一期一会

日々是好日な身辺雑記

「飛んでイスタンブール」

2015年06月07日 | 旅行


このタイトルを見て、直ぐあのメロディーが浮かんでくるのは、何歳位までの人だろう。
今朝は11:30発のイスタンブール行きの便に乗る為に8:00にチェックアウトし空港に向かう。



4泊した3っ星ホテル「ホテルローマ」は可も無く不可も無くの普通のホテルだった。
団体ツアー客の利用が多いらしく大型バスも何台か停まっていた。
TripAdvisorに日本人の口コミが多かったのもそのせいだろう。


ホテルから空港には10分位で行く近さだが、カミさんの買い物の消費税の払い戻しに時間がかかるだろう、
とのことで早めに出る。
インフォメーションが見つからないので空港関係者らしき人を捕まえ場所を聞く。そこに行くとチェックインしてから
と言われて向かうが、9:00オープンなのでそれまでCafeで朝食を摂って待つ。





チェックインカウンターで搭乗券を貰い、わたしのスーツケースは預けるがカミさんはまたスーツケースを引きながら申告窓口101番へ。
そこで承認を受け、スーツケースを預ける。そしてGlobalBlueと言われる窓口で払い戻しを受ける。この処理に1時間近く、ご苦労な事である。

アタテュルク空港には18時30分に到着するが、入国のPassport Controlの所が大変な混みようで、入国手続きに30分以上かかる。
空港からホテルまではタクシーで20分位で25ユーロだ。明日はトルコリラを引き出さねば。ユーロも使えるが高くつく。



チェックインしたエミネ スルタンホテルは、木造の小じんまりした4っ星ホテルだが、部屋まで小じんまりなのは期待外れだった。
このホテルのTripAdvisorでの口コミは最高のレベルで、日本人の口コミも多く、Booking comの評価ポイントも8.7と高かったので、
迷う事なく決めた。料金は決定基準オーバーなのだが。まぁブルーモスクやアヤソフィアまで徒歩で3,4分という好立地なので良しとしよう。



スーツケースを置いて夕食を取りに、アラスタバザールを通り、スルタンアフメット地区の広場に行く。
夕食は2010年9月に来た時に入ったキョフテ専門店に行く。キョフテは牛や羊の挽肉に玉ネギやスパイスを焼いたもので
、殆どのお客がこれだけを食べている。
歴史のある有名な店で、クリントン前大統領も来店した事があるらしく、前回来た時は写真が飾ってあった。
今日も非常に賑わっていた。

イスタンブールはスペインやリスボンと比べ、気温も低く、日の入りも早い。
またブルーモスクからは、礼拝の時を告げるアザーンの声が聞こえてくる。いかにもイスラムの国に来た感じである。






世界遺産シントラと最西端のロカ岬

2015年06月06日 | 旅行


今日6日(土)は世界遺産の町シントラとユーラシア大陸最西端のロカ岬に行ってきた。
ポルトガルのガイドブックは持ってきてないので、インターネットで情報収集をすると、
1日か1日半のコースと書いてあったので、7時半頃ホテルを出る。
いつものCafeで朝食をと思ったが、8時オープンで食べれず、シントラで摂る事に

シントラへは鉄道で1時間位なのだが、ホテル近くのローマ駅からは乗り換えで、待ち時間もありシントラ着が9:30だった。
世界遺産の町だけあり、多勢の観光客が駅に降り立つ。駅前から434番のバスに乗り、車内で循環バスのチケットを買う。
ロカ岬まで行ける1日乗り放題のパスが10ユーロであるが、シントラ観光にかかる時間が分からないので、買わない。





バスで行くと、山にそびえ立つムーアの城跡が見えてくる。7世紀頃にムーア人によって建てられたこの要塞はなかなかの威容だ。
シントラの3大観光ポイントはベーナ宮殿、ムーアの城跡と王宮で、一番奥にあるベーナ宮殿で下車。
そこで3ヶ所分の入場券を買う、58ユーロ。これまでの世界遺産巡りも、この日々の入場券支出が大きい。
外観を撮るだけという訳にもいかず、入場券を買い見学する。ただ、2度程ミサの最中で無料で入れたカテドラルがあった。





