
12日からカミさんとカタール航空でロンドンに行ってきた。
羽田空港発の深夜便だったので、実際の出発は日付けが変わった13日(土)の01:00だった。
仕事を終えてから帰宅し、シャワーを浴び、オニギリと味噌汁で簡単に夕食を済ませ、
自宅から歩いて5分の駅前バス停から、20:10発の最終高速バスに乗るという慌ただしさだった。
羽田空港発のこの便の就航は6月18日だったが、チケットは4月に購入していた。
このチケット購入の経緯については下のブログに載せてある。
格安航空券ロンドン行き
カタール航空は1994年に運航開始され、機体も新しく、その機内サービスは イギリスのスカイトラックス社による
航空会社格付けで、五つ星の認定を受けているとのこと。ファーストクラスにおける評価だろうが、
エコノミークラス にもその片鱗が感じられた。搭乗すると最初に手拭きとキャンデーが配られる。
それから暫くして飲み物のワゴン車が来る。これにはジュース以外にビール、
ウィスキー、ウオッカ、ワインそしてシャンパンまであった。

その後の食事も、ドーハまでの往きの便では牛、魚以外に和食も用意されていた。
乗り換えたロンドン行きの便ではベジタリアン向けの食事もあった。
この食事がドーハまでの10時間の間に2回、乗り換えたロンドンまで2回出るので、
それぞれ1回はヨーグルトとフルーツだけとかコントロールしていた。
動かないのにそんなに出されても・・・という感じだ。
機内エンターテインメント機器も新しく、タッチパネル操作で、映画も100本以上あり
日本映画が5本、吹替え洋画が10本位ある。その中から往きは上戸彩、高良健吾主演の「武士の献立」、
帰りはイギリス映画「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」を観た。どちらもなかなか良かった。
「マリーゴールド・ホテル・・・」はイギリスから7人の熟年男女がそれぞれの思いを持って、インドのホテルに来る。
最初はその混沌さに圧倒されながらも、それぞれが新しい生き方を模索するというヒューマンタッチの作品だった。
観てない方にはオススメの一作である。
映画を観る以外には、今回の旅行から読み始めたジョン・ル・カレの「スマイリーと仲間たち」を読んでいた。
因みにスマイリー3部作の1作目「ティンカー・テイラー・ ソルジャー・スパイ」は3月のベトナム・カンボジア旅行中に読み終え、
2作目の「スクールボーイ閣下」は8月上旬から読み始め1ヶ月近くかかった。
機中では殆ど眠れなかったが、基本的に無理して寝ないことにしている。
2010年のトルコ・ギリシャ旅行以来の長時間飛行だったが 、それ程苦にならなかった。カミさんも意外と元気だった。
そんな初めて乗ったカタール航空だったが、いかにもイスラムの航空会社だと感じたのは、
フライングマップに機体の絵が出て、そこにイスラムの聖地メッカの方向が矢印で表示されるのだ。
ロンドンからの帰りの便には斜め向いの席にアラブ人らしき老人の男性がいたが、定期的に立ち上がり祈っていた。


10時間位のフライトでドーハに着き、近代的なハマド空港を見学する時間もなく、
すぐロンドン行きの便に乗り換え、8時間位のフライトでロンドン・ヒースロー空港に現地時間13時15分に着く。
入国手続きも意外とスムーズに済み、電車でロンドン・パディントン駅に向かう。
この電車はヒースローエクスプレスとヒースローコネクトという2種類あり、
時間が15分と28分とあまり違わないので安いコネクトの方で行く。


この日から4泊予約しているグランドプラザはパディントン駅から歩いて15分、
隣駅のベイズウォーター駅から歩いて3分という場所だったので、街並みを眺めながら
パディントン駅からスーツケースを引き、歩いて行くことにする。
グランドプラザはキッチンの付いたサービスアパートメントタイプのホテルで
Queens wayから200mほど入ったPrinces squareという場所にあり、周りには同じ6階建てのホテルやフラット、
教会が建ち並ぶ、閑静で綺麗な街並みの良い所だった。
チェックイン後、夕食にはまだ時間があったのでカミさんの提案で、
歩いて15分位のノッティングヒルにあるボートベロー・マーケットに行く。
アンティークではヨーロッパ最大規模のマーケットらしいが、特にどうということもなかった。

ホテルに戻り、夕食はQueenswayの通りに何軒もレストランがありこの日は中華レストラン「桃園」にした。
海鮮焼きそば、パーコーメンのようなチキンヌードル、空芯菜炒め、青島ビール1本で32ポンド。
1ポンド=178円で約\5,700円、やはりロンドンは物価が高い。
旅行中はどうしても野菜不足になるということで、せっかくキッチンが付いているので朝食は作ろうということになり、
スーパーマーケットのマークス&スペンサーで野菜、ヨーグルト、パンを買って帰る。
そして19時間の飛行機疲れもあり9時には消灯しベッドにはいる。