一期一会

日々是好日な身辺雑記

緊急事態宣言下のGW

2020年05月02日 | 日記
GW入りの今日2日(土)は文字通り五月晴れの好天となった。GWとトランプは何の関係も無いが、今週もこの男のお騒がせが際立っていたのでトップ写真にした。

非常事態宣言による外出自粛で、新緑の日帰り登山にも行けないので、その鬱憤を晴らすように、今朝はNHK BSの朝ドラ(はね駒)を見てから直ぐに家を出て、八国山から多摩湖、狭山湖から西武球場と歩いてきた。(はね駒)は斉藤由貴が主人公の明治初期が舞台のドラマで、1986年の放送されたものの再放送だが、当時は見てなかったがなかなか面白く、毎朝見ている。

八国山は山と言っても埼玉と東京の境にある丘陵で、宮崎駿監督「となりのトトロ」のモデルになった所で、家から歩いて25分くらいで行ける。宮崎駿氏はわが町に住んでいる。散歩中の氏を何度か見かけた事があり、市の雑木林の保存活動にも取り組んでおり、八国山から狭山湖にかけては(トトロの森)と呼ばれる雑木林が点在している。

2kmくらいの尾根道は朝の早い時間だったせいか人もまばらで、新緑の樹々と鳥のさえずりの中を歩くのは気持ちが良かった。
西武遊園地までは歩き、多摩湖自転車道に出てから走り、狭山不動尊から狭山湖に廻って西武球場前駅に着いたら9:45。
この時期の新緑の登山には及ばないが、少しは巣ごもり生活の鬱憤ばらしにはなった。











図書館休館の中での巣ごもり生活と新型コロナウィルス報道でTVを見る時間も増えたが、民放のワイドショーやバラエティ、ドラマは見ないので、NHKやNHK BSを見る事が多い。
今週は13:00からのプレミアムドラマで(ゴッドファーザー)を観たが、映画、DVD、TV放送と何回観ても、マーロン・ブランドとアル・パチーノの演技が光る名作だ。
そして今日の日経朝刊の別刷りで来週の番組表を見たら、同じプレミアムドラマで(ドクトル・ジバゴ)が5日の放送に載っていた。この映画も何回も観ているが、YouTubeでララのテーマを聴いて、GW中にDVDを借りようと思っていたところだった。
ロシア革命の激動の時代を描いたこの映画は、今まで観た映画の中でのベスト5に入る名作だ。

そしてNHKのドキュメンタリーでは29日の(JFK暗殺)でキューバ危機のケネディ、30日のアナザーストーリーズで9.11同時多発テロのブッシュと、危機対応時のアメリカ大統領について考えさせれる良質の番組だった。

ベトナム戦争以上の死亡者数で、第二次世界大戦後最大の危機パンデミックの大統領がトランプだという事がアメリカ国民にとって最悪の巡り合わせだ。
アホだ、アホだと思っていたが、先週末の(消毒液注射発言)には開いた口が塞がらなかった。そしてこの失言から目を逸らさせる為か、持ち出したのが中国への責任転化論で、新型コロナウィルスは中国が意図的に拡散したかもしれないとの発言。アメリカの情報機関を統括する国家情報官室が新型コロナウィルスについて(人口でも遺伝子組み換えされたものでもない)と声明を出したが、ここまで来ると殆ど病気だ。

連日の記者会見は選挙運動の位置付けで、話題になれば良いとでも思ってるのかと疑ってしまうくらい、嘘と科学的根拠に基づかないいい加減な発言が多い。

他にも金正恩から美しい手紙を貰ったとツイートし、自分が大統領でなかったら戦争になってただろう、オバマは北朝鮮訪問を断られたとツイートし、そんな手紙は送ってないと北朝鮮当局から否定される始末だ。
ニューヨークのクオモ知事のLive記者会見を見てツイートしたら、それを記者から知らされたクオモ知事がすかさず(TVを見る時間があるなら、仕事をしてくれ)と返したが、こうなるとまるで漫画だ。

今日の日経電子版によると、あまりの失言の多さにか、新大統領報道官にマクナニーという女性が任命され1年2ヶ月ぶりの会見を開いた。前任のステファニー・グリシャム氏は在任中に一度も会見を開かなかったし、今度も(俺が、俺が)のトランプが報道官を兼務するのだろう。
なにせ自己愛と自己顕示欲の強いトランプだから。



外出自粛宣言も1ヶ月延長されるようだし、巣籠もり生活にストレスを感じ始めているので、何か囲碁対局やテニスに代わる楽しみを見つけないといけない。
5月という最も季節の良いこの時期に合ったものを。
秩父からは(来ないで下さい)のお願いも出ているので、日帰り登山の人気の山は無理なので、早朝出発のガイドブックには載ってない、人と出会わないバリエーションルートを地図で見つけ、低山をトレイルラン的に登る山を検討してみよう。