標高529mの山頂に立つペーナ宮殿は、バス停からさらに城の入り口までのバスが往復3ユーロである。
割引対象になったとは言え、脚力には自信があるので歩く。深い緑の中を歩くのは久し振りで気持ちが良い。
ペーナ宮殿は13ユーロと1番入場料が高いが、何やらディズニー風でそれ程でもなかった。1885年の建築というのもあるのか。







ペーナ宮殿からムーアの城跡までは歩いて8分位で、その城壁の長さは、かってのムーア人の栄華を偲ばせる。
ムーア人とは北西アフリカ大陸に住むイスラム教徒の呼称で、モロッコなどがそうだが、過去の栄華が何故衰退したのだろう。

ムーアの城跡からバスで移動した王宮は、ポルトガル王家の夏の離宮として、イスラム教徒が残した建物を、14世紀に
増改築したもので、イスラム様式やゴシック様式など多彩な建築様式が見られ、外観より内部の方が興味深かった。





シントラの3大見所を見終えた後は、バスで40分位の所にあるロカ岬へ。ここはユーラシア大陸の最西端にある岬で、
岬の先端に建つ石碑にはポルトガルの詩人の叙事詩の一節(ここに地終わり、海始まる)と書いてあるらしい。ポルトガル語なので分からない。




因みに、石碑の前に立つ女性はウチのカミさんではない。次から次へと石碑の前に立ちポーズを取るので、石碑だけを写せなかっただけ。
それにしても、最西端の地ロカ岬は風が強く寒かった。

ホテルには6時頃に戻る。そしてポルトガル最後の夕食は初日に行った魚介類のレストランへ。
ここの若いウエィターさんは完璧な英語を話し、我々の質問にも丁寧に的確に答えてくれる。
英語で書いてあってもどんな料理か分からない事があるのだ。
ポートワインについて聞いてみたら、甘過ぎるだろうとの事だったので止めた。







そして頼んだのは、白身の魚だというHAKEのボイルと、海老や蛤とトマトやポテトを煮込んだもの。
HAKEとは後で調べたら、スペイン語ではメルルーサーで鱈の一種だった。魚介類と野菜を煮込んだものはブイヤベースだろう。
これ以外に前回食べて美味しかったという蛸のサラダも頼む。全て美味しく満足の夕食だった。

そんなポルトガル滞在4日目も終わり、明日はいよいよ4年振りのイスタンブールである。
飛行時間は5時間で少し大変だが、海外旅行で昔行った所をもう一度訪ねるのも大きな楽しみだ。





「谷間の真珠」/オビドス

2015年06月05日 | 旅行


今日5日(金)はリスボンから高速バスで1時間のオビドスに行ってきた。
この町はローマ時代に海からの敵の侵入を防ぐ為の要塞が築かれた所で、城壁や水道橋も現存しており、
その美しさから(谷間の真珠)と呼ばれている人口800人の可愛いらしい町だ。





城壁内の町をゆっくり廻っても1時間半位で廻りきれてしまう。小さな町に教会が3つもあり、古代の雰囲気の残る町だ。





この辺はサクランボの名産地でもあり、そのサクランボを漬け込んだジンジャと呼ばれる果実酒が名物だ。
アルコール度数が20度位でワインより少し高く、それをチョコレートで作った小さなカップに入れて1ユーロで飲ませる。

そのオビドスから3時頃ホテルに戻り一休みした後で、地下鉄に乗りシアードというリスボンの中心地に行く。
カミさんがお土産用としてお目当の店があり、そこへ行く。ショッピングは最後になるので付き合う。

まだ次の訪問地イスタンブールでのショッピングにもカミさんは期待しているようで、
(デパートはあるの)との質問に、(イスラムの国だからスカーフ位しか無いよ)などと身も蓋もない事は言わない。
(西洋化された町だから当然あるよ)と答える。でも4年前にイスタンブールに5日間位滞在したが、
バックパック旅行だったので、新市街にはあまり行かなかったので良く分からない。





お土産の後は地下鉄に乗り、2つ先の駅にあるデパート(エル コンテ イングレス)に行く。このデパートはスペイン各地にある。
リスボンの(エル コンテ イングレス)に入って先ず驚いたのはトイレの表記があった事。マドリッドやスペインの店には無いのだ。
それは表記がではなく、実際にトイレが無いのである。ZARAも同じで、それが
昨日Jorgeさんから聞いた理由なら驚く。
またリスボンのこの店は新宿伊勢丹の倍位あり、カミさん曰く、スペインの店より洒落ていると。確かにその通りだ。





ただ、この店では驚き・感心するだけで特にお買い上げがなくて良かった
それから地下の食品売り場に移動。今日の夕食は、野菜不足なので惣菜を買いホテルの部屋で摂る事にする。
娘から頼まれていたポルトガル名物の干し鱈は大き過ぎてスーツケースには入らないので断念する。



ホテルに戻り、パエリヤ、ラザニア、ラタトゥイユ、人参の甘酢漬けと生ハム入りサンドウイッチで夕食を摂る。
飲み物は休肝日なのでペリエで我慢。いつもは8時過ぎからの食事なのだが、今日は部屋食なので早く済み、ノンビリだ。

本来はポルトガル名物のファドを聴きに行くつもりだったが、Jorgeさんに聞いたら始まるのが10時頃なので止める。
そこでiPhoneでファドの女王アマリア・ロドリゲスを聴いて過ごす。哀愁のある歌声で良いですよ。


リスボン観光

2015年06月05日 | 旅行


リスボン入りから一夜明けた昨日4日(木)、朝起きて気温を見たら15度になっていた。
メリダを発つ前にリスボンの気温を調べたら17度だったのは、1時間の時差があるので9時半頃だったのだろう。
日中の気温も27度位なので、メリダの35度と比べたら海風もあるし、過ごし易い。

地下鉄駅近くのCafeでクロワッサンとコーヒーで朝食を済ませる。
スペインのようなフランスパンに生ハムやサラミ、チーズを挟んだサンドイッチはない。
あれはスペインではよく食べていたが、飽きることはなかった。

知合いの女性から、リスボンに行ったら是非訪ねてと、レストランを紹介されていた。
出発前に彼女が店主とコンタクトし、色々とアレンジしてくれていた。
その彼女とは外資コンピューター会社時代に一緒に働き、よく新宿ゴールデン街などに飲みに行ってた仲だ。

現在某国立医科大学の大学院博士コースで学ぶ彼女が、学術視察でマドリッドと
リスボンに来た時に、その店主と知り合ったらしい。
マップを入手し、その店には昼食を食べに行こうという事にして、その前に路面電車でのリスボン観光をする。

その路面電車が出るエストレーラ聖堂へはタクシーで行く。リスボンは坂道が多く、これは歩いて廻るのは大変だと実感する。
見所の所で下車し見物したり、Cafeで名物のエッグタルトを食べたりしている内に昼になり、その店(FLOR DO DOQUE)へ向かう。ここへ行くのにもまた一苦労。

ようやく辿り着いた店は混んでいた。店主のJorge Vazさんは写真を彼女がメールしてくれてたので、すぐ分かった。
挨拶をすると笑顔で英語の挨拶が返ってきた。早速メニューで注文する。その日本語のメニューは知合いの女性が作ってあげたものらしい。
Jorgeさん、メニューへのカミさんの質問にも(それは時期がまだ早いからNot so good)だとか、お人柄が分かるような説明だった。




そこで鯵のグリルと、名物の干し鱈を頼む。それと彼女がオススメのホワイトワインのサングリアも。
その混み具合からも分かったが、味も量も申し分なく、大満足の昼食だった。食事中も、何かと声をかけてくれるJorgeさんだった。

食事を終えた後は、車でリスボンを案内してくれるとの申し出があり恐縮するが、
知合いの女性のアレンジメールにもその事があったので遠慮なくt受けさせてもらった。
そして半日主だった見所とツアーでは行けない所も案内してもらった。
息子さんと娘さんが23歳と20歳と言ってたので50代半ば位か。



人好きの人柄と聞いていたが、正しくその通りで、カミさんも日傘の話や、
スペインにはトイレが無かったがリスボンにはある、とかの話をしていた。
トイレに関するJorgeさんの答えは興味深かったがここでは書かない。



名所見物も良かったが、Jorgeさんとの話で知るポルトガルやリスボンの話が興味深かった。
年金の話しや若者の就職難の話があった。
その他にもファドの話や、映画「リスボンへ誘われて」で見た1970年代の無血革命の話など。楽しい一日だった。



この(FLOR OR DOQUE)はロッシオ広場の近くにあり、カジュアルな店なのでリスボンに行かれたら、寄ってみると良いと思う。



ポルトガル/リスボンへ

2015年06月04日 | 旅行


昨日6/3(水)はスペイン最後の町メリダ発13:55のバスに乗り、リスボンに向かう。
乗車する時に(リスボンまでどれくらいかかるか)と尋ねてもスペイン語なので分からない。トイレの関係で時間が気になるのだ。

このバスはマドリッドからで、既に7割位乗車していた。途中15:00頃にBadajozという町に停車すると、
英語で(何分止まるのか?)と男性の乗客が質問するが通じていない。バスに乗り込み運転手と話しをしていたバス会社の男性が、
(2minutes! Go ! Go!)と。日本の長距離バスのようにトイレが付いてたり、トイレ休憩がないのだ。

暫く走っていたら(リスボニア190)の標識があり、これなら大丈夫と一安心。
その後1回も止まらず17:30に到着。3時間半で着いたので、意外に速かった。
国境越えも特にチェックもユーロ圏内の移動はこのように簡単なのだ。

バスターミナルから地下鉄に乗り換えて、ホテルの最寄り駅Romaに向かう。
途中地下鉄も乗り換えるのだが、分からないでウロウロしていると、3人の中年男性が案内してくれた。
(Roma Station)のRomaだけは通じたようだ。
それとスーツケースを持って階段を下りていたらカミさんのを持ってくれた男性もいた。リスボンは親切な男性が多い。
そして無事ホテルにチェックインする。前にリスボンのホテルに適当なものがない、という事を書いたのでホテル選びについて一言。

この旅行中、ホテルは2日前位に次の訪問地の予約をしている。直前割引をしている予約サイトもあるので。
唯、日本を出る前にTripAdvisorで探した宿泊予定地のホテル候補リストは渡してある。
(探すとも、決めず)が長旅を上手く過ごす秘訣で、全てを仕切らない事が重要だ。
普段から仕切り過ぎの指摘を受けているが、ただ本人はこれをリーダーシップと思っているのだが。

今回の1ヶ月の旅ではホテル代が一番大きい。バックパック旅行をしてきた私のホテルへの要求は清潔であれば、というもの。
それでも今回は2ランク位上げたリストになっていて、具体的には1泊1万円以内で、TripAdvisorのレーティングの高いものだ。

(小じんまりしたホテルを)というのは、総じてそういうホテルの方がフロントの人が親切に色々教えてくれる。
コルドバでは具体的なレストラン名まで書いてくれ、そこのレストラン(PePe)が今までで一番良かったのだ。
その後のセビーリャ、ロンダ、フエンヒローラ、グラナダもその基準で選び、親切な対応で結果満足だった。
今回はスペイン語の国を廻っいるので、特にフロントの対応が重要だ。



3泊したマリダのホテルは4っ星だったが、その辺の対応がイマイチでカセレスへの行き帰りの電車の時間や、
帰りのバスの時間も分からなかった。他の対応もイマイチ。ホテルの星の数とサービスの内容は必ずしも一致しないのだ。

そこでリスボンのホテル探しの話だが、口コミのレーティングと1万円以内という基準に合うものがなかったのである。
そこで止むを得ず、無難なところでホリデーイン・コンチネンタルにしようかと思ったが15,600円と私の基準からすると高い。
最終的に選んだのが、日本人の口コミが多く無難そうな、この(ホテル ローマ)だ。
中心部ではないが地下鉄の駅にも近く便利だが、大型ホテルで部屋はエグゼグティブスィートツインで、
大型ソファが2つのリビング付きで今までで一番広い。但し料金も基準オーバーの一泊12,500円だ。

イスタンブールのホテルは日程が決まっていたので、日本を出る前に予約しておいた。ここは土地勘があるので、
ピンポイントでスルタンアフメット地区で基準ポイントに沿って選んだ。





チェックインの後、ホテル周りの散策がてら夕食を摂りに出かける。通りに賑わっているレストランに入ったら、
これが正解で蟹・海老・魚がショーケースに入った魚介類専門のレストランだった。
タコのサラダとそれぞれイサキとサーモンのグリルを頼んだが美味しかった。
ここ2,3日はスペイン料理にも若干飽き気味だったので、久し振りに満足する夕食という感じだった。