一期一会

日々是好日な身辺雑記

こどもの日

2020年05月05日 | 日記
緊急事態宣言の今月末までの延長が安倍総理より発表された。
NHKでその発表を見ていたが、どのような条件下でこの事態が解除されるのかが伝わってこなかった。疫病問題から医療体制の問題、そして失業、倒産等の経済問題へと広がってくるので、この一ヶ月だけの話でもない。
我が市も埼玉県下で1番の感染者数になってしまった。2ヶ所の病院が院内感染でクラスター化したのが原因だ。そんな状況で出来る事は、気を緩めずに外出自粛でStay Homeをするしかない。

延長を機に日課のジョギングも、朝食前の早朝に切り替えたが、昨日は小雨模様の天気で走れなかった。
今朝は5時に配達される日経新聞を読んで5時半に家を出て、歩いて20分の周回コースのある航空公園に向かった。その公園の芝桜、菜の花の脇の花畑には矢車草が咲いていた。
そしてこの1ヶ月の延長期間に何か有意義な結果を残そうと思い、ジョギング200kmの目標を立てた。周回コースでは飽きてしまいLSDにならないので、今日も2kmを一周し公園を出た後は、特にルートを決めず雑木林や霊園と、人と出会わないコースを1時間くらい走って公園に戻り、スクワットやストレッチをやって帰宅し、シャワー浴びてから
録画しておいたNHK朝ドラを見ながら朝食を取ったが、いつもより3時間遅い朝食だ。











今日は祝日のこどもの日だが、昨日我が家に待望の初孫が生まれた。4日前から入院していたが、新型コロナウィルス下で息子も入院前の検査時から病院には入れず、入院してからもLineでのやり取りだったらしい。一昨日に息子から出産予定の連絡があったので、昨日は買い物にも行かず、無事出産の連絡を待った。

昼前に分娩室に入るとのLineでの連絡があったと、息子から電話があった。
それからなかなか連絡が来ず、心配性のカミさんはそわそわと落ち着かない様子。
息子も自宅で病院からの連絡を待っているので、条件は同じだった。
(どうしたんだろう)とカミさんの心配がピークに達した16時に息子から無事出産の電話があった。それも病院から電話がないので、息子が確認の電話をしたら14:30に産まれたとの説明だったらしい。その確認をしても息子は病院に入れないので面会は出来ない。
無事出産の知らせを聞いて、カミさんが赤飯を炊き、ワインで祝杯をあげた。

そして今日夕方息子から写真がメールで送られてきた。これも息子が撮ったものではなく、
カメラを預け病院の人に撮ってもらったものを回収してきたらしい。
息子も退院までは母子に面会できず、当然ながらこの新型コロナウィルス感染状況が落ち着くまでは我々も息子の家には行かないつもりだ。

そんな状況下で、送られてきた男の子の写真を見て、喜びと初孫誕生の実感が湧いた。
目を開け、カメラを見つめる写真から一つの人格を感じ、感動した。

今、我が家に飾ってある兜は息子の初節句に亡父が買ってくれたもので、息子を可愛がり(大学生になる頃までは生きていたい)が口癖だった。その願いは叶ったが大学三年生の時に膵臓ガンで亡くなった。その時に兄が遺影に選んだのは、息子と一緒に写った写真を拡大したものだ。
そんな亡父の思いを継ないで行きたいと思い、息子に兜を受け取ってもらう事にした。

新型コロナウィルスの世界中での感染拡大という大変な時期に生まれた子だが、無事健康に育ってほしいものだ。それ以上の望みはない。