一期一会

日々是好日な身辺雑記

BBCニュース

2020年06月07日 | 雑記
新型コロナウィルス報道に関しては世界的な感染状況を知りたくて、NHK BSの毎朝6:00からの(ワールドニュース)、8:00からの(キャッチ!世界のトップニュース)を録画して見ている。主要各国のニュース番組なので早送りで関心の高いものだけを見れるので、時間の効率が良い。

16:00からのワールドニュースはPBSニュースとABCニュースというアメリカのニュース番組なので、トランプが大統領になってから見続けているが、6:00からのワールドニュースでは独ZDF、英BBCを見ている。どちらも非営利公共放送で、両国の代表的な報道機関がアメリカ政治・社会をどう見ているかが分かって興味深い。
新型コロナウィルス報道に加えて、この1週間ミネアポリスでの黒人男性ジョージ・フロイドさん暴行死事件や抗議デモについても、詳細に報道している。

この事件の理不尽さと、トランプの火に油を注ぐような発言が、抗議デモをアメリカだけでなく、イギリスやドイツなどにも拡がらせている。BBCニュースはテレビだけではなく、インターネット上でニュース記事が無料で見れるが、動画が貼り付けてあり、内容も充実している。

3日のこの事件の記事の動画では、カナダのトルドー首相が記者会見で(アメリカ大統領の言動について首相はコメントを控えてきたが、写真撮影する為に抗議する人たちに催涙ガスを使用して排除したがどう思うか)と記者から聞かれ、TVカメラを見据えて20秒沈黙し、その後でトランプの言動に直接触れる事なく、無難に回答した映像が載っている。

新型コロナウィルス、抗議デモに関するトランプの発言は、いつもに輪をかけた阿呆振りで只々呆れるばかりだが、日本のTVや新聞でも報じられているが、BBCニュースの視点は少し違う。下の写真はインターネット上のBBCニュースに貼り付けてある動画で、(トランプ支持者に聞く 大統領のパンデミック対策をどう思う?)というタイトルが付き、3人のトランプ支持者にインタビューした映像を載せている。




  こんな阿呆振りや抗議デモへの発言を見ても、2人はトランプ支持で、よくやっているという評価なのが理解不能だ。ただトランプ支持者だった白人中年男性は反トランプになった。
こんな映像入りニュースが無料で見れるのがBBCニュース・オンラインの素晴らしいところだ。マティス前国防長官のトランプ批判についても日経新聞より詳しく載せていた。

今日、民主党大統領候補にバイデンが決まった事をBBCニュース・オンラインで報じていたが、さて11月の大統領選はどうなるか。各種世論調査ではバイデンがリードしているらしいが、このアホ大統領を相手に若干のリードである事が心もとない。
トランプからはSleepy Joeと揶揄されているが、TV討論になった時に何でもありのこのインチキ男に対抗できるのか。そのエネルギーが感じられない。

その年齢から2期8年の大統領職は考えにくいので、次の大統領としての副大統領候補とセットで選挙戦を戦うのがベストだろう。その副大統領候補には上院議員のカマラ・ハリスが最適だと思うがどうだろう。この人は2018年のボストン旅行中にトランプが指名した最高裁判事カバノーの公聴会のニュースが連日CNNで放送され、彼女の厳しい追及の様子を見ていた。ガラスの天井を破ってアメリカにも女性大統領が誕生しても良い頃だろう。

今回のパンデミックへの対応を見ても、独メルケル首相、蔡英文総統、ニュージーランドのアーダーン首相と女性のリーダーの方が決断力と実行力があるのが証明されただろう。
それに比べ、類は友を呼ぶとも言うべきか、トランプを尊敬すると言うブラジルのボルソナーロのように、マッチョ振りをひけらかすリーダーを持った国民は不幸だ。
感染者数世界1位と2位のアメリカとブラジルの悲惨なパンデミックの状況のある部分は、無責任で無能なトップリーダーがもたらした人災だ。

メルケルはトランプの6月G7ワシントン開催に欠席の意向を表明していたが、ドナルドとの関係からか、帰国後の2週間の自主隔離も厭わず、いの一番で参加表明をしたシンゾー総理どうしちゃったんだろう。トランプは11月の大統領選に向けて、あらゆる事を再選の材料に使うだろうから、選挙戦のお先棒担ぎだけは止めてほしいものだ。
そういえばアベノマスクはまだ届かない。