今週は台風18号の影響による雨続きで、日課のジョギングも週一のテニスも出来ず、
家で本を読んでいる事が多かった。
前回書いた「秋月記」の後は、横山秀夫の「64」「半落ち」を読んだ。
そして今週は図書館にリクエストしていた本が手元になかったので、
カミさんが買って本棚にあったカズオ・イシグロの「わたしたちが孤児だったころ」を。
横山秀夫の2作は「秋月記」と同じように面白く一気に読めた。
どちらも警察モノだが、横山作品はそんなジャンルに関係なく、登場人物の人間味で
読ませるというところがある。「64」の題名となっている昭和64年に起きた幼児誘拐事件が
時効前に解決するという、その事件解決の筋立てに無理があると感じたが、
それに関係なく警察庁が絡んでの県警組織内の対立や、県警広報官と記者クラブの対立等を
軸として展開する話と、その一人一人の人物描写が群を抜いて面白く、読ませる。
どちらの作品も出版時に評判になり、映像化もされているので特にオススメするまでもないと思うが、
横山作品の中では「クライマーズハイ」と同じレベルの力作だった。
それでも最近のように雨降りで外出できず、家で本ばかり読んでいると、
なんか引きこもりのようで精神衛生上宜しくない。
まして時々チェックする株価がジェットコースターのような状況だったので尚更だ。
そして一昨日はテレビを観ていたら茨城県常総市の鬼怒川堤防の決壊現場が報じられていた。
午後2時頃にテレビを付けたら、屋根の上に避難していた二人が家と共に濁流に流されるという、
衝撃的が映像が映し出されていた。
電信柱にしがみ付き自衛隊ヘリの救助を待つ男性とか、濁流の凄まじい勢い等、TV画面に釘付けになっていた。
3・11東日本大震災の時にはタイ・カンボジア旅行中だったので、自然災害の恐ろしさをLive映像で見たのは初めてだった。
そんな台風18号も北上し、昨日は台風一過の快晴となり、早速久し振りのジョギングに出かける。
今月は青梅マラソン、横浜マラソン、所沢マラソンとそれぞれエントリーしたが肝心の走り込みが不足していて、
目標の月間200kmには遠く及ばない。
来週は天気も良くなるので走り込めるだろうし、16日には東京マラソンの抽選結果も出る。
それにしてもマラソン大会の参加費が高くなっている。
横浜マラソンは15,000円で、青梅マラソンも7,000円に値上がりした。
まぁ幹線道路を止めて行うわけだし、大会開催に関わるコストも大変だろうから仕方ないだろう。
東京オリンピックの新国立競技場やエンブレム問題で使った無駄金を考えたらどうということもない。
そんな事を考えながら走っていたら大きな蝉の声が耳に入ってくる。
今まで何気なく聞いていた蝉の声も、もうすぐ聞き納めかと思って聞いていたら、
4種類位の声があるのが分かった。一番大きく聞こえるのはミンミンゼミなのだが、
その他にもアブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシ等。
秋雨前線が覆っても、蝉が鳴いている間は夏なのだ。
そして今朝の地震にも驚いた!
いつも通り5時に起きて日経新聞を読んでいたら50分頃にグラグラと大きな揺れが来た。
我が家は10階建てマンションの8階なのだが、凄い揺れを感じた。
TVのニュース速報を見ると我が町は震度4だったらしいが、今まで体験した中では一番大きな揺れだった。
起きてきたカミさん曰く(3・11の時はこんなものじゃなかった)と。
今週は21年振りの1,343円高という日経平均の上げ幅があったり、
大雨洪水と地震があったりと、色々な事が起きた週だった。
来週はいよいよ17日(日本時間18日午前3時)にFOMCの結果が分かる。
ここで利上げが決定されるという読みの方が少ないようだが分からない。
不透明感解消の為にさっさと利上げしてほしいという気と,
9月利上げを見送られ、上期決算が出る10月末に売り逃げたいという気もする。
いづれにしても18日の朝には日経速報メールでFOMCの決定を知らせてくるだろう。