一期一会

日々是好日な身辺雑記

LCC バニラエアで台湾へ

2018年06月29日 | 旅行


今日は3度目となる台湾へ、ANAのLCC であるバニラエアでやって来た。
最初の台湾旅行はカミさんと2009年の8/9から8/14で、出発前日に高雄に台風が上陸し、
死者500名という大災害となった時だったが、台北への旅行で直接的な影響はなかった。
2度目は2011年のあの東日本大震災の前日に羽田を発ち、台北乗り換えでタイ、カンボジア旅行をした時の帰りの便が、
福島原発事故の影響で飛ばなくなり台北に一泊の足止めをくった時で、2度とも自然災害がらみだったので記憶に残っている。
今回は先月ANA からマイレージの有効期限切れ予告メールを貰い、思いがけない一人での台湾旅行となった。
前がそんな状況だったのと、マイレージを使ってのエアチケットだったので、のんびりと12日間の台湾一周鉄道旅という事になった。
この時期の熱帯地方台湾旅行なので、荷物は必要最小限の衣類と本だけにして、機内持ち込み用として30ℓザックとセカンドバッグした。
LCC は機内持ち込み7kg までという制限があるので、本は一冊にしようかと思ったが、
一人旅は時間だけはたっぷりあるので、下の写真三冊と囲碁の本、地球の歩き方を持ってきた。





「株で勝つ」は株式投資のバイブルとも言われているが、昨年買ったまま積ん読状態だったので細切れ時間用として持ってきた。
「十五の夏」は図書館に予約しておいたのが昨日届き、貸出し期限が12日までだったので持ってきた。
中公新書「台湾」は司馬遼太郎の「台湾紀行」でふれられていた本でAmazonの中古本で買ったのが2日前に届いた。
このようにそれぞれ持ってくる理由があったのだが、チェックイン時に重量計測したら8kg と重量オーバーしており、
カウンターの女性に帰りには荷物を増やさないように言われた。
LCCはエアアジアを何回か利用しており、いつも機内持ち込みにしているが、重量計測はメインのザックだけだったが、
バニラエアはセカンドバッグも含めて7kgという制限で、大きめのセカンドバッグに本を入れてきた意味が無かった。
先日GW中に台湾旅行に行ってきた息子夫婦がお茶などのお土産を持ってきたので、今回は特にお土産もいらないだろう。

成田を10:40に発ったバニラエア便は3時間で台湾の桃園国際空港に着いた。
30分ほどかかって入国手続きを済ませ、先ずはATMで10,000台湾ドルのキャッシングをする。
現金を使うのは交通費と食事代くらいだろうが、この約36,000円のキャッシングで間に合うか?
キャッシングの単位は10,000台湾ドルと20,000台湾ドルの2種類だった。
他の国ではもっと細かくキャッシング単位があったと思うが、台湾ドルが余っても使う機会がないだろう。
出張で台湾にも来るという息子にでもあげるか。そう言えば先日来た時に台湾南部では英語も日本語も
通じないけど大丈夫かと言っていたが、目と耳と口はついているので何とかなるだろう。
息子は週2回授業料会社負担で中国語の学校に行ってるらしいが、北京語と台湾語はどのくらい違うのか。

空港からはバスに15分乗り、30台湾ドルで新幹線の高速鉄道・桃園駅へ。因みに台湾ドルに3.6をかけると日本円になる。
空港からは殆どの人がMRTやバスで台北に行くので、高速鉄道の桃園駅行きバスに乗る人は旅行者ではいなかった。
今回は桃園駅から嘉義、台南、高雄と南下し、東海岸側を花蓮、基隆と北上し台湾を一周するというプランで、
今日、明日は台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の舞台となった嘉義に2泊する。
KANO(かのう)とは日本統治時代の嘉義農林学校を日本語読みした当時の呼び名で、台湾で大ヒットした映画だ。
嘉義までの新幹線料金は920台湾ドルだ。



14:43に桃園駅を出発した新幹線は途中新化、台中と停車し、15:48に高速鉄道・嘉義駅に着く。
そこからは新幹線のチケットを持っている人は無料となるバスに25分程乗って台湾鉄道の嘉義駅に行くのだが、
そのバスが来るまで停留所で10分ほど待っていたが、とにかく立ちくらみしそうな暑さだ。
嘉義は北回帰線の位置にあり、ここより南は緯度上の熱帯地方になるので、日毎に暑くなりそうだ。
台湾鉄道・嘉義駅から中山路を真っ直ぐ15分ほど歩いた交差点の中央噴水池には甲子園準優勝の立役者、
呉明捷投手の像が立っている。

そこから10分程歩いてチェックインしたチアイーメゾンデシンホテルはBooking.comで4つ星ホテルとなっており、
2泊で17,800円だが日本のホテルと比べると部屋も広く清潔で快適だ。


 






19時頃から夜市に出かけ、ホテルフロントから貰ったおススメの店Mapから(噴水鶏肉飯)という店で、
嘉義名物だという七面鳥の蒸し肉を細く切ってタレをかけた鶏肉飯と、青菜の炒め物と肉団子のスープを取った。
(暑い時は熱いものを)という養生訓からビール抜きの夕食だ。3品で100台湾ドル、約360円と安かった。
その店の近くに列をなしている(御香屋)というお茶の店があったので、そこでミルクティーを買い、ホテルに戻り飲んだ。
明日はバスに2時間半乗り、高山烏龍茶の産地として有名な阿里山に行く予定だ、