20日(木)はカミさんと我が町のショッピングモール内のTジョイエミテラスで阿部寛主演の「ショータイムセブン」を観てきた。
この映画はジムでクロストレーナーをやりながら見たタレントLiLiCoの映画紹介で知った。なかなか面白そうだったので、シネコンのTジョイエミテラスで調べたら上映していた。ここは昨年9月にオープンした商業施設エミテラス内にあり、12スクリーン、1872席なので封切り映画が観れる。好みのヨーロッパ小作品の上映という点では微妙だが、なにせ家から歩いて10分という距離なので、最近の寒さからすると絶好の映画館ではある。
上映スケジュールが9:30〜、13:30〜、18:10〜だったが私の午前中のジム通いとカミさんの午後の習い事の関係から18:10〜となった。終了が20:00なので簡単に夕食を済ませようと、1Fのフードコートでカミさんが焼きソバ、私がラーメンとなった。前回12月に「正体」を観た時は18:30終了で、その時もフードコートで牛肉フォーとラーメンの夕食だった。毎日服用する肝臓の薬が食後3時間を空ける必要があり、早寝の習慣から18:30頃には夕食を済ませている。
そして映画の方は150席ある中で我々以外には2人だけだったが、これで経営が成り立つのか?書店不況が言われるが映画もNetflixなどの影響を受けているのだろうか?
やはり映画はレンタルビデオや配信映画をテレビ画面で観るものではなく、映画館で観るべきものだ。

その「ショータイムセブン」はLiLiCoのオススメ通り面白かった。
「午後7時、ラジオ局に一本の電話があり、その後で発電所で爆発事件が起こる。電話をかけてきた犯人が交渉人として、ラジオ局に左遷された国民的ニュース番組「ショータイム7」の元キャスター•折本(阿部寛)を指名する。これを番組復帰のチャンスと考えた折本は生放送中の「ショータイム7」に乗り込み、自らキャスターを務めて犯人との生中継を強行する。しかしそのスタジオにも爆弾が設置されていた。自身のすべての発言が生死を分ける極限状態に追い込まれた折本の姿は、リアルタイムで国民に拡散されていく。」 〜映画.COMあらすじより〜
番組で折本と爆発犯が交渉する中で、何故発電所を爆発したのか、政権党(自由党と言ってたか)と電力会社との癒着、爆発犯の総理が番組に出演しての謝罪要求理由、何故交渉人として折本に電話をし指名したのか、テレビの人気キャスターだった折本が何故左遷されラジオ番組のキャスターとなったのか、等々の何故がスピーディーな展開の中で明らかになってくる。「ショータイム7」の視聴率第一主義のプロデューサーとして吉田鋼太郎、折本の盟友である記者・伊東を井川遥が演じている。
スピーディーな展開と印象的なラストシーンに、原作は誰だろうと調べたらこの映画は2013年制作の韓国映画「テロ、ライブ」のリメイク版だった。エンターテイメント分野での韓国の世界的な躍進が言われて久しいが、日本映画が韓国映画のリメイク版を作るまでになったのだと思った。K-popや韓流ドラマは関心はないが、韓国の名優ソン•ガンホの主演映画「パラサイト」、「ベイビー•ブローカー」、「タクシー運転手」、「弁護人」は観ているがいづれも考えさせられる映画だった。
次に観たい映画は今月末に封切られるボブ•ディランを描いた「名もなき者」だが、Tジョイエミテラスで封切り上映されるかは分からない。どちらにしてもボブ•ディランはカミさんの関心外だと思うので、ジムもテニスも無い好きな時間に行ける。