一期一会

日々是好日な身辺雑記

利上げ見送り

2015年09月18日 | 日記



予想通りFOMCは利上げを見送った。
5時に起きiPhoneで日経電子版を確認したのが上の写真だ。
予想外だったのが、利上げ見送りを受けアメリカの株価は上がると思っていたが、
NYダウは65ドル安となっていた。
TVをつけ(日経CNBC )や(モーニングサテライト)を見て分かったのは、
利上げ見送りが報じられてNYダウも200ドル近く上げたらしいが、
イエレン議長の記者会見での世界景気への懸念と、利上げ時期の不透明感が残り下落に転じたという事のようだ。
利上げ見送り発表時のNY証券取引所の瞬間的熱狂の映像も報じられていた。

今回の利上げに関する事前の予測シナリオは1、9月0.25%の利上げで年内なし
2、9月利上げなしで10月の利上げ示唆 3、年内(12月)の利上げ示唆だったが、
2とも3とも読み切れない記者会見だったらしい。

日経CNBCで見た記者会見では(10月には議長の記者会見はないが、それでも利上げするか?)との
記者の質問に(利上げする時は記者会見をする)と明確に答えていた。
10月にイエレン議長の記者会見がない事でシナリオ2を言うアナリストもいたが、流石に言質は与えない。

今回のFOMCメンバーにもマイナス金利説や年内利上げ見送り説もあるらしい。
最近のインドネシアやトルコ等の通貨下落をみると、アメリカの景気指標だけで
利上げの判断が出来ないし、世界経済に与える影響が大きいのだろう。
2,3日前から世銀総裁やラガルドIMF専務理事等の利上げ反対表明が続いていたので、
9月利上げ見送りは予測されたが、次の利上げ時期が分からない。
10月に発表される主な経済指標は無いので、10月の利上げは無いのだろう。



そんな事で「終わりのない推測を終わらせたい」が叶えられず、
不透明感が拭えずこれからも値動きの荒い相場が続くのだろう。

ボラティリティー(変動率)が高いという事は、それだけチャンスもあるという事だが、
その波に乗るのが難しい。
8月末に買った(スクリーンホールディングス)(サンケン電気)や、
9/7に買った(TOWA)を利上げ見送り・上げ相場を予測し、
利益確定売りをしようと思っていたが、寄り付きからの下げ相場でそれが出来なかった。
(TOWA)は今の値動きの荒い相場を象徴するような銘柄で、この3日間の値動きが凄い。

今日の日経に載った(投資部門別売買代金差額)を見ると、
先週は外国人売越が1兆円超となっている。
空売り比率も高くなってるので、買い戻しもあるだろうから次の波を待とう。

今日の日経平均は362円安の18,070.21円となり、保有銘柄で上がったのは(アンリツ)だけ。
中国の景気問題も先が見えないので、実態経済としての影響が日本企業の上期決算にどう出るかが気がかりだ。



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