後だったので駈込み乗車で帰ってきた。
週間天気予報を見ると来週水曜日も晴れのようなので、山に限らず紅葉の見所を探してみよう。ただ今年は猛暑が長く続くという異常気象だったので、紅葉はあまり期待出来ないかもしれない。

CBIOからGYREへ

2023年11月03日 | 日記
10/31をもってCBIOがGNIの子会社北京コンチネントを統合子会社化し、CBIOがGyre Therapeutics,Inc.(GYRE)と名称変更し、CBIOを引き継ぐ形でNASDAQ上場を果たした。昨年から上海市場→深圳市場→香港市場と二転三転した北京コンチネントのIPOが、CBIOのヤドカリとも言うべき手法で、最も良い形のNASDAQ上場を実現した。


9/1のCBIOの株主総会の結果のお知らせで、
(今後の手続きに関しましては、CBIO取締役会の決議等が必要となるものがあります)とのIRが出てから、一切この件に関するIRが出なかった。そして株価も8/30の2400円の高値から下げ続けた。10月末がCBIOの米国証券取引委員会との上場維持期限だったので、進捗状況が気になっていた。3年前にアリババの傘下でアリペイなどを運用するフィンテック企業アントのIPOが中国の規制当局によって上場延期された。
北京コンチネントのNASDAQ上場に関しても規制がかかるのかとも思った。

それが10/24(火)のIRで、中国証券監督管理委員会から承認を受けましたと出た。9/1からこの日までのIR空白期間は、この承認待ちだったのだ。そして10/31にCBIOとの取引完了とのIRが出て、GYREのプレスリリースにも北京コンチネントとの統合と名称変更が出ていた。


この統合新規上場によりCBIOの株式は15:1に併合され新規上場基準を満たす事になる。
10/30の終値が0.51ドルなので15倍で7.6ドルになるという理屈だが、株数も1/15になっているので現時点では評価損状態だ。GNIが85%の株を持っているので、浮動株数が少なく、まだアメリカでの知名度も低いだろうから、値動きの予想もつかない。全ては来年第三相治験の完了が予定されているF351の結果次第だ。11/12アメリカの肝臓学会でF351のプレゼンをするらしいので、それがどれだけのインパクトをもたらすかだ。


この貼り付けたプレゼン資料は、10/31に急遽行われたメディアと機関投資家向けの説明会での資料だ。この説明会はZOOMでのオンライン説明会で、名前、メールアドレス、会社名、役職を書いて申し込むとリンクが送られてくる事になっていた。メディアでも機関投資家でもないが4年来のGNIの株主である事とCBIOの株主でもあることを書いて視聴希望のメールを出したが、なしのつぶてだった。ここのIRの貧弱さは前にも書いたが、チェンジのIR姿勢と対極だ。

ただこの説明会に出たアナリストのレポートがアップされた。ishareという会社で中小型株が専門らしいが、他の媒体では見たことがない。前にも2度レポートしているので内容的には目新しさはないが、レーティングをBuyで目標株価を5400円としている。買値の3倍だがCullgenの上場、F351のブロックバスターへの期待などでもう少し上の株価を狙っている。




今週は上期決算が始まり、トヨタの上方修正と最高益更新、中国経済減速により村田製作所、OMRON、FANUC、が減益決算となり明暗が分かれた。ニデックは最高益更新ながら中国での車載事業が赤字となり、あの強気の永盛会長が(中国一辺倒から欧米へシフト)との発言だ。同じ中国比率の高い部品メーカーのフェローテックの決算が気になるが、14日に発表だ。円安での押し上げ効果と見合いになるのか。

他の保有株の決算発表では、アンリツが通期減益予想ながらQ2の業績好調で31日に150円のストップ高となり、テクマトリックスも過去最高の増収増益決算で1日は187円高(13%)となった。日本電子は10日の決算発表を前に業績上方修正発表により、1日は619円高(14.7%)となった。来週はデジタルハーツ、日本電子、再来週はチェンジ、GNI、フェローテックと続く。

チェンジはふるさと納税が主事業なのでQ3に増収増益となるが、今回はイーガーディアンのTOBと第三者割当増資による子会社化の話がオンライン説明会でされるだろう。福留社長の株主に向き合う姿勢の2,3時間にわたる説明会には頭が下がり、応援したくなる。

一番関心があるのが9日のデジタルハーツの決算発表だが、その株価は右肩下がりで評価損状態だ。350億円の売上げで2本柱事業の片方をスピンオフするという身の丈知らずの計画発表が仇になった感じだ。この二つの事業内容が違うのであれば少しは理解できるのだが、ゲーム業界と一般会社と対象の違いだけで、同じソフトウェア検証でのスピンオフは市場の理解は得られないだろう。
SHIFTと同じ利益をと思った買いだったが、
(柳の下のどじょう)という事か。

FOMCは利上げを見送ったが、円安はどうなるか、財務省が為替介入しそうだが、どれだけ効果があるか?1ユーロ160円ではレストランで食事をする時に円環算したら驚きで食事が喉を通らないかもしれない